日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 陳情農民に続く小ネタを用意していたのですが……今朝(6月30日)の香港紙を見て急遽差し替えです。

 ちょっと面白い動きが出てきました。もちろん差し替えるに値する大ネタです(と私は思うのですが)。政界ではなくマスコミ業界からのアクションなんですが、その異例の規模からみて、展開次第によっては政局に影響を与える可能性が出てくるかも知れません。

 ケレン味なく素直に表現するなら、

「中国の新聞記者たちがついに立ち上がった!」

 といったところでしょうか。いやこれは誇張でも何でもなく、言論・表現・報道の自由が保証されていない中国にあっては、非常な勇気を必要とする行動だと思うのです。

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 御存知の方も多いでしょうが、広東省に『南方都市報』という新聞があります(1997年創刊)。

「マスコミはあくまでも党・政府の代弁者たること」

 という、日本では考えられないような枠がはめられ、それが常識である中国のマスコミにあって、同紙は正義感にあふれた、真直ぐで気骨ある編集方針を貫いている「異端」の存在として知られています。

 その「異端」ぶりは伊達じゃありません。地元公安局の暴虐なる取り調べで身分証を持ち忘れただけの大学生が命を失ったことを暴き出し(孫志剛事件)、中国肺炎(SARS)が流行していた際には、患者数などの関連情報を広東省当局が隠蔽している事実をいち早くスクープ。昨年には深センの隠された闇の部分に光を当てるルポを掲載するなどして、深セン市当局から「発禁処分」(一定期間、深セン市内での同紙販売を禁止)を喰らったりもしています。

 権力を恐れず、権力に屈しないその姿勢にはネット世論も拍手喝采。海外からも高い評価を得ています。当然ながら読者の受けもよく、発行部数は1日平均140万部。広東省で最も読まれている日刊紙です。

 そういえば当ブログも貴州省の巨大公害を紹介した際、同紙の詳細を極めた現地ルポのお世話になっていました。俗な言い方なら「社会派」というところでしょうか。必要とあらば「党と政府の代弁者」という枠を突き破ることすら辞さない。『南方都市報』とはそういう新聞なのです。

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 とはいえ、中共一党独裁による専制社会にあって「異端」を実行し、貫こうとすれば、例外なくリスクを背負うことになります。

 実際、「孫志剛事件」「中国肺炎報道」では広東省上層部の不興を買い……どころか激怒させてしまい、権力による報復が行われることになります。昨年1月、当時編集長だった喩華峰氏、それに『南方都市報』を抱える「南方報業集団」の同紙担当役員だった李民英氏が逮捕・投獄されたのです。

 広州市中級法院で開かれた裁判では、贈賄と公金横領の罪をでっち上げられた喩華峰氏には懲役12年、収賄罪の濡れ衣を着せられた李民英氏には懲役11年という実刑判決がそれぞれ下されました(2004/03/19)。さらにその同じ日に、当時『新京報』編集長に転じていた程益中・元編集長も出張先の四川省で拘束(後に逮捕)されたことで、

「まさに筆禍」
「醜悪な権力者による、あからさまな報復だ」

 ……などと、ネット世論は大沸騰。ジャーナリストの立場や人権を問う問題としても捉えられ、中国内外を大きく騒がせる事件となりました。

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 大騒ぎしてもらったおかげ……つまり広東省当局が世論の強い反発に怯んだのか、広州市中級法院で開かれた控訴審における判決では、喩華峰氏が懲役8年、李民英氏は懲役6年といずれも刑が大幅に軽くなっています(2004/06/15)。

 一方の程益中氏はといえば、広東省のトップ(広東省党委員会書記)をかつて務めた任仲夷・呉南の両長老が、

「『南方都市報』の件は寛大に処理してやれ」

 と異例の呼びかけ(というか現執行部への干渉)を行ったおかげで起訴が取り下げられ、めでたく無罪放免(2004/08/27)。ただし広東省当局の腹の虫がどうにも収まらなかったのでしょう、釈放された当日に程益中氏は党籍を剥奪されるという処分に遭っています。嫌がらせですね。

