菅首相、「消費税」発言原因の支持率下落に敏感に反応した記者会見なのか(2)

2010-06-22 11:40:40 | Weblog

 菅首相記者会見(2010年6月21日)

 【菅総理冒頭発言】

 エ、新内閣のスタートと、通常国会の閉幕に当たって、エー、国民の皆さんに、エ、こういう形で、私の考え方を、お伝えする機会が得られたことを、大変うれしく思っております。6月の8日に、イー、菅内閣が正式にスタートし、6月の16日に通常国会が閉幕いたしました。

 鳩山前総理が、アー、政治とカネの問題、そして、エ、普天間の、オー、問題、の、責任を取る形で、エー、辞任をされたことは御承知のとおりであります。

 私も鳩山内閣で、副総理として、また財務大臣としてぇ、エ、総理を支える立場に、あった者でありますので、支え切れなかったことについては、私自身、エー、強く責任を、感じて、いるところであります。

 と同時に、イー、鳩山前総理は、・・・政権交代の、オー、原点に戻って、エー、再スタートしてほしい。ま、そういう思いを、エー、いろいろな形で伝えられたわけでありまして、その鳩山前総理の思いを大切に受け止めて、えー、この新しい政権で国民の皆さんの、オー、信頼を回復し、そして、エー、やるべきことをしっかりとやっていきたいと、このように思っております。

 この内閣としての、抱負は、既に、イー、所信表明演説、更には、代表質問への答弁、等で、エー、申し上げたところでありますが、改めて基本的なことについて、申し上げたいと思います。私は、あー、この20年間、特にバブル崩壊からのこの間、日本は、経済的にも社会的にも、大きな行き詰まりの中にあった、閉塞状態にあったと思っております。イー、その閉塞状態の日本の、この閉塞を打ち破って、元気な日本を、復活させる。これが、私の、イー、内閣の、オー、やらなければならない、第一の、オー、方向性、取組みだと、考えております。

 そのために、イー、具体的には、強い、経済、強い、財政、強い、社会保障、これを、一体として、強い、政治的なリーダーシップの下に、エ、実現していく、このことを所信表明でも、申し上げたところであります。

 イー、簡単に、このことを、もう一度申し上げてみますと、強い経済については、エー、閉幕後の、6月の18日の閣議決ー、に於いて、新成長戦略を、閣議決定を、いたしました。これは、昨年12月の30日に、基本方針というものを、オー国民の皆さんにお示しをしてから、約半、・・・年の間、エー、各省庁、あるいは、各方面の意見を十分に聞きながら、取り纏めたものであります。

 エー、最も大きな特徴は、課題解決型の、オー、政策、となっているわけであります。環境問題に対しては、グリーンイノベーション、そして、医療・介護、あるいは、アー、子育てといった問題に対して、ライフイノベーション、エー、アジアの、オー、経済の成長、に対して、エー、そうした成長を、日本も、共にできるような、そういう関係を構築すること。更には、地域や、観光という形で、新しい需要を、つくり出していくこと。そして、これを支える、科学技術、と人材・雇用、こういう形で、エ、構成されておりまして、エー、2020年度までに、これからの10年間の平均で、名目成長率を、3%、オー、そして、実質成長率を2%、これを上回る、ウー、そうした成長を実現する。そして失業率は、3%台まで、引き下げていく。こういう方向性を、示している、ところであります。是非とも、この内容については、もう、皆さんにお示しを、かなり詳しいものをお示ししておりますので、国民の皆さんも、関心のある方は、ホームページなどで、是非、ご覧をいただきたいと、このように思っております。

 そして、こうした、アー、経済成長を支えるためには、強い、財政が、アー、必要であります。日本の現状は、多くの方が御承知のように、債務残高がヒャクハ――、アー、GDP比で180%を、超えて、いるわけであります。これ以上、借金を増やすことが本当に可能なのか、アー、あのギリシャの例を引くまでもありませんが、財政が破綻したときには、多くの人の生活が破綻し、多くの、社会保障が、多くの面で破綻するわけでありまして、そういった意味では、強い財政は成長にとっても、社会保障にとっても、なくてはならない、大きな要素であることは、言うまでもありません。

 そこで、この強い、財政をつくり出すために、まず、第一にやらなければいけないことは、まさに無駄の、削減ということであります。この間、アー、こうした無駄の削減について、エー、手を緩めているのかというような御指摘も一部ありましたけれども、決してそうではありません。その、その証拠といっては、恐縮ですが、その証拠には、エー、このための、オー、事業仕分けに、最も強力な閣僚を配置をした。
 
 つまり、蓮舫さんに、この責任者になって、いただいたこと、更には公務員人件費の削減には、エ、玄葉政調会長を、担当大臣となっていただいたこと、また、アー、国会議員の衆議院80名、参議院40名の削減などは、これは政党間の議論が、中心になりますので、枝野幹事長に、特にこの問題を取り組んでいただく、こういう形で、徹底した無駄の削減は、まさに、これからが本番だと、そういった意気込み、で取り組んで、まいらなければならない。

