NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
コーギー・B'z・グルメ話あり
映画の点数は自分の満足度で評価

「さくらん」

2007年03月05日 | 邦画

~てめえの人生 てめえで咲かす~

2007年 日本映画 アスミックエース配給  2月24日公開

監督:蜷川実花
脚本:タナダユキ
原作:安野モヨコ
音楽:椎名林檎 (主題歌も担当)
出演:土屋アンナ・・・・きよ葉⇒日暮    椎名桔平・・・・・倉之助
    成宮寛貴・・・・・惣次郎        木村佳乃・・・・・高野
      菅野美穂・・・・・粧ひ

<見どころ>
本作がデビュー作となる世界的フォトグラファー、蜷川実花が
漫画家・安野モヨコの同名コミックを映画化。
吉原遊郭でまっすぐに生きる女性の姿を描いていく。
花魁映画としてはこれまでにない、エネルギッシュな青春エンターテイメントに
なっている。

<ストーリー>
8歳で吉原遊郭の玉菊屋に連れて来られた少女・きよ葉は何度も脱走を図るが
あえなく失敗。気位が高く、絶世の美しさと知性を兼ね備えた完璧な
高級花魁(おいらん)・粧ひ(菅野美穂)は、そんなきよ葉に
花魁(おいらん)としての生き方を教える。
やがて17歳になったきよ葉(土屋アンナ)は、玉菊屋にやって来た
青年・惣次郎(成宮寛貴)と恋に落ちるが……。

<感想>
ソフィア・コッポラの「マリーアンワネット」を思い出す映画でした。
女性監督健在!って感じ。
そして、これも視覚的にかなり楽しめた映画でした。

主人公:きよ葉(のちに日暮)には、土屋アンナさん。
  これがなかなかのはまり役。
時代考証を無視したメイクと言葉遣いで、タンカを切る姿は
若い世代には、感情移入しやすかったかも?
キセルをふかす姿は、若いのにかなり色っぽかったです。

粧ひ菅野美穂さん  (きよ葉の先輩  花魁の生き方を教える)
  またこれが実に色っぽい。
大胆なシーンがありましたが、まぁこれが実に艶っぽくて。。。。
中学生が学校の一環で見に来てましたが、その中には男子学生も!
絶対、このシーンでは鼻血ものだったかもしれません。
彼女の体当たり演技に、恐れ入った!の一言です。

ライバルの高野木村佳乃さん
  この方も色っぽかった。
管野さんも木村さんも、今まであまり色気を感じませんでしたが
この作品に関しては、まぁ艶のあること。木村さんも大胆なシーンがありました。
濡れ場シーンが数多くありましたが、女性監督なだけに
撮り方はきれいに感じました。

豪華な衣装と、色彩は強烈な印象として残りました。
  赤&青系の組み合わせが特に強烈。
時代考証にはこだわらず、現代的な色彩感覚が意外に良かったです。
それと、フラワーアレンジメントの斬新さ!これにはびっくり!
でも、長い今時の爪には馴染めなかった・・・・・。

そして、花魁衣装はやはりステキ。
 
女だけの狭い世界。
嫉妬・妬み・憧れ、いろんな感情が渦巻いているのを、なかなかうまく表現
していたように感じました。

女性を軸に描いているので、男性の影は少し薄め。
キョンキョンと小栗旬くんが、チラッとだけ出てました。(ほんま1シーンだけ)

ただ、ラストの終わり方は、「へっ?」って感じで、納得いかず。
期待はずれの終わり方でした。。。。

蜷川実花・土屋アンナ・椎名林檎・安野モヨコ。
彼女達に関心のある方には、もってこい!の作品だと思います。
女性同士で行くことをオススメ。
(ちなみにNAOさんは女1人で行ってきました)
カップルでいくのは?う~ん、なんとも言えない。(^◇^;)

楼主のセリフで、「声は出すんじゃない。漏らすんだ」

これが、えらく頭に残ったNAOさんでした~。(〃▽〃)キャハハ

点数:7点 (10点満点)


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わぁ~ 艶やかですねぇ... (mayumi)
2007-03-05 00:49:28
着物の柄は、蜷川実花の写真によるものだと聞きましたが
どう写真なんだか...不思議な柄のお着物ですねぇ...。
大胆にして壮麗☆
土屋アンナは、『どろろ』にも出ていましたが、顔 ちっちゃ!

