GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

ドラマー相原誠さん死去

2020-04-18 21:57:18 | MUSIC/TV/MOVIE

相原誠さんが亡くなられた。

と言ってもこの方の名前を見るのは久しぶりだ。

ダウンタウンブギウギバンドのドラムだった人だ。

 

ダウンタウンブギウギバンド。

かっこよかったなぁ。

 

『スモーキン・ブギ』

俺たちの間では「初めて試したタバコは なんとエプソン」って変な替え歌になっていた。当時の学生がタバコを吸うときに免罪符のようになってた曲(今も昔も未成年の喫煙はダメです)。

 

『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』

あのイントロっていうかリフを聴いたら誰でも、最後は「あんた あの子の なんなのさ」って言ってしまう中毒性のあるメロディ。ヨーコ、横浜、横須賀・・・。漫画「ハイティーンブギ」や「あいつとララバイ」など、当時の横浜や横須賀は憧れだった。

  

山口百恵も『横須賀ストーリー』(もちろん宇崎・阿木コンビ曲)を歌ってる。

 

『カッコマン・ブギ』

実は『港のヨーコ〜』はシングルB面曲でこちらがA面。PUFFYもカバーしてるノリのいい曲。「バギートップにヒップボーン」ってところに時代を感じる。初期は『買いものブギ』『賣りものブギ」などタイトルにブギが付く曲が多いロックバンドである。(バンド名がそもそもブギウギバンドだしね)

ダウンタウンブギウギバンド以降でブギがタイトルに付く曲って、近藤真彦の「ハイティーンブギ」と、サザンオールスターズの「女呼んでブギ」くらいしか思いつかないや。

 

『サクセス』

この曲以降は相原さんのドラムではない(はず)。資生堂かカネボウだったか曖昧だが、化粧品のCMに使われた曲だ。ソリッドな前半からの「待たせたな」ってブレイクするところがむちゃくちゃかっこいい。

 

『身も心も』

松田優作の名作ドラマ「探偵物語」の最終回で流れる曲。松田優作が古尾谷雅人に刺された後、街を歩くシーンで流れるのだよ。長渕剛の「とんぼ」の最終回は完全にこれのパクリだって思ってる。

 

『イミテーション・ゴールド』『ロックンロール・ウイドウ』『さよならの向こう側』

もはや説明不要なくらい有名だな。山口百恵に楽曲の数々を宇崎竜童・阿木耀子のコンビで提供してた。当時バンドはどうなってたのかよくわからない・・・。

『絶体絶命』

宇崎竜童がセルフカバーしてて、これはこれでめっちゃロックしてる。ドラムはそうる透だ。

『プレイバックPart2』

当時のフルオケでは、ブレイク後の「バカにしないでよ〜」と入ってくるタイミングめっちゃ難しいはずなんだが、山口百恵は後ろを向いてる(当時のフルオケはステージ下にいるので見えてない)のにドンピシャで合わせてた。

 

『宇崎竜童のファイティング’80』

A.R.B.、Mods、Street Sliders、亜無亜危異、シーナ&ロケット、佐野元春、ROOSTERS、Th eRockers、ハウンドドッグ・・・当時マイナーだった日本のロッカーを紹介する深夜番組。ラジオで流れる曲でしか知らないいろんなバンドの演奏がこの番組では見れたのだ。全国放送だと思ってたのだが、東京の音楽友達に言うと誰も知らないのでローカル放送だったのかも。『誰がカバやねんロックンロールショー』はどうだったんだろう?

    

    

     

 

『竜童組』『鬼太鼓座』

ダウンタウンブギウギバンドがその後どうなったのかよくわからなかったけど、突然『竜童組』となって、これまた俺が大好きな太鼓集団『鬼太鼓座』とコラボしたりしてた。

 

『駅 STATION』

志村けんさんが亡くなられて、唯一出演してた映画と話題にのぼる『鉄道員(ぽっぽや)』と混同されることが多い映画。『鉄道員』は浅田次郎原作で、倉本聰脚本の『駅 STATION』も高倉健主演で同じく北海道が舞台だからね。こちらに宇崎竜童が出てる(確か日本アカデミー賞獲ってるはず)。音楽も宇崎竜童だ。名作だよ。

 

『キャロル』

相原誠さんはキャロルのドラムだったこともある。当時キャロルはツレの間では絶大なる人気を誇ってたが俺は全く知らなかった。日比谷野音のライブの際、裏でサディスティクスが演奏してたとかは知ってるくせに。

ダウンタウンブギウギバンドは、ロックンロールの象徴であるリーゼントに革ジャンだったが、キャロルファンから「キャロルの真似」って言われるのが嫌で革ジャンやめてツナギにしたのは有名だ。

ちなみに所ジョージさんも、デビュー当時リーゼント+タレ目ミラーのサングラスだった。(当時DTBWBの坊やだった)

この革ジャン&リーゼントの系譜は横浜銀蠅〜トラブル(後の虎舞竜)に受け継がれていったな。

 

『ドクターX』

米倉涼子の『ドクターX』に宇崎竜童が出演。スーパーロックスター九藤勇次って役なのだが、これがまたどう見ても矢沢のパロディ。「ユウちゃん」と呼ばれ、セリフでも「俺はいいけど九藤はどう思うかな」なんて言わせたりする。脚本や演出が誰だか知らないが、矢沢永吉をライバル視してた宇崎竜童にまたよりにもよってなぜこの役をさせたのかは疑問。観てるぶんには面白かったけどね。(この回にはゲスの極み乙女の川谷絵音も出てた)

 

なんか相原誠さんからダウンタウンブギウギバンドのこと書いてたらかなり脱線してしまったなぁ。

安らかにお眠りください。

 



post a comment