 それにしても、第二審で判決が軽くなったとはいえ、喩華峰氏と李民英氏は冤罪で投獄されたままです。

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 ……ということで、冒頭に話が戻ります。中国国内の新聞記者たちが先ごろ、いまなお獄中にいる両氏の釈放を求め、連署による公開書簡を発表したのです。

 署名者数は驚くなかれ2356名。当の『南方都市報』をはじめ、『新京報』『第一財経日報』『新聞晩報』『上海青年報』の各紙、それに大手ポータルサイト「新浪網」(sina.com)や「捜狐網」(sohu)の記者も名前を連ねています。

 中国国内において、中国人記者がこれほどの規模で連署を行ったのは前例がありません。知識人や作家などを含めれば1989年2月に提出された魏京生氏(中国における民主化運動の源流をなす活動家)の釈放嘆願書、そして同年3月の「三峡ダム建設反対声明」などの例があるものの、人数では今回に遥かに及びません(※1)。

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 冒頭で書いたように、これは非常に勇気の要ることなのです。独裁政権に楯突く行為とみられても不思議ではなく、仮にそうなれば署名者は全て犯罪者。署名行為の合法非合法を云々しても無意味です。もし司法で裁けなくても、党でいかようにも料理できるのですから。

「まさかこれで罪人にはされまい」

 と多寡をくくっている部分があるのかも知れませんが、失職する恐れはあります。そういうリスクを伴う活動に自ら名前を晒すというのは、やはり覚悟の要ることではないかと思うのです。

 なお、この公開書簡はつい先日である6月27日、カリフォルニア大バークレー分校においてジャーナリズム関連のテーマで修士課程にある中国人留学生たちのウェブサイトで発表されました。宛先は広東省高級法院です。署名数もさることながら、この公開書簡では投獄されている両氏が冤罪であることを検証してもいるため、合計5000字(※2)というこの種の文章にしては大部なものになっているそうです。

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 今回の件、濡れ衣を着せられ投獄されている『南方都市報』の2人の釈放要求が出されたということより、2356人もの中国人記者(全て中国国内メディア)が連署した、という事実が何よりも重いです。

 私たちは、そこに中国人記者たちの強い危機感をみるべきなのでしょうか。

 例えば?と問われても、こちらはいつもの料理を出すことしかできません(笑)。要するに中国の社会状況が危機感を持たざるを得ないほど悪化しているということです。その具体例として物価問題、失業問題、拡大する貧富の格差、蔓延する党幹部の汚職などがあり、失地農民(開発用地確保のため耕地を無理矢理奪われ、流民同様の境涯に墜ちてしまった農民)の問題もあるでしょう。

 それらの表現として、河北省定州で発生した暴徒による農民襲撃事件があり(映像が世界に流された、あの騒動です)、最近紹介した安徽省池州市の都市暴動があります。農作業が一段落すれば、また農民暴動も頻発するようになるでしょう。……これが「危機感」の第一点。

 ――――

 もう一点指摘しておかなければならないのは、恐らく報道者ないしは表現者である中国人記者たちが、報道者・表現者として非常に息苦しくなっているのではないかということです。意地悪く言ってしまうと、これは自業自得ともいうべきで、心の準備ができていなかった記者たちの方に問題があります。

 昨年9月の胡錦涛政権発足時、私はこの新政権が目指すスタイルを「強権政治&準戦時態勢」と形容しました。そこまでの指導力を手にできない限り、現在のような中共(中国全土の統治者)は胡錦涛で終わるだろうという邪推によるものです。当時の胡錦涛が示してみせた、危機感にあふれた所信表明(四中全会公報)がその裏付けともいうべきものでした。

 「強権政治&準戦時態勢」なら言論統制は当たり前なのです。実際にまず反日言論・報道が統制され、その後はネットはもちろん、ドラマやCMの内容から、知識人の公的活動にまで枠がはめられました。当然の展開です。