話変わりますが、最近 田原さんとは ちょこちょこお目に掛かる
機会が ありますが、とても穏やかで優しい そして確実な仕事を
なさる方です。来週以降も ご一緒させて貰える様だと ^^ です。
返信する
これを中学生が? (めるめる)
2007-03-05 09:05:52
予告で見て、映像が綺麗やし出演者にも興味があるから見てみたかってん。
やっぱり豪華そうやね。

けど、学校は何考えてとんじゃい!
そこんとこだけ、頭にこびりつくやんかね。
何の授業やねん。
こういう世界があったというので、歴史なのか?
返信する
mayumiさんへ (NAO)
2007-03-05 09:14:53
ものすごい斬新な着物でした。
ゼブラ柄の帯とか、キョ~レツでした。^^;
「マリーアントワネット」がパステル色のイメージなら、「さくらん」はまさに原色。

浮世絵から飛び出したような印象を受けました。
女性主観の映画なので、けっこう感情移入はできたかも?
アンナさんは、どろろにも出てましたね。
洋風の顔なのに、意外や着物が似合うのには驚きました。
田原さんとご一緒の仕事、ワクワクですね。
またその関連記事も楽しみにしています♪
返信する
めるめるさんへ (NAO)
2007-03-05 09:20:40
豪華絢爛、女性の映画って感じでした。
是非、ご覧下さい。あでやかでしたよ~☆☆

>けど、学校は何考えてとんじゃい!

制服姿で、これ見てたときは、ほんま仰天したわ。
なんでも、中3生で、卒業祝いを兼ねて、学校の先生が引率。(学校行事という名目)
初回の映画、好きな映画を鑑賞する・・・というものだったらしい。

「さくらん」はR-12指定だから、別に中学生が見ても差し支えないけど、先生も事前に下見したほうがよかったんじゃないの?^^;

プライベートで見に行くには、個人の自由だが、一応制服着ての行動だしね・・・。
ご開帳シーンもあったし、淫靡なシーン満載。
育ち盛りの男子学生には・・・・。
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卒業? (ステラ)
2007-03-05 10:15:21
 可愛さから、大人の女への変身ぶりは、さすがに女優さん!!

 艶やかな、衣装も手伝っての演技はすごかった??

 「マリーアントワネット」も結構話題を呼んでますよね。。
 あ~~、映画観たいなあ~
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中学生が? (ここち)
2007-03-05 13:17:52
そこにポイントが!!
社会勉強ってことですかね。
学校に帰って、感想文とか書かされませんよね

これは、レンタル開始になったらみよ~っと♪
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ステラさんへ (NAO)
2007-03-05 14:47:31
>艶やかな、衣装も手伝っての演技はすごかった??

すごかったです~。^^;
菅野さんは、今まで「女」むき出しの役って、あまりやっていないように記憶していますが、
これは、モロ「女」出しまくりでした。
そのギャップに驚いちゃって。。。
映像が、女性視点で捉えてたので、艶っぽかったです。
ラストの終わり方は、あんまり好きじゃないです。
肩すかし食らったような。。。。

>「マリーアントワネット」も結構話題を呼んでますよね。。

そうです。視覚的インパクトは、共通しますね☆
内容は、「さくらん」の方があったように思います♪
返信する
ここちさんへ (NAO)
2007-03-05 14:49:11
中学生には、参りました。^^;

その辺の話は、また後日記事にして書きます。
視覚的インパクトは「マリー」と同じぐらいありましたね。
DVDが出たら、是非ご覧下さい。
もちろん、ジュジュちゃんが寝た後です。
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