「定年日和」
わが家、よその家庭。妻の気持ち、夫の気持ち。さまざまな定年後模様をつづってきたこの連載も今日が最終回となった。
夫が退職してもうすぐ9年。妻の気持ちに無頓着だった夫も徐々に私の顔色を見る術(すべ)を身につけ、今では私が床を眺めていると掃除機をかけ始めるまでに成長した。
全国のあちこちに住む友人、知人たちの夫もここ2、3年の間にほとんど退職し、私の元には定年後の家庭情報がたくさん入ってくるようになった。私の体験とこれらを合わせて「夫の知らない妻の本音ベスト3」を紹介したい。
まず「うれしいことベスト3」
1、夫の外出 2、夫が1日1回でも食事の後片付けをしてくれること 3、再就職(週に1日でもいい)してくれること
妻の1番の喜びは夫が出かけてくれること。夫よ、妻が不機嫌なときは外出しよう。
つぎに「私、これがいやベスト3」
1、夫のお昼作り 2、電話を聞かれる 3、口うるさい
これは説明するまでもないだろう。
最後に「必ず妻に嫌われる言葉ベスト3」
1、「おれの金で暮らしているくせに」 2、「何十年も働いたおれがなんでそんなこと(料理や家事手伝い)をしなきゃいけないんだ」 3、「ばかだな、おまえは」
こういうことを言われたら妻は堂々と明るく切り返そう。「おれの金?あなたが無事に定年まで働けたのは家庭を守り、子供たちを育てた私がいたからです」「簡単な料理や家事を覚えるのは自分のためよ。1人になったとき困るのはあなた自身です」「ばか?自分ではそうは思わないけど」などと。
妻に敬遠されているように感じる夫は各ベスト3を参考にして生活態度を改善してみてください。
定年後うまくやっていくコツは互いに「仲よくしようという気持ち」を持つこと。「思いやり」と言い換えてもいい。これさえあれば愛は無理でも友情は育ちます!
皆さま、2年間ご愛読ありがとうございました。 (2009.3.28 毎日新聞夕刊)
小川有里さん、大変参考になりました。このブログにもカテゴリー、エッセイのところに45個ほど転載させていただきました。お陰様で我が家もだいたいリズムができてきたようです。
わが家、よその家庭。妻の気持ち、夫の気持ち。さまざまな定年後模様をつづってきたこの連載も今日が最終回となった。
夫が退職してもうすぐ9年。妻の気持ちに無頓着だった夫も徐々に私の顔色を見る術(すべ)を身につけ、今では私が床を眺めていると掃除機をかけ始めるまでに成長した。
全国のあちこちに住む友人、知人たちの夫もここ2、3年の間にほとんど退職し、私の元には定年後の家庭情報がたくさん入ってくるようになった。私の体験とこれらを合わせて「夫の知らない妻の本音ベスト3」を紹介したい。
まず「うれしいことベスト3」
1、夫の外出 2、夫が1日1回でも食事の後片付けをしてくれること 3、再就職(週に1日でもいい)してくれること
妻の1番の喜びは夫が出かけてくれること。夫よ、妻が不機嫌なときは外出しよう。
つぎに「私、これがいやベスト3」
1、夫のお昼作り 2、電話を聞かれる 3、口うるさい
これは説明するまでもないだろう。
最後に「必ず妻に嫌われる言葉ベスト3」
1、「おれの金で暮らしているくせに」 2、「何十年も働いたおれがなんでそんなこと(料理や家事手伝い)をしなきゃいけないんだ」 3、「ばかだな、おまえは」
こういうことを言われたら妻は堂々と明るく切り返そう。「おれの金?あなたが無事に定年まで働けたのは家庭を守り、子供たちを育てた私がいたからです」「簡単な料理や家事を覚えるのは自分のためよ。1人になったとき困るのはあなた自身です」「ばか?自分ではそうは思わないけど」などと。
妻に敬遠されているように感じる夫は各ベスト3を参考にして生活態度を改善してみてください。
定年後うまくやっていくコツは互いに「仲よくしようという気持ち」を持つこと。「思いやり」と言い換えてもいい。これさえあれば愛は無理でも友情は育ちます!
皆さま、2年間ご愛読ありがとうございました。 (2009.3.28 毎日新聞夕刊)
小川有里さん、大変参考になりました。このブログにもカテゴリー、エッセイのところに45個ほど転載させていただきました。お陰様で我が家もだいたいリズムができてきたようです。
毎回楽しく読ませていただいておりました。
いつも、「うちは違いますよ~!ふふふ」と悦に入っておりました。(笑)
お陰で、旦那さまのことをこんなこともしてくれるし、あんなこともしてくれるし
こんなことは言わないし・・・・
とっても素敵に思えてきました!(笑)
小川有里さん長い間ありがとうございました。
そしてそれを取り上げてくださった小父さんにも、ありがとうございました。
日本人の夫婦の形を拝見でき おもしろく読んでいました。
高知の方と知ったときは かなり親近感 持ってしまいましたよ。
嬉しいこと ベスト3
夫の外出 うちはまだそこまで言ってませんが 時々 ホッとすることも正直言うとあります。
いやベスト3
口うるさい
これは打ちもそうです
ほんとうるさいです。
嫌われる言葉
昔は、、
”日本に帰れ”
かえる家がないのを知って いやらしく云う。
これは、これはおごちそうさまでした。pinky家は理想の夫婦ですね。
うん、二人で隠居生活に入られてもきっとラブラブなカップルが続いていくんでしょうね。
●ba-chamaさん
「夫の外出」。これ我が家では最高に嬉しいみたいですよ(笑)。当たりです!
”日本に帰れ”は、ひどいですね。Go home! という表現になるんでしょうか?
と憎たらしく言います。