花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

2008-03-30 00:30:56 | Weblog
   3月29日、もう30日
   明後日は「4月」


   そして、札幌は雪!
  
   先日、北大の「鬚先生の、肝炎についての講演を聞きに行ってきました。」
   
   雪の日も気にならなくなりました。
   晴耕雪読、、、残された時間は
   若き日のように無限にはありません。
   とても充実しました。

さくら 咲く

2008-03-25 12:43:01 | Weblog
        お父さんと呼び続けた人生の旅友

いろいろな事がありました。
山坂、海をわたり、
ひたむきの医療に生きた

医療家族の私たち。

人生の晩年という言葉の似合わない、、、お父さん!
桜咲く、名古屋で、
読影の試験に合格しました。

いいですね、
いくつになっても
試験を受ける気力と努力!

「試験が終わったら、伊勢とか、京都とか、
一緒にいってみないか?」

何度、お断りしても、時間貧乏なうちのお父さん!
ついでに、どさくさのうちに約束を果たそうとする、、、
情けないほど、真面目な義理と責任感!
人生の「旅行に連れてゆくから、、、と口ばかりの約束を」
「学会」とか試験とかのついでに、盛り込もうとする
お誘いとは言えない、仕事の延長!

ありがとう、、、又の機会にね。

お父さんは、一人ぼっちで、名古屋まで試験を受けに行った。

一人ぼっちで行ったから。
問題用紙を集中して見たのでしょう!

半分以上の受験者が、惜敗したにもかかわらず、
お父さんは「合格!!!さくら花咲く合格!の花。」

かくして長いはずの人生なのに、
私たち夫婦は
まだ、二人きりで海外旅行にも行ったことのない夫婦なのですよ。

ね!「お父さん!」

とうとう、ダーリンとか、「あなた」とか呼ぶ機会がありませんでしたが、
実に、勉強し、働き、働き、又働いた結婚40年でしたね。

とりあえず、「桜花咲く、笑顔の花咲いた、、、春一番でした。」

年度代わりの泥濘の中で

2008-03-17 01:41:26 | Weblog
         3月中旬も過ぎました。

誕生、入学 卒業 就職 退職 結婚 出産 育児 そして時間が飛ぶ!
 
一生受験生を抱えた家庭のように
日進月歩の近代社会の中で、
切磋琢磨の男たちの戦いは
IT革命をはさんで熾烈であり続ける。

    子供を産み育てて頂戴!
    女性たち!
    化粧の要らない人生も、
    光が心の中まで差し込んでいいものだ。
        一生懸命
        一生懸命
        一生懸命 

    合格も不合格も縁と努力と総合力と出会いとチャンスの集積回路。

    一喜一憂している暇はありません、
    いつも、今日が出発。
    泣いた、笑った、、、、全部が君の人生だ。

    どんな事も、味わって、楽しんで、

    「玉虫の厨子」のように、
    自らの身体を虎に食べさして、お釈迦さまになって
     一隅を照らす神々しさ!。

ドルが安い。
円は高いのだろうか?
人間社会だけの問題です。

国際情勢が情報が多すぎて、
混乱してしまう今日、

季節は変動も混乱も乗り越えて
もうすぐ桜が咲き始めます。

つわものどもの城跡に
寒緋桜がうつむいて
半開きのため息を咲かせます。

お金はとりあえず、
仕事の腕を磨き、
自信をもって仕事に向かえるように
全部、体と知識、心技につぎ込んでしまったから、
財テクの時間は人生から省いてよい。


ドルが安くなった今、
一度は夫婦二人だけで
海外に行きたい日のために
お土産代ぐらいは、ドルにかえておくかな?

年度代わりの4月中旬まで、
3人の孫の入学や進級に参列したい。
欲しい物も一緒に買いに行きたい、、、。
ちゅら海水族館にも
一緒に行きたい!

ディズニーランドにも行きたい。

若かりし頃
夫婦で海外旅行をしておけばよかった。

あんなに行きたかった海外も
NHKの関口さんと
茶の間で世界の旅ができるから、

世の中、皆お金持ちと一緒。

未来の関口さんみたいな孫の魅力!
 
はるばる10時間、
バス乗って、電車乗って、
2時間待って、又、バス乗って
入学式に参列することにしました。

小学校の門をくぐる孫の
ちょっぴり緊張して、誇らしく笑うだろう、、、
その!一瞬を共有したくって!

もうすぐ春!  私の春!
60歳過ぎてからの、、、春!

中村トオル の 東京大空襲

2008-03-11 12:56:21 | Weblog
        父母の話が本当だった、、、なんて!

