小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

「メトロに乗って」

2006年11月05日 | 映画
 
   前々から行こうと思っていた映画「メトロに乗って」をやっと観た。宣伝でみるかぎり、大ヒット「ALWAYS三丁目の夕日」みたいなものをイメージしてしまっていた。

 主人公堤真一ふんする真次が地下鉄の駅を地上に抜けると、昭和39年東京オリンピックが開催される直前の東京の下町にタイムスリップする。そこで高校生で亡くなった兄に会ったり、また時代をさかのぼって満州に出征する真次の父、大沢たかおにも遭遇する。過去と現代を行き来する映画をみていたら、なんだか神秘的な世界、私が生まれる前の親父もあんな軍服を着て、ただ一途に戦地に赴いたのかなという錯覚にもおちいる。

 地下鉄のプラットホームで出会った、真次の恩師の田中泯が過去への橋渡しをする強力なスパイスになっている。自分が生まれる前の両親が生きていた時代が映しだされると、とても不思議な感にさいなまれる。もっと、もっとマジカルなミステリーツアーをしたくなって浅田次郎の原作本を買ってきて読みはじめた。



 地下鉄(メトロ)に乗って(プレビュー)
 




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