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アコード

2017-03-26 | 新語・社会現象語
日経新聞記事で、コラム風見鶏のタイトルに惹かれた。アコードと見える。読むと、日銀と政府はアコード、政策協定と呼ばれる共同声明を公表とある。アコードは経済用語である。記事の見出しにある、次のアコードの行方とは、なにか。ホンダ車のことではないと、思いながらも、この語のよって来るところを、アコードとは調和、一致、和解などを意味し、音楽用語としては和音を表す、ホンダ車として音楽用語をモデル名として付けた最初のケースである、デビューは1976年5月、と解説がある。大車林より。


新語時事用語辞典

政策協定
読み方:せいさくきょうてい
別名:アコード

政府と中央銀行が目標を共有し、その達成のために締結する協定。日本においては内閣と日本銀行との間で締結される協定を指す。


http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20170326&ng=DGKKASDC14H0Z_V10C17A3EA3000

2012年12月の総選挙において、自民党は政権公約の中で上昇率2パーセントの物価目標を設定すると明記し、その実現に向けて日銀法の改正も 金融市場では日銀の追加策を先取りする形で円安が進み日本株が買われた。メルケル氏は政府と中央銀行が近づきすぎる危うさを指摘したが、動き出した日本をはやす声にかき消された。国際社会で物議を醸したアコードは、黒田東彦日銀総裁が13年春決めた異次元緩和につながる政策転換の「入り口」だった。視野に入れるとしている。

ヘリマネ風の政策を連想させる満期50年国債の創設を財務省が検討している、という米紙報道を国債発行当局が慌てて否定する騒ぎも起きた。財政規律を完全に損なうヘリマネはダメだが、市場の期待は保ちたい――。そんな思惑を映し出す50年国債構想であり、新たな連携の起点としてのアコード刷新論だった。

 歴史をひもとくと少し違ったアコードの役目に行き当たる。51年の米国の先例だ。米国は第2次大戦の戦費を安定調達するため40年代、長期金利を2.5%以内に固定するペギング(くぎ付け)政策を取った。国債を買う役割を求められたFRBは政府に従属しているようだった。ペギング政策の「出口」で米財務省とFRBの役割を定めたのがアコードだ。締結された3月4日はFRBの独立記念日とも紹介されている。

 社会の様相は大きく異なるが、今の日本は当時の米国と重なって見える。日銀が始めた長期金利の誘導策は、当時の米国になぞらえ日本版ペギングと呼ばれるからだ。「日本でも『出口』では日銀の金融政策と財務省の国債管理政策の役割分担を明確にしたうえで、一定の連携を図っていく必要がある」。三菱東京UFJ銀行の内田和人常務執行役員が説くアコード待望論は市場の共通認識だ。日銀も財務省もわかっている。

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