NAO日和

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映画の点数は自分の満足度で評価

「インセプション」

2010年07月26日 | あ~か行の映画

~犯罪現場は、お前の頭の中~

公開早々、レイトショーで鑑賞。

2010年 アメリカ       (10.7.23公開)
配給:ワーナー・ブラザース   上映時間:148分
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
音楽:ハンス・ジマー
出演:レオナルド・ディカプリオ・・・・・・・・ドム・コブ
    渡辺謙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サイトー
    マリオン・コティヤール・・・・・・・・・・モル・コブ
    ジョゼフ・ゴードン=レヴィット・・・・アーサー
    エレン・ベイジ・・・・・・・・・・・・・・・・・アリアドネ
    トム・ハーディ・・・・・・・・・・・・・・・・・イームス
    ディリーブ・ラオ・・・・・・・・・・・・・・・・ユスフ
    キリアン・マーフィー・・・・・・・・・・・・ロバート・フィッシャー

<見どころ>
『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で挑む、
想像を超えた次世代アクション・エンターテインメント大作。
人の夢の世界にまで入り込み、他人のアイデアを盗むという高度な技術を持つ
企業スパイが、最後の危険なミッションに臨む姿を描く。
主役を務めるのは『シャッター アイランド』のレオナルド・ディカプリオ。
物語のキーマンとなる重要な役どころを『ラスト サムライ』の渡辺謙が好演する。
斬新なストーリー展開と、ノーラン監督特有のスタイリッシュな映像世界に
引き込まれる。 (シネマトゥディより)

<あらすじ>
コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の
奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。
彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯
となってしまう。そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれる
ほぼ不可能に近い仕事が舞い込んでくる・・・。

<感想>
個人的に、渡辺謙さんがめっちゃ好きなので、楽しみにしていました。
大河ドラマ「独眼竜正宗」で主役を演じられた時から、ものすごく注目していた
俳優さんですが、ビッグな俳優さんになったものです。
 
主役は、レオナルド・ディカプリオですが、どうも好みの顔じゃないのよね。
 
むしろ、相棒役を演じたジョゼフ・ゴードン=レヴィットの演技に目がいったなぁ~。
何気にこの方の演技光っていました。 

レオ様と謙様が散々TVに出まくって宣伝していましたが、お話は単純そうで難解。
「マトリックス」を楽しめた方には、おもしろい映画だったと思います。
ただ、ちょっと説明不足の感があったような気がします。

ターゲットの夢に入って、そこにある情報を盗む・・というものだがルールがある。
*夢の中で死ぬと目が覚める
*更に深い深層心理(=夢)に行くには強い睡眠薬を使うが、その場合
  夢の中で死ぬと、深層心理の虚無に堕ちてしまい、廃人になってしまう。 
*↑にならない為には、仲間が水の中に落とす等の衝撃を与えて
  目を覚めさせなければならない。

これを理解してみないと、今どの段階の夢にいってるのかさっぱりわからなくなる。
 
夢の中では、自由自在の空間が描かれる。↑もすごかった。
イマジネーションがすごくて、私のほうが監督の頭の中に入りたいぐらいでした。
 
無重力空間の撮影も、メイキングで見ましたが、意外と古典的な撮り方
だったのに驚き。爆発シーンとかもありましたが、だいたいが実写で撮り
CG編集は想像より少なかったそうです。だからかな~すごく迫力を感じました。
そういう意味では、CGばかりの「アバター」より好感持てます。
 
話の筋は、コブは大企業家のサイトーからある依頼をされる。
それはライバル企業を潰すことと、経営才能のない息子に跡を継がせるよう
考えを植えつける(=インセプション)すること。報酬は妻殺しの容疑の抹消。

夢のまた夢へと深くなっていくたびに、夢の世界もどんどん変わるわけだが
夢が行き来するたびに、「ここはどこだっけ?」と迷った所もありました。
映像の感じがどれも同じだから、ややこしい。その辺をもう少しかわかりやすく
区別してもらえると、もうちょい観やすかったんですけどね。

目覚めの合図(キック)にエディット・ピアフの「Non,je ne regrette rien」が
使用されてましたがマリオンが演じた映画「エディット・ピアフ」と関連づけ
させてたのかなぁ~。詩が、マリオン演じるモルの心情と重なっててよい選曲
だったと思います。 

ここが夢なのか現実なのかは、コマ(=独楽)で判断するのですが、
最後はいったいどっちだったんだろう?という終わり方は、見る側の判断に
委ねた形。さぁ、あれはどっちだったんでしょう・・・・。

個人的には、あの独楽は回り続けていたと思います。
ということは、コブは虚無へ堕ちた・・・ということかな?
心情的には、現実に戻ってて欲しいのですが・・・・。

でも、コブは、「子ども達に会いたい」というのが最初からの願いだったので
これが夢だろうが現実だろうが、とにかく我が子の顔さえ見る事ができたら
それでいい!ということなのでしょう。
その証拠に、最後の最後で子ども達は振り向いてくれたのですから。

「マトリックス」ほどの衝撃はないにしろ、ここ最近では「お!」と感じた作品です。

点数:8.5点(10点満点)


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2 コメント

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Unknown (mig)
2010-08-03 10:45:36
NAOさんこんにちは☆コメtbありがとです、

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットは「500日のサマー」からグンと成長して、今後も注目ですよね♪

映像もとにかく見どころで、繰り返し観たくなる脚本も、さすがノーラン監督って感じでした☆
migさんへ (NAO)
2010-08-03 20:44:07
nigさん、こんばんは♪
こちらこそ、コメ&TBありがとうございました。^^
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、渋かったですね~♪
今後も注目の俳優さんです☆
あの想像力は、どっから出てくるんでしょうね~。

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