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玄関に入る

2017-02-24 | 日本語百科
玄妙な道に入る関門。禅学に入るいとぐち。転じて、禅寺の門。寺の書院の昇降口。
これは、辞書の解説である。玄妙という言葉に、妙があるが、これは玄と関による。
この玄は、ディヤーナである。
深いさとり(=玄)


kozu5.la.coocan.jp/zuisou/09.01.31.zen.htm

日常語に生きる禅の言葉    田上太秀(駒沢大学名誉教授)
                        聞き手    秋山 和平
第四回  2009.01.31.放送
玄関(ゲンカン)

・ 玄関は住居の正面入口を指す言葉であるが、この言葉が使われるようになったのは、江戸時代以降のことらしい。昔は玄関を
 家の中につけるのは武家であって、町屋はそれをつけるのを禁止されていた。

・ 禅寺の書院の入り口、本堂の昇降口がもともとは玄関と呼ばれていた。

・ この言葉が日本の文書で初めて現れたのは、鎌倉時代に書かれた建長寺の古図である。

・ 「玄」には「黒、奥深い、静か」という意味があり、これから「奥深い真理」という意味になった。

・ 「関」は「関所、関門」を云い、これが「重要な入り口」という意味を持つようになった。

・ 「深奥で、神秘的な別世界」「普通には見られない所」「不思議で何処か違う所」という意味である。

・ 遺跡のお墓で「玄室」という言葉もある。

・ 「玄関」の語を仏教一般の言葉で言えば、「法門」ということになろう。


玄関(げんかん) - 語源由来辞典
gogen-allguide.com › 「け」から始まる言葉
元は中国『老子』の「玄の又玄なる衆の妙なる門」による語で、日本では鎌倉時代に禅宗で用いられた仏教語。 「玄」は奥が深い悟りの境地を意味し、「関」は入り口のことで、玄関は玄妙な道に入る関門、つまり奥深い仏道への入り口を意味した。


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