「たぬき音楽祭」-ネオ公民館『誉』-「NU」 その他ごくたまに日記が書かれたもの。

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日本が気持ちで踊り出す。

2013年07月17日 | 日記





三宅洋平との出会いは、フジロックのルーキーステージ。
03年のことだから早いもので10年になる。

当初Dogggy Styleという名で深夜のステージに立った彼らの前には、まばらに人がいるだけだった。
一緒に行った友達も「誰だよそれ」と言って、別のステージへ行ってしまう程 まだ名も知れぬバンドだった。
演奏がはじまり、10分、20分と時間が経過するごとに、通りを行く人がどんどん流れてきて 最後には満員になっていた。

彼らのステージは新人オーディション枠の20分ではありましたが、結果的に90分のステージを演奏した。
というよりは係員さえもその演奏を止められない程、ステージとオーディエンスは熱狂していた。今、この演奏を止めたら確実に暴動になる。
冗談ではなくそのぐらいの熱気と期待がそこにはあった。
僕は、最前列で感動を押さえられなくなって その気持ちをどうにかして表現したくて泥だらけのフロアに何度もダイブを繰り返し、全身が泥だらけになって笑われた。
彼らの裸一貫の演奏に対して僕の出来ることを兎に角やりたくなったのだ。
今思えば、それが三宅洋平とのファーストコンタクトであり僕の20代の人生を導いた一番大きな出来事だった。


その後、名前を犬式へ変え、バンドとソロを併せて何度か自分のイベントに出演してもらった。
最初のイベントは、「お前が赤字になってることぐらい知ってるから」と言って、バンドが何割か手出し負担してくれたのを覚えている。
2008年にShing02のWEB論文「僕と核」を読んだのをきっかけに、「六ヶ所村ラプソディー×三宅洋平」、「祝の島と、三宅洋平とKeycoが見た未来」、「Shing02「僕と核」講演会」といった原子力問題を考えるイベントを その後一緒に開催し、何度となく(時には実家で座禅組みながら)議論をしたのを覚えている。





上関原発問題では、一緒に取材に行こうということになり2度現地に向かい、時に機動隊の前で座り込みをした。緊張漂う島の人は彼の音楽を喜んだ。





常に三宅洋平は前のめりで、しかし1歩先、2歩先の未来を自分事として直視してた。

 


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大分前置きが長くなったけど、そんな仲間であり、ミュージシャンでもある『三宅洋平』が7月21日の参議院選挙に比例代表として立候補する。
当初僕は、この選挙にはやや否定的に俯瞰して見ていた。
というのも僕は、原発やTPP、憲法改正問題には反対であり、現与党(自・公・維・み)に対抗する最大政党が1議席でも多く議席を確保した方が、建設的であり、リアルだと思ったからで、野党が乱立すればするほど、死票が増えて上記した政策を間接的に後押ししてしまうことになると思ったから。その考えは今でもある。

けれど洋平君が、選挙をマツリゴトにと掲げ、選挙フェスとして実際に東京や横浜のど真ん中で、仲間のミュージシャンらと入場無料の夏フェスをはじめたことによって、完全に僕の心は躍りはじめてしまった。

真剣な選挙に対して、踊るなんて不謹慎に思う人も沢山いると思う。
けれど、自ら判断し、自ら踊ることが社会の空気として出来ない社会に於いて、普通のサラリーマンさえも足をとめはじめ、約1万人近くの東京の聴衆が躍りはじめたことに僕は希望を感じている。Shing02も呟いてたけど「声がいいね。言葉が綺麗だね」と、他の候補者にない音をもって社会をアートしはじめている。誰も最初は「三宅洋平」のことなんて知らないのにだ。


それは前途したフジロックの光景とよく似ている。
まるで映画や絵空事の“おはなし”の様な光景。
けれどもその“おはなし”を実現させることが今の大人の役割なんじゃないのかな。僕は、そこに物をつくる人たちの美しさ、可能性を感じている。



YOU TUBEの映像を通して僕は心の底から共感し、久しぶりに涙した。

“有言実行も無言実行も行うという行為に対しては同じである。”

彼は、歌の中で 
友達同士の酒の席で 
いつも真顔で自分の理想、絵空事を時に痛いほど熱く述べていた。
35歳の人間が全速力で追いかけている。
カッコイイ30代だなと思った。

僕自身、30歳を迎え、周りの人との歩調が合わず悩むことも多々あった。
けれども、僕は子ども心にある絵空事を何歳になっても本気で描いていく、そういう生き方にどうしても心が揺れ動いてしまう。

きっと、そんな風に仕向けたのはこの人のせいなんだろう。


『三宅洋平』 
三宅島の三宅に太平洋の洋と平。

“みやけようへい”という愛すべき欠点だらけの1人の男の生き方に、僕はこれからも魅せられていくのだろう。 


今、日本中が三宅洋平の行動に踊っている。
選挙フェスと言う前代未聞の都市型野外フェス


踊りに行きたいとは思いませんか?






Tokyo Times:三宅洋平 街頭ライブ7/4 @吉祥寺



○7月19日(金曜日)

『街頭ライブ@柏』
18:30~20:00
場所:JR柏駅デッキ
ゲスト:TBA (日程は予告なく変更する場合があります)
予定調整中ですので、更新までしばらくお待ち下さい。


○7月20日(土曜日)


『選挙フェス@渋谷ハチ公前』
14:00~20:00
場所:JR渋谷駅ハチ公前
ゲスト:山本太郎、沖野修也、DACHAMBO、KINGDOME☆AFROCKS、Babylon Panic、助安哲弥(TEX&SFS)、chico、宙SOLA 、DJ hikaru、KEN爺
(日程は予告なく変更する場合があります)



○7月21日(日曜日)

『参議院議員選挙投開票』
8:00~17:00

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