浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2020-01-10 00:20:33 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~


                  講演 十四

「正しく仕事をなし」

先の続き・・・

幼い赤ちゃんはいくら見ていても飽きのこない何ともいえない
安らかな良い顔をしています。
心が曇っていないから顔が綺麗なのです。

目は心の窓といいますが、心が曇ってくると目もどんよりしてきます。
私の目は寝不足でございますけど、目がだんだん汚くなってきます。
世の中には不思議なことがあって、人間に、霊が取り付いている場合、
目の玉が死んだ魚のようになっている人がいます。

目に鱗がついたようになっていますが、不思議なもので、
ついている霊をお救いしたとたんにその方の目は綺麗になります。

去年の暮のことですが、
静岡である赤ちゃんがこのままでいけば半身不随で
一生下の世話をしなくてはいけない、
大手術をしても治るかどうか分からないということで、
何とか治して下さいという連絡があって、寄せていただきました。

生まれて一カ月の赤ちゃんが手を出されて合掌されたのです。
おばちゃんもお母さんも泣いて
「こんな赤ちゃんが合掌して・・・」と言って感激されました。
生後一カ月の赤ちゃんが抱かれて、
小さい手で合掌される姿を見せていただくと、人は神の子であり、
人の心の中には仏性、神の心が宿って下さっていることを
目の当たりにさせていただく思いがしました。


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「御垂訓」

2020-01-10 00:15:03 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~


            講演 十四

「正しく仕事をなし」

先の続き・・・

ある所で、仕事についてのお話をさせてもらいましたが、
ある方が「このせちがらい世の中で、
そんなことをいっていては生きていけません」とおっしゃったのです。

しかしそんなことはありません。
会社や企業にサラリーマンとして勤めたとします。
企業というのは大きくならなければいけないという
業(カルマ)を持っていて、潰してはならず、
利益を上げなくてはならず、そうでなければ企業として成り立ちません。

また企業というのは人材をもって成り立っています。
いくらコンピューターが発達しても、それを使う優秀な人材が必要です。
企業の上の方は社員をずっと見ています。
下から上を見てもよく見えませんが、上から下を見るとよく見えます。
そして陰日向なく一生懸命働いている人は会社のためになる、
あれなら大丈夫だと上のポストに引き上げます。

すばらしい人材というのは、どこにでも必要なものです。
主婦は家族のために「生きさせていただいている
ご恩返しをさせてもらうのだ」と思って、
ご馳走を作り洗濯をさせていただくのです。
仕事というのは、お金儲けのためにだけするものではないということを
はっきりと知りたいと思います。

いくら時代が変わり環境が変わっても、
ほんとうの真理というものは変わらないものです。
お日様が西のほうから上がってこられることはありませんし、
水は低い所から高い所へは流れません。

人間は必ず歳をとっていきます。
花開く前はいちばん美しい時であり、
今、花の盛りの十七、八歳は男も女も美しいです。
しかし五十年、六十年も過ぎますと、顔も見るのも恐ろしいなあという
顔に変わっていく場合もあります。

正法を勉強なさっている方は、いくら歳をとってもすばらしく
綺麗な顔をなさっていますのは、心に安らぎがあるからです。
法に縁なく歳をとっていきますと、
終わりにはお化けのような顔になっていく方もあります。
なぜかというと、歳と共に過ちを繰り返し、罪を積んでいくからです。


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