小出裕章氏は、タバコはやらず(酒は飲むようだが)、クーラーは使わない、テレビも見ないそうで、太陽が昇ると共に起き、太陽が沈むと共に寝る生活をしていると耳にしたことがる。今は超多忙で、早く寝るわけにはいかないと思うけど、どれか一つくらいはまねしたいな。
タバコ、クーラー、テレビ。どれも脱するのは難しい。
とりあえず、脱テレビか。
「テレビ」こそ、哲学者、精神分析学者、社会学者、歴史学者、政治学者など様々な学者、思想家が取り組み、研究し、その正体を人々に明らかにすべきものなのに、いまだ、本格的に「テレビ」を解明した研究書は出ていないのではないか。せいぜい、幼児や子供に悪影響を与えるという脳科学者の警告書か(子供だけなく、大人にも甚大な影響を与えているはずだが)、あとは、テレビ技術についての本くらい。
「テレビ」という機械自体は悪いものではないのだろう。なにせ、初めて我が家にテレビが来た日のことは忘れられないテレビっ子の第一号世代になる。もともとテレビは大好きだ。
ただ、番組の質の低下は、せっかくのテレビという箱(大型化し画面の質もよくなったのに)が哀れに思えるくらいだ。
NHKだけがやっとレベルを保っているだろうか。かつての民放も、NHKにも負けないような、NHKに対抗する番組を作っていたこともあるのだが、最近はいい番組はNHKに完全にまかせて、民放はひたすら、安上がりで、製作に苦労のいらない娯楽バラエティ(やたら、芸能人が集合して話し合う)番組ばかりになった。NHKと民放の棲み分けができた感じだ。
もちろん、馬鹿なお笑い番組は必要ないとはいわない。吉本新喜劇などはわたしは大好き(ただ、最近のお笑い坊主三人組はきらい)。仕事に疲れ、体も精神もクタクタになっている身には、
意味のない、馬鹿番組が気分転換になるのはわかる。NHKの良質のドキュメンタリーは、労働者にはしんどい時もある。
多数の労働者を使用し、大金持ちで、権力も地位もある支配階層の人たちは、あまり「テレビ」を見ないのではないだろうか、と思うこともある。
かれらは、本物の一流の舞台を見、音楽会で生の一流の演奏を聴き、旅やグルメ番組を見るよりも、本場でに一流の食事を味わう。時間はテレビを見ることには費やさないはずだ。
疲れた労働者たちが、馬鹿番組のテレビを見させられる。
うーん、まったく支離滅裂。この稿、まとまらず。「テレビ」については、個別に具体的に、また考えることにしよう。今日も意味不明のブツブツでした。
テレビで観なくても困らないジャンルはゴールデンタイムのドラマ、ニュース、番宣番組。
まずドラマ。今観なくても一生の不覚! 的なものは皆無です。もし時期を失してから興味が湧いたならDVD・Blu-ray化を待てば良いのです。それでも観られないものは縁がなかったと言うことで、縁に巡り会えるまで渇望し待ちましょう。
次いでニュース。今やテレビで観るニュースは大枠だけしか確認できない大雑把なプログラムです。それは、まるでひたすら遠浅の海です。茫漠として何か漂っているので近付いたらゴミだったりします。今やニュースは ネットや夕刊紙の方が多岐に渡り知ることが出来ます。因みに朝刊紙は各種広告チェック以外に価値はありません。
番宣番組については語るまでもないでしょう。送りっ放し… の典型です。
詮索すればもっと観なくても困らない番組は有りますが、取り敢えず以上!
コメントありがとうございます。
>完全に観ないなんて難しいから、ジャンル限定にして視聴時間も決めれば良~いんです!
なるほど。つけっぱなしが良くないですよね。
ほんとに、観たい!という番組は月にひとつあるかどうかですから。
100年前の人間はだれもテレビを観てなかったし、少しも困らなかったんだし。
このテレビ番組のくだらなさは、世界共通なんでしょうかね。欧米のテレビ事情も日本と同じなのでしょうか。日本が世界一くだらなく、また、世界一テレビが好きな国民なんでしょうか。知りたいと思っています。