NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
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「蜩の記」

2014年10月25日 | 邦画

~夫として、父として、師としてーー。
               愛に溢れ、信義を貫いた美しき人生~

2013年   日本映画   (2014.10.04公開)
配給:東宝     上映時間:
監督:小泉堯史
原作:葉室麟   『蜩ノ記』(祥伝社刊)
脚本:小泉堯史/古田求
美術:酒井賢
衣装デザイン:黒澤和子
音楽:加古隆
出演:役所広司/岡田准一/堀北真希/原田美枝子/青木崇高
    寺島しのぶ/吉田晴登/三船史郎/井川比佐志/串田和美

<見どころ>
直木賞作家の葉室麟のベストセラー小説を、『雨あがる』『博士の愛した数式』の
小泉堯史監督が映画化した人間ドラマ。無実の罪で3年後に切腹を控える武士の
監視を命じられた青年武士が、その崇高な生きざまを知り成長していく姿を師弟の
絆や家族愛、夫婦愛を交えて描き出す。過酷な運命を背負いながらもりんとした
主人公に役所広司、その監視役の青年には『SP』シリーズの岡田准一。
そのほか連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の堀北真希や、ベテラン原田美枝子が
共演を果たす。

<ストーリー>
7年前に前例のない事件を起こした戸田秋谷(役所広司)は、藩の歴史をまとめる
家譜の編さんを命じられていた。3年後に決められた切腹までの監視役の命を受けた
檀野庄三郎(岡田准一)は、秋谷一家と共に生活するうち、家譜作りに励む秋谷に
胸を打たれる。秋谷の人格者ぶりを知り、事件の真相を探り始めた庄三郎は、
やがて藩政を大きく揺るがしかねない秘密を知るが……。

<感想>
原作=未読

予告編を散々見たので、結末はわかっていてもじーんとくる映画でした。
 
岡田君は、作品や共演する俳優さんに恵まれていますね。
洋風なお顔立ちですが、岡田君、現代劇よりこういう時代物の役が合っているかも?

 
出演された俳優さん達は、みなさん素晴らしい演技でしたが、個人的に
印象に残ったのは、寺島しのぶさんの演技。
出番は、そんなになかったのに、目が釘づけでした。
特に、↑のお寺で語るシーンは秀逸。 内側から滲み出てくる感情の出し方が
もぅ、ほんとに自然で。心の中で想っている、と静かに語るシーンは、ほんとに泣けた。
私的には、この映画の中で一番号泣してしまったシーンでしたね。


男女間・夫婦間・家族間、それぞれの思いやるシーンにも胸を打たれるものがありました。
武士としての忠義、日本人の礼節も表現されていて、いろいろ考えさせられる
ものがありました。そして、なんといっても映像が美しい。
「歴史を鏡とすべし」の意味をよく考え、政治家さんにこの映画見てほしいな。

最後、一点の曇りもなく晴れ晴れとした表情でその日を迎えた主人公の顔が
とても印象的でした。さすが役所さん、素晴らしい演技でした。

点数:8点 (10点中)


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