関東大震災も東京大空襲も、父の人生を大きく変えました。
関東大震災の時は弟をおぶって逃げた。
弟は怖くて怖くて肩に噛みついた。
その時の歯型だよ、、、父の肩には入れ墨のように黒ずんだアザがあった。

東京大空襲がある半年前に疎開地にたどりついた父母。
爆撃を受けながら、東京から南下し串本の祖母を頼る。
串本も爆撃に会い、人が宙を舞った。
汽車からは人がはみ出し、天井にも人がいた。
そして、古座に、さらに古座川をさかのぼりおばあちゃんの故郷へと逃げる。

一粒の米もなく、道端のスカンポやスズメを食べる逃避行だった、、、と。

半信半疑で聞いた父母の話を実感を以て知った映像だった。
B29の轟音だけは幼い耳にはっきりと残っていた。
防空頭巾で通った村の小学校の近くの防空壕は
子供のかくれんぼの遊び場になっていた。

近代化、、、コンピューター  欲という癌細胞。
自然には神様がいる。
都会には神様はいてくれるのだろうか?
行き着く先は欲のお化けの戦争でなければいいのだけれど。
地球は知らん顔して認めてくれるのか?、、、神よ!
人間たちの頭脳ゲームのような、
シュミレーションの人生を殺戮という実感のない戦争の中で
B29は職務として大量虐殺をやってのけた。
    すごい、、、番組だった、、、感情もマヒした。

父母はこのすさまじい時代を生きて、人生のリレーのバトンを
しっかりと、渡してくれた。
近代化したアメリカのボタン戦争の兵士たちは、
ナパーム弾を落とすことは罪の意識にならないだろう。

10か月体内でわが子を育て、
一年また一年と成長を喜び一人の人間として、心を育ててゆく母。
「愛」という大自然の「エネルギー保存の法則」を学び、
信じて疑わない心のバネで子育てしてきた母親にとって、
戦争の惨劇は
「光のスピードより速いはずの心の愛」が近代化の干渉波で扁平にされてゆく。
「感動や、怒り、悲しみ、哀しさ、楽しさ」さえも壊されてゆく麻痺状態。
すべてが
壊れてしまった思いがする。

何処に行くのか、、、人間社会よ、、、、

春を迎える日々 私の戦場

2008-03-09 16:33:32 | Weblog
        マンションの老朽化

2月も中ごろの15日、息子のマンションの排水管の総取替の工事が始まった。

全戸同時の工事だけに、飛行機で上京し、天井や床をくりぬき鉄管の配管を
ポリ製に取り換える工事である。

モルタル固定している床下は
削岩機で粉塵をあげて
床穴からコンクリを、運び出す。
ビニールであたりをおおい最新の養生を施し工事を施工するが、
部屋の中での騒音、粉じんは
マスクなしでは立ち会いもできないほどで
ガリガリという爆音に勝手に神経が緊張して
奥歯が欠けそうになり、
肩に力が入って首も回りにくくなる。
歯医者さんのお化けと言える音の拷問だ。

みんな、現場はこんなに頑張っているのだから、
とりあえず、、、、、、、、
「居るという仕事」を
2週間した。

工期の合間に札幌の自宅が気になり、
2月23日飛行機で一時帰宅と
空港に行ったが、大雪で飛ばず、
毛布弁当で、
翌日に持ち越し飛行機を待った。

あと2時間遅れます。。。。あと1時間です。、、、、
とうとう19時30分まで
引っ張られ引っ張られ、
飛行中止が放送された。

天気のせいだから、
怒りのもって行き場がありません。

それから又、行列で2時間かかり
やっとキャンセルのお金を戻してもらって
深夜帰宅した。
本来なら、
予想される事態に、
もう少しANAは日常訓練をしてくれれば、
こんなに、
2日間も飛びそうで飛ばない
放送を繰り返さないのではないかと、
言いたくもなるほど、空港は混乱した。

同じ23日1時JALを選んだ夫は
3時間かかったらしいが札幌に到着した。

危険な時ほど、
私たち夫婦はどちらかが生き残れる方法を考えて、
いつも別便を取る。
今回ばかりは、
JALを選んだ夫は鼻高々で、
勝ちどきの大笑いをする。

、、、笑いごっちゃない!
おかげで半月間工事現場にくぎ付けになった私は
懲りずに、ANAで札幌に帰ってきた。
三月三日、お雛様の日にやっと帰宅。
すぐに町内会の班長会議、回覧、雪かき、
てんこ盛りの選択が終わる頃、
工事現場で感さされた「アレルギー」反応がはじまり、

くしゃみ鼻水、タン、涙の異常分泌と
喉がいがらっぽくて喋るとせき込む。

レスタミン、二ポラジン、ダーゼン、ムコダイン、
麦門湯に小青竜湯、、、、
良かれと思うものを飲むが、
薬が切れる頃、またまた症状はぶり返す。
七日になって夫が

「アレギザール」はどうかな?と持ってきた。

何と、!効いた!すごい効き目!自分でも驚いた。

薬とは、
その人の症状や病状にさえピッタリ合えばこんなにも効くものだと、
自ら劇的な回復を体感した。
結局、
春を迎える二月後半の梅の季節から紅梅美しい三月初旬まで、日にちが飛んだ。
踏んだり蹴ったりという日々であったが、
患者さまに迷惑をかける事もなく
何事もなかったかのように、病院に勤務し続けている夫も息子も、
たぶん、孤軍奮闘に明け暮れた私の存在には気がつかないほど、

患者さまだけを見続けているのです。

相手が女性というわけではないだけに、
やきもちを焼くわけにもゆきませんが、

どんなときにも、「患者さま」との予約しか頭にない医師たち。

大雪に飛行達成した夫に、
どこかで、完敗の気持ちがあります。
医師になる人間は天気からも
一瞬の晴れ間を与えられる「強運」も、持っていることに、
しみじみと孤独になった半つきでした。

私は私、、、黙々と私の役割を果たすことに全力を尽くすのみ。