 そして、エ、強い財政をつくるために、・・・成長、経済の成長が必要であることは、これもまた言うまでもありません。これは、先ほど申し上げたので、重複をしますので、具体的なことは、重複を避けるために、省きますが、・・・成長戦略を確実に、実行していく。

 そして、それに加えて、えー、税制の、改革が、必要だと、このように、考えております。エ、既に皆様に、エ、お配りをした、マニフェストの中で、エー、オ、この財政再建のための、基本的な、アー、方向性を、ヲー、かなり具体的に、申し上げて、いるところであります。

 ・・・まず、ウー、1つの、財政出動の原則として、エー、いわゆるペイ・アズ・ユー・ゴー、新たな政策の財源は、既存予算の削減または、収入、収入増によって捻出することを原則、・・・とすると。

 更には、2011年の、オー、11年度の国債発行額を、2010年度発行額をウマ、上回らないように全力を挙げる。更には、事業仕分けを、ヲー、活用した無駄遣いのさらなる削減。そして、早期に結論を得ることを目指して、消費税を含む、税制の抜本改革に関する協議を、超党派で、エー、開始をしたいということも、マニフェストに述べたところであります。

 更に中期的には、2015年までの、オー、基礎的財政収支、いわゆるプライマリーバランスの赤字を、ヲー、対GDP比を、2010年度の2分の1以下にする。そして、2020年度までには、このプライマリーバランスの黒字化を達成する。

 更に、ニー、ニジュウ、2021年度以降においては、長期債務残高の対、GDP比を安定的に、低下させる。こういった、方向性を、ヲー、マニフェストできちんと打ち出したところであります。

 エー、消費税については、参議院の選挙が、終わった、アー、中で、本格的な、議論を、スタートさせたいと思っております。その折に、既に申し上げましたように、自民党から、アー、提案されている消費税率10%ということも、一つの大きな参考にしていきたい。また、ア、消費税の持つ、逆進性を、オ、改めるために、複数税率、あるいは税の還付といった、方式についても、併せてしっかりと、オー、議論をしていきたい。このように、考えております。

 いよいよ、オー、この国会終了を経て、近くカナダに於いてG8、G20の、会合があり、私も初めて、それに参加させていただきます。エー、これまで財務大臣として、G7やG20の会合には、何度か出席をさせていただきました。その中で、やはり最大の、オー、課題となると思われるのは、・・・財政再建。ヨーロッパを中心にした今の、状況を、どのようにして打開するか。これが、アー、世界経済に、大きな影響を与えていますので、このことが大きな課題になろうと思っております。

 私は、今日もこの場でも申し上げた、日本に於ける、ウー、・・・考え方、つまりは成長と、財政再建を、両立させるにはこうするやり方があるし、我が国日本は、その道を取ろうとしているんだ。このことをしっかりと、表明をし、他の国の、参考に、していただければ、ありがたい。このように思っております。

 エ、こうした全体会議に加えて、エ、個別会談も極めて重要だと、思っております。既に私が、就任して以来、エー、オバマ米大統領、温家宝中国、ウー、の首相、始め、各国の首脳と、電話での会談は、アー、行ってまいりました。ま、しかし、直接お会いする会談は、アー、この、オー、カナダでのサミットが、初めてということになります。

 まず、オバマ大統領とは、アー、電話会談の中でも、オ、確認いたしました、エー、日米同盟が、日本外交の、オ、基軸、基軸であるということを、オ、改めて確認するとともに、もっと大きな観点から、アー、この、日本とアメリカの関係について、意見交換をし、個人的にも、信頼関係が高められればと思っております。

 私は日本は、太平洋、オー、・・・つまり海洋国家であると同時に、アジアに、属する国であり、また、アメリカも、太平洋を大変重視をし、アジアを重視しておられます。そういった意味で、ア、アジアと太平洋地域、ひいては、世界の平和と安全に、ともに取り組んでいく。こういう姿勢を、持って、日米の間に於ける信頼関係を、オ、しっかりとしたものにできるよう、この会談が、そういった会談になればありがたい、このように思って、いるところであります。

 エー、胡錦濤主席、イー、とは、アー、私が総理になる前にも、何度かお会いしたケイケ(経験のことか)、ことがありますが、エ、戦略的互恵関係を、大事にするという、この原則も、改めて確認し合いたいと思っております。

 また、ロシアのメドヴェージェフ、大統領とは、私自身、初めてお目にかかる、ことになります。エー、鳩山前総理が、アー、非常に力を入れられた、日露の、オー、多くの課題、最も難しいのは勿論、領土問題でありますけれども、・・・私の場合は、まだ初めての、初めてお目にかかるわけでありますから、まずは、個人的な、信頼関係を、しっかりしたものにする、オー、第一歩とできればと、このように考えております。

 こういった形で、エー、この新しい政権、にとっても、そして、この日本にとっても、こうした、ア、国々との関係性を、しっかりとしたものに、イー、する第一歩として、このG8、G20に、臨んでいきたい。このことを申し上げて、私からの冒頭の発言とさせていただきます。

 《菅首相、「消費税」発言原因の支持率下落に敏感に反応した記者会見なのか(3)》に続く


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