hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

シンコペーションに

2016-10-16 00:03:12 | 日常
この数日ですっかり秋の陽気になって、それに伴い、帰りの電車内でドヴォルザークを聴きたい気分だ。

スマートフォンのプレイリストには8番、新世界が2つ、チェロ協奏曲と弦楽セレナーデが回っており、最近では尚美や東京音大からでは8番と新世界が全楽章、洗足からなら新世界全楽章とチェロ協奏曲の第2楽章の途中で家の最寄り駅に到着する。

今日、楽譜を確認したくなって楽譜棚を見まわしたが、子供の頃から使っていた新世界のポケットスコアが無くなっていることに気がついた。
実家にあるのか、はたまた引っ越しの際に仕分けてしまったのか、亡き父から引き継いだものだけに大きくうな垂れた。


新世界の第4楽章では、これまでの主題がしみじみと回想されて、特に終盤、写真のフルートとオーボエの奏でる旋律は感涙を誘うが、しかしそのすぐ後、同じフルートがなんともポップな伴奏へと役割転換するギャップに笑いそうになってしまう。