 ところが、胡錦涛政権に対して江沢民時代よりも開明的なイメージを抱いていた記者たちは、報道者・表現者としての自分たちの空間がより拡大されるだろうと期待してしまったのです。で、箱を開けてみたらハズレの紙が入っていた……というところでしょう。記者だけでなく、中国国内や海外を問わず、少なからずの知識人には似たような期待があったようですが、みんな横っ面を張られてしまいました。

 「胡錦涛は開明的ではない」

 という趣旨の文章が一時、在外知識人の集まるサイト(例えば民主論壇)に出ていたりしたものです。散歩しながら雲ひとつない青空を見上げて、

「今日は晴れている」(棒読み)

 ……と、わざわざ同行者に教えてやるような阿呆らしさです。

 ――――

 ともあれ、今回の釈放要求に署名した2356名という数字に、危機感にかられ、あるいはキレかかって堪え切れずに、止むに止まれず立ち上がってしまった……というイメージを私は結びます。この2356名はあくまでもコアであり、その周囲には署名こそしなかったものの、やはり同じ気持ちでいる記者たちが何倍もの数でいることでしょう。

 最近は胡錦涛がどうとか軍部の動静がどうとかいう話ばかりしていますが、政府の用意した窓口を見限って相手にしなくなった陳情農民たちの変化も、ジャーナリストたちのこういう挙動も、社会が何やらかすかに揺れ始めていることを反映しているのではないでしょうか。

 いまは震度2から震度3といったところ。そろそろ「震度4弱」ぐらいにはなるでしょうか。

 何せ中国ですから。突如の激震、ということもあるのでこちらも落ち着いてはいられないのです。


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 【※1】そういえばここで名前の出ていた人たち、その大半はほどなく起きた大学生による民主化運動を積極的に支持する側に回り、天安門事件(六四事件)のあおりを喰って海外に出てしまいましたね。

 【※2】日本語なら5000字×3=1万5000字ぐらいでしょうか。

 【資料】『蘋果日報』(2005/06/30)
     『明報』(2005/06/30)
     http://www.epochtimes.com/gb/5/6/30/n969912.htm(大紀元gb)


コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
ついに中国で・・・ (おっさん)
2005-06-30 14:54:12
御家人さんいつも楽しみにしています。正直驚きです。共産党一党独裁政権でこの声を上げるのは相当な覚悟が必要だったと思われます。この覚悟については人種や国籍を超えて思わず拍手を送りたいと思います。願わくば民主的な国家に・・・というのは欲張り過ぎですね(笑)やはり大陸性国家というものは外敵では内なる敵により崩壊するようですね。駄文で申し訳ないです。
 
 
 
激震の前触れか (まつたろう)
2005-06-30 15:31:36
ご家人さん、初めまして。いつも楽しみに読んでおります。以前に読んだ「廬山会議」蘇暁康著の中に著者のコメントとして次のくだりがありました。「六四事件の後、党の元老はこう言い放った。「われわれの政権は2千万人の命と引き替えに獲得したものだ。これを奪おうとするものは、2千万人の命と引き替えにしなければならない。」記者達は六四事件の記憶がどの程度あるのでしょうか。政権の無慈悲さに対する感覚が鈍っているのではないかと危惧します。どう落ち着くにせよ、激震の前触れかもしれませんね。北京オリンピックまでは持つかと思いましたが、ご家人さんのウオッチに期待しています。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2005-06-30 20:03:40
http://www.abc.net.au/news/newsitems/200506/s1401783.htm

Govt rejects US invite for secret talks on China

Last Update: Tuesday, June 28, 2005. 7:39am (AEST)



豪・ABC:オーストラリア政府は米国政府の対中国の秘密会議を拒否していた



2003年6月、アメリカ政府・国務省は中国の台頭について、同盟国と秘密協議すること

を考えて、日本、英国、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアに声をかけた。



It invited Japan, the United Kingdom, Canada, New Zealand and Australia to

participate, and the latest of these forums was held in January of this year.



このフォーラムは今年の1月にも開催され中国の軍事力増強化から外交協力まで、幅広

いテーマを話し合った。この会合の名前は「おひょう(魚)」とジョークで名付けられ

ていて、国務省副長官のアーミティジが仕切った。しかし、結局オーストラリアはこの

会合に参加拒否した。



拒否の理由は、中国との二国間関係を傷つけることを恐れた豪政府の判断で、アメリカ

政府はオーストラリアの中国に対する神経の使い方を再確認することとなった。



ジョージタウン大学の豪州政治・国際関係を専門にするDr Alan Tidwellは、この決定

について、この会合がトップレベル(首相、外相級)ではなく中級(外交官レベル)

のものなので、オーストラリア政府の決定は意外だと言う。オーストラリア政府の決定

には、政府が余りに対米追従だとする国内の政治的意見を考えてのことかもしれないが

多国籍会議からオーストラリアの得るものは多いはずと述べた。
 
 
 
今日のエントリーからずれますが・・・ (なめネコ)
2005-06-30 23:02:42
大連の日本人学校の副教材で、台湾がシナと別の色で塗られていて没収されたという話題がありましたけど、欧米の外国人学校の副教材も同じ検閲を受けてるんでしょうか?



想像では欧米はスルーしていると思うのですが、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらご教授下さい。ではでは。
 
 
 
Unknown ()
2005-06-30 23:55:27
ネット完全検閲体制も近日完成。

言論統制は強まるばかりでしょう。結局この動きも潰されて、後は現状よりもさらに酷い御用新聞のようなものしか残らないのでは?
 
 
 
欧米ではないですが (k)
2005-06-30 23:56:30
中国の台湾の学校で似たようなことが、あったと記憶しています。もしかすると間違っているかもしれません。
 
 
 
Re:ついに中国で・・・ (御家人)
2005-07-01 01:44:53
「おっさん」さん、コメント有難うございます。



この件には私も驚いています。驚くままに今回の内容を差し替え、かようにつらつらと書いてしまいました。



変な喩えになりますが、プロとして評論・著述活動をしている方々は別として、私のような素人ブロガーは、この日本でさえ実名を明かすことに躊躇し、結局は踏み切れません。それだけに、中共政権下で敢えて本名を晒した記者たちの勇気には私も賞賛を送りたいです。著名知識人や作家のような名前の売れている人ならともかく、この2653名の大多数は無名つまりは「名無し」であり、それだけに粛清に遭うリスクも高くなります。私も拍手を送りたいところです。



ただその一方で、中国は何事にもまして政治が優先する国です。それだけに、この危険な行動が純粋なジャーナリス魂の発露なのか、実は裏に後ろ盾を擁した何か政治的な動きなのではないかと勘繰ってしまう自分がいます。あるいは権力闘争の道具に使われているのではないか、とか。……そうであってほしくはないのですが、何せ中国ですから。今回署名者を出した新聞名や大手ポータルが明らかにされていますから、その中から何らかの関連性が浮かび上がれば続報したいと思います。

 
 
 
しかし凄い (90)
2005-07-01 01:47:19
こんばんは。



政府の気に入らないことを書くと、罪をでっち上げて投獄するという中国政府は恐ろしいですねえ。私は人民日報の偏向報道で中国の記者連中に腹を立てていたのですが、そんな中国で釈放要求に署名した記者の勇気は賞賛に値します(でも日本に関する偏向報道は深層心理に食い込んでいるので止めないでしょうが)。



言論に関して日本はまだ中国より恵まれていると思いますが、こんな日本で反体制を気取っている左の連中は決して中国を非難しませんね。もし、日本が中国のような国家になったら、彼らがどういう行動をするか見ものです。
 
 
 
Re:激震の前触れか (御家人)
2005-07-01 01:50:07
まつたろうさん、はじめまして。いつも駄文にお付き合い頂き有難うございます。



蘇暁康……蘇暁康ですか!私は『河殤』以来のファンです。いまは海外在住の筈ですが、社会を内から見据える優秀なルポライターを失ったことは、中国にとって大きな損失だと思います。「廬山会議」というのは『烏托幇祭』の和訳版でしょうか?中国に留学していたころ、彼の著作は尽く発禁処分になってしまったので、他の作者の発禁本を含め、親しい中国人学生から発禁前に入手した本を借り出しては、大学図書館の事務室でコピーしてもらっていました(事務員の人と仲良くなっていたので)。事務員氏は周囲の目に気を配りつつ、どんな危ない本でも職人技ともいえる恐ろしく速いスピードでコピーしてくれたことを懐かしく思い出します。



>激震の前触れかもしれませんね。



いやホント、とんでもない事態が突発したりしますから中国からは目が離せません。突発するのは、法治でなく人治だとか、法や政府の上に党があるとか、軍隊は国家よりも党に忠誠を誓うとか、そういう未開性とでも言いますか、様々なチェック機能が未熟なのと関係があるのかも知れません。

 
 
 
Unknown (さいたま)
2005-07-01 08:32:30
中国人の民度は低いから、公共心もない。

分裂してもまともな民主国家にはならなそうだね。

韓国見てればわかると思うけど、まああれよりちょっとましな国ができると思う。
 
 
 
ちょっと脱線… (一通行人)
2005-07-01 09:38:11
>韓国見てればわかると思うけど

本当にあれで民主主義国家なのかと思います。

って、見た目重視の整形大国ですから当然の帰結ですが…。



正直言って、

「今日本は対中で忙しいんだからちょっと何処かへ行ってて!」

・・・と思うくらい鬱っとおしいです。



国交回復○周年とか友好ムードが続くと騒ぎだすし

(御陰で中国の反日デモを誘えた功績はありますが)

火を付けてまわるクセに自分等の行動自体はしょぼーんだわ、

収束しそうになると再び騒ぎだすわ、やってる事から鑑みるに



東アジアの香具師国家



以外の何もでもないです。

(中国くらい市場や労働力があれば見所があるわ調停し甲斐もあるんでしょうが

 そんな規模もないので相手している日本政府が可哀相になります。)



いい加減に連中の汚朝鮮への甘やかし政策はやめて欲しいところです。

(日本からの汚への人道援助も全て大量の肥料にして

 南朝鮮政府の送った肥料の価値(特にブラックマーケット)を大暴落させてやるとか…)
 
 
 
追伸 (一通行人)
2005-07-01 10:05:56
>民主主義国家

あ・・・、あの民であり”その総意”だから民主主義国家で良かったんだ・・・
 
 
 
広東"愛国"? (kolgo13)
2005-07-01 11:49:01
今回の記事を拝読して、この動きについては、わたしも御家人さん自らがコメントしておられるとおり、かなり大きな後ろ盾が存在するのではないかと思いました。



なんといっても広東ですから。ここがからんでくると、つい何かと期待してしまいます。「革命は南から」とか。



葉選平が省長であったころ、できるだけ北京から距離を置こうとしていた様子に、私たちは「広東独立王国」と呼んでおりました。ところが、江沢民が実権を掌握したため、葉選平も中央委員からはずされ、協商副主席という「閑職」に追いやられてしまい、ひとり「天吶!粤幇(w)、到此為止!」と叫んだものでした。



広東グループの現況はどうなのでしょうか。



あと『南方都市報』につらなる人脈にはどういう人たちがいるのでしょうか?



考えると、妄想はつきません。



俗に『売国』と揶揄される広東ですが、国を売ってでも独立不羈のあり方を貫き、体制崩壊へと導いてくれれば、「売国無罪」と評される日が来る・・・・・・ことはないでしょうね^^。
 
 
 
Unknown (なすび)
2005-07-01 12:37:03
中国の記者も思いきったことをしたものだ。男だねぇ。

翻って、日本の記者のふがいのないこと。
 
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