K氏のこと

2011-10-20 15:06:00 | Weblog
その昔、店舗が火事になり全焼してしまった経験がある。  
前後策もないまま焼け残った道具の跡かたずけで時間を過ごしていたが、いろいろな
お客様が心配し、尋ねて来てくださったり、電話をくださったり、お手紙をくださっ
たりした。 このことは予想をしていなかっただけに大変な驚きと感動だった。
 
中でもK氏はいつも笑顔を絶やさず近くまで来たから、といっては営業の途中に
良く立ち寄ってくれた。 
わずかな時間でも声をかけ、世間話に興じたり、時には、お客様からお菓子を頂いた
から一緒にお茶を、とひと時を楽しんでくれたりした。 
また近くの菖蒲池では今が見ごろだから見に行きましょう、と車で誘いにきて
くれたこともある。
家にこもった私を誘い出そうとの気使いがよく伝わってきて有難かった。
 
その後の店舗の再開の決断に多くのお客様方とこのK氏の心づかいが
大きな後押しとなったのは確かである。 
そして開店を一番喜んでくれたのもまたK氏だった。仕事の都合で遠隔地に
行ってしまわれたが 今でも仕事で10年に一度、大牟田に来られるが必ず顔を
出してくれる。 
時間がなくて、とたった5分ほどの時もあるがその心づかいが嬉しい。
今日、知人から思いがけずK氏の消息を聞いてあの優しい人柄と風貌を懐かしく
思い出している。

あるピア二ストのコンサート

2011-10-20 15:03:13 | Weblog
この秋、たった二人で作っている「サロン未来塾」で、あるピア二ストのコンサート
を予定していた。
当初、春を予定していたのだがパートナーも私も忙しさに追われ、のびのびに
なっていた。 実際はもっと前、作年の暮れにイメージはしていたのだったが・・。  
現在も相変わらず二人とも忙しくてとうとうこの秋もこのコンサートの実現は難しく
なった。
長く海外の生活を続け、想像を絶する特異な経験を持ちながら持ち前の明るさで
ひたすら前向きに生きてきた人である。 この人のピアノを聞きたい、と思う。
パートナーも気持ちは変らないようなので年が明けたら何とか時間を作らねば。 
気にかかるピアニストである。

秋の十日市

2011-10-20 15:01:31 | Weblog
外は雨模様。日本フイルスタッフ全員で先日の残りのチケット作りを終了させた。
次回はいよいよプレイガイドと先行予約のチケットの整理と準備をしなければ
ならない。
10月10日はこの商店街の恒例の十日市があった。
連休だったこともあり出店数はあまり多くはなかったが郊外は相当人が多かった
ようだ。
秋という最高の季節に合わせ、商店街の中も郊外もいろいろと催しものの企画が
多かったそうだが、このコーヒー店も恒例の「耳にも美味しいティータイム」という
十日市コンサートをした。 
今回は「秋」をテーマにしたピアノの連弾によるコンサート。
素敵なプログラムと親しみやすい解説がピアノの連弾コンサートをよりいっそう
華やかにしてくれた。 「十日市というマーケット」の中のコンサートという
位置付けにふさわしいこの企画は大牟田音楽家協会の主催による。
買い物客や一般の方々に気軽にクラシックの名曲を楽しんでいただくのが目的。
さまざまな音楽のマーケットを楽しんで欲しいと思う。

柿日和に奔走する日々!

2011-10-15 10:26:47 | Weblog
日本フイルの久留米公演はなくなったが多くの久留米市民が大牟田に聞きに来て
下さっている。  
日本フイルを応援してくださる久留米のスポンサー「特別会員」も欠けることなく
引き続き継続してくださっているので東京のK女史と大牟田のスタッフで毎年、
ご挨拶に伺っている。今月7日をその予定にしていたのだが不都合が
生じてしまった。改めて訪問の日を設定し直さなければならない。
同じ日、事務局ではチケット作成を始めた。1日では到底無理なのであと1日
で準備を終え、先行予約の分を先ず取り分け、プレイガイドに預ける分の
振り分けをしなければならない

同じ日、スタッフ全員と11月13日(日・夜)のディナーコンサートの会場となる
ホテル・セキアの担当者とで打ち合わせ。  
一方では11月13日(日・昼)大木町のコンサートに出演する日本フイル弦楽四重
奏団はこの日、4人が各地からばらばらに集合することになっているため地理
不案内の中をどうやって会場まで案内するかが課題。
大牟田のスタッフだけでは対応は不可能なので主催者側の大木町・教育委員会と
詰め、の話をしなければならない。
この10月後半から11月中旬のコンサートまで1ヶ月間は相当忙しくなりそうで
ある。


日本フイル九州公演を応援してくださる方々への挨拶に 近郊の各市をまわる!

2011-10-11 15:07:44 | Weblog
9月末にコンサート案内の発送作業をしたがお客様に届くのがかなり遅れて
いる。 もともと準備の遅れがあった上、普通郵便と違ってメール便を使うため、
倍の日数がかかる。
もっと日程に余裕をとって来年からはしっかりと注意しなければならない。

日本フイル九州公演のオーケストラ文化を支えてくださっている「特別会員」の
皆様の所へ来年もどうぞよろしくとご挨拶するため、10月6日(木)は大川市、
柳川市、みやま市、大牟田市内、を順に回った。 
日本フイル九州担当のK女史を迎えるために正午12時に駅へ。
大牟田のスタッフOさんと計3人でスタートして予定の17箇所を回り6時に
戻ってきた。 昼食もお茶の時間も取らずご挨拶に時間をかけて回ったが、
例年より早めに終了した。
明日は久留米方面を回る予定である。
直接お会い出来た皆様方はいずれも快く応対して下さったが有難いことである。

あの原発のお膝元、福島の出身で東京在住のK女史は九州に入ってくると人々の
表情が明るく、空気も優しいという。
水害の被害でご実家も手入れをしながら何とか日々、過ごしている状態だと言うが、
原発の問題も含め明日の見えない生活は何より辛いとも。
関東ではあの震災以来、スポンサー企業の撤退、縮小が相次いでいるとは知って
いたが、あらゆる分野に影響が波及している状況は優に想像が付く。 
九州との空気の違いを感じるという言葉に胸を衝かれてしまった。 
今回の日本フイルを応援してくださる方々への挨拶周りではその暖かさと励ましを
より以上に強く実感したに違いない。

日本フィル九州公演 大牟田文化会館 先行予約受付中! 

2011-10-09 14:48:30 | Weblog
10月に入るとさすがにはっきりと季節が違う。日本フイルの会議で福岡に出た。
ビルの中はまだ冷房が必要だが外は少し厚手の上着を必要とする。

今年からチケットの発売が1ヶ月早くなった。
10月1日から 10月20日まで 先行予約受付中!
プレイガイドの一般発売は 11月1日から。

     プログラム
  1 ドヴォルザーク 交響曲 第8番
  2 ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」
  3 ラヴェル    ボレロ
     ピアノ  小川 典子   指揮  大友 直人

  今や中堅の実力派ピアニスト、小川典子さんのピアノは超お勧め。
  ドヴォルザークの8番は特に好きな曲だ。個人的には9番の「新世界」と
  どちらが?と言えないくらいいつも迷う。
  昨日、NHKテレビで「新世界」を見、聞いたがやはりいい曲である。
  いつ聴いても名曲だと思う。
  「ボレロ」は20年ぶりということもあってこちらの思い入れも強い。
  これについては掛橋(トロンヴオーン奏者)さんの「愉快な楽器学講座」を
  予定しているので「ボレロの音楽の魔術」を楽しんで欲しい。