日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





(シリーズ:対仏「愛国」戦争【1】)


 例の「おフランス」で行われたオークションという事件ですけれども。

 本来「事件」というべきものでは全くないのですが、中国が無理を通そうと強引にねじ込んだことで、日本を含む世界中のメディアに注目されることとなってしまいました。

 とはいえ事態はスケジュール通り、サクサクと進行しました。ただ中国側が「おいちょっと待て」と因縁をつけて、その邪魔立てを図り見事に失敗しただけです。

 無理を承知で競売差し止め訴訟なんて横槍を入れたり、国内の対仏世論を悪化させたり、フランス在住はもとより、海外の中国人に騒がせようとしたり。

 この一連の動きをどう表現したらいいのか適切な言葉が思い浮かばないんですけど、強盗の理屈のようなものです。ある人が所有しているものをオークションに出そうとしたら、

「それは元々はおれのものだ。だから競売に出さずおれに返せ」

 とまあ、ジャイアンのようなことを。

 基本的に、先進国をはじめとする世界の主要国はみな、法律によって運営されています。法治国家ですね。それらの国々によって構成される国際社会もまた然り。様々な約束事があって、それを無視したり悪用したりすると非難を浴びたり、相応の報いを受けたりします。

 中国も一応その中で呼吸するような国家になっているものの、約束事云々という意味では例外的な存在といっていいでしょう。今年で建国60周年を迎えるというのに、未だに「法治国家の実現」(依法治国)を大目標に掲げている国なのです。法制あれど法治なし。

 さてその経緯ですが……書くのも面倒くさいし阿呆らしいので、時系列順に下に並べておきます。御参照あれ。

 ――――

 ●中国、略奪品の競売中止要求 清朝時代のブロンズ像(共同通信 2009/02/18/17:31)

 ●清代の銅像所有フランス人「中国が人権認めれば返す」(asahi.com 2009/02/21/14:07)

 ●競売中止の是非判断へ清朝略奪品で仏裁判所(共同通信 2009/02/23/23:12)

 ●仏裁判所、中国側の訴え棄却 清朝時代の略奪品を競売(共同通信 2009/02/24/07:59)

 ●<中仏>「クリスティーズを締め出せ!動物像の競売にネットユーザーが猛反発―中国(Record China 2009/02/25/16:57)

 ●<中仏>「盗難文化財」の競売に反論声明、「金儲けの道具ではない」―中国(Record China 2009/02/25/23:41)

 ●サンローランの競売総額463億円 競売史上最高額を記録(MSN産経ニュース 2009/02/26/10:07)

 ●「もっと歴史知るべきだ」 遺品競売で中国メディアが批判(共同通信→MSN産経ニュース 2009/02/26/10:28)

 ●中国、清朝略奪品競売会社を非難「一切の結果負うべきだ」(共同通信 2009/02/26/13:02)

 ●中国、クリスティーズの輸出入審査を強化(共同通信→MSN産経ニュース 2009/02/26/13:42)

 ――――

 ……こうやって眺めてみると「強訴」という言葉が適切かも知れません。平安時代あたりに寺社仏閣が僧兵を使って朝廷に無理難題を呑ませようとした