日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

ハートのチョコレート

2006年01月31日 | 言葉や思いをめぐらす日々
何故そこに 金色の紙につつまれた、 小さなハートのチョコレートが ひとつぶ置いてあったのかは わからない。 が、私は迷わず、それをポケットの中に入れた。 場所は電化製品売り場。 なんとなく物色していたプリンター用紙の上に チョコんと。 少しはなれたところには、 バレンタイン用の特設会場があったから、 もしかしたら、 子供がそこでねだって買って、 深い意味もなく置いていったのかもしれない。 . . . 本文を読む

『これで古典がよくわかる』(橋本治 ちくま文庫)

2006年01月30日 | 五行歌以外の文学な日々
時々、「この人って、なんで余計な一言を書くんだろう……くどい」と思いつつも、面白かったです。 人によっては、この余計な一言が、 切っ先をやらわらげ、 親しみや安心感・安堵感を与えるのでしょう。 きっと人の好みなので、 私の言ってることは、まぁ気にしないで。      ★ すごく根本的なところから、 古典をわかりやすく説明しています。 どういうところから、 「カタカナ」は生まれ (漢文の読 . . . 本文を読む

原始的な音

2006年01月29日 | 引っ越しな日々
田んぼのど真ん中を突っ切る、新幹線の高架の点検に、作業服を着たおじさんたちが来ていた。 クレーン車(?)の先っぽに乗って、 おじさんふたりが、 とんかちで、コンクリートの高架を カンカンと叩いている。 大きな大きな高架に比べて、 おじさんたちは無力なほど小さい。 とんかちのコンクリをたたく音は、 石器でかたい木の実をわるような響き。 人は、 あんなにあっという間に過ぎ去る乗り物を作り、 そ . . . 本文を読む

歌よみに与ふる書⑪

2006年01月28日 | 五行歌以外の文学な日々
与謝野晶子も出てきたし、図書館から借りている本は期限がヤバイし(笑)、とにかく、子規の気になっているところを、筆記しておこう。 はっきり言って、 子規のことに関しては、 私的なノート扱いで書いてます。このブログ(笑)      ★ 読んでいる過程で思ったのだ。 どうして、俳句だけにおさまらず、 子規は短歌のほうをこんなに怒っているんだろうと。 だってね、遠くから見ると、 明治時代って、 . . . 本文を読む

困った時の与謝野晶子

2006年01月27日 | 五行歌な日々
関西新年合同歌会の二次会の席で、ある男性が「ちょっと歌に、ケチをつけてよろしいですか?」とお話されてきた。 その歌とは「大仏の歌」だった。 「大仏の歌」と聞いて、わかる人は一体どのくらいいるんだろう。        大仏様の中に入って        服の襞(ヒダ)で隠してた        男根のあたりを        ウフフ 触って        修行の邪魔をする     (『蘭の蕾』) . . . 本文を読む

本以上に手に入りすぎ。

2006年01月26日 | 五行歌な日々
目が覚めると、意地になってました。「新潮45」(笑) 紹介サイトで、目次を見たら、 そのキバツさに ちょっとひいたので(笑) 購入はせず、コピーでいいやと思い、 最近バス代100円で行けるとわかった、 明石市立西部図書館へ行く。 が、図書館にも本がない。 本屋さんがまだ届けてくれていないからということで、 2月号ではなく、1月号しかない。 がっくり。      ★ 気を取り直して、せっか . . . 本文を読む

本が手に入らない。

2006年01月25日 | 五行歌な日々
五行歌HPの掲示板を見たら、『新潮45 二月号』で柳田邦夫氏が、日本の詩歌のお話の際、五行歌に触れられていて、草壁主宰、水源純氏、稲田準子の作品を出している、みたいなことが書いてあった。 テーマが「日本人の教養」というのも興味深い。 で、早速2キロ先の 大型量販店内の本屋へ向かう。 が、ない。 店員さんに確認したところ、 普段から2冊ぐらいしか入れていないのだが、 売り切れているようだ、と . . . 本文を読む

2006年関西新年合同歌会③

2006年01月24日 | 五行歌な日々
写真は道中着を着たものしか、撮るのを忘れていました××。 っていうか、着物に関しては、 めいってしまうことばっかりで、 写真をさっさと切り上げて、脱いでしまいたかったので。      ★ 早いうちから、 着付けを始めたのだが、 なんだか上手くいかず、 要所要所で、何度も何度もやり直す。 それでも、 腰紐をしっかり結んでいなかったのか、 帯を結んだ時、 裾を引きずっているような気がして、 タオ . . . 本文を読む

2006年関西新年合同歌会②

2006年01月23日 | 五行歌な日々
(歌会のお話を書く前に、ちょっと寄り道しています。ご興味のない方は、ずーっと下へ行って、飛ばしてください) ホリエモン、逮捕されちゃいましたね。 それを速報で聞いた時、 ふと、「平将門」という、 歴史上の人物を思い出しました。 私には、株のことも、ITのことも、 詳しいことはわかりませんが、 彼のことを少しでも理解しようと、 私の頭に蓄積されたものの中で、 比喩表現でも探すかのように、 限 . . . 本文を読む

2006年関西新年合同歌会①

2006年01月22日 | 五行歌な日々
関西新年合同歌会に行ってきた。      ★ 今回は神戸歌会がホスト役。 全国歌会でも思うことだが、 ホスト役の歌会の人が、 必ずひとりはベスト3に入っている気がするのだが、 気のせいだろうか。 今回も1位は神戸歌会の方だった。 ちなみに去年は私んとこの東大阪歌会の 楽  人さんが1位だった。 目立つだけなんだろうか。不思議な偶然。 来年は京都らしいです。      ★ 私が一番 . . . 本文を読む

歌よみに与ふる書⑩

2006年01月21日 | 五行歌以外の文学な日々
十たび歌よみに与ふる書      ★ 先輩崇拝ということは、どの社会にもある。 それも年長者に対し元勲に対し それ相応の礼をつくすの意ならば、 当然のことだけれども、 それと同時に、 なんだかわからないもので、 その力量技術を崇拝する至りは、 愚の至りでございます。 田舎の者などは 御歌所といえば えらい歌人の集まり、 御歌所長といえば 天下第一の歌よみ様と考え、 従ってその人の歌と聞けば、 . . . 本文を読む

メット・イカ・ウニウニ

2006年01月20日 | その他の日々
また、感覚を間違えた……。 髪を切りに行って、 「まぁ、10cmぐらい切っちゃってください」 と言ったら、思っていた以上に短くなった。 ショック……。クーリングオフもできゃしない。 多分、世間一般的には、 私のアノ感覚は、5cmぐらいだったんだ××。 なんだか、ヘルメットの下から、 火であぶったイカの足がウニウニでているような、髪型。 確かに最近、こんな髪型よく見かける(適当に想像してくだ . . . 本文を読む

変な折り目

2006年01月19日 | 着物の日々
今週の日曜日の関西新年合同歌会に来ていく着物のコーディネートを考える(そんなに選ぶほど持ってないけど・笑)。 着付けを終えて、ふと見ると、 裾のところに、 三角形の変な折り目がついていた。 あぁ……、どこまで大雑把なんだろう……。 多分、たたんだ時は、ちゃんと出来ているんだ。 そこから畳とう紙に 直す時の移動で、 ぐちゃっとするのだ。 これまでも、 長襦袢の袖とかに、 「おぎょ!」っと思う . . . 本文を読む

『おしゃれな気分できれいに歩こう』(さねよしいさ子 福武書店)

2006年01月18日 | 五行歌以外の文学な日々
NHKのBSで夕方、さねよしいさ子さんが出演されてて、歌っていた。 知ってます?さねよしいさ子さん。 私がはじめて知ったのは、 もう16・7年前、 ミスドのCMで、 「ぼらぼらのぉ~マルコじぃさん~♪」 と流れていたのがきっかけ。 (ちなみにこの歌は『マルコじいさん』と言います) あざらしがボーっと突っ立っている、 メルヘンな感じのCMだった。 が、私にとっては、 そのCMも、 そのすっとん . . . 本文を読む

あれから11年後の未来。

2006年01月17日 | その他の日々
喫茶店で書きものをしてたら、 震災の時、自分はどう助けられたのか、 どんなことがあったのか、 ということを、語り合っている、 50代ぐらいのご婦人の会話が聞こえてきた。 昨日のことのように語り合っているなぁ、と思った。 多分、いつまでたっても、 昨日のことのようなのだろう。 ふと、戦後60年であるということを 思いだした。 震災も60年ぐらい過ぎると、 こんな風になるのかな、と思った。 . . . 本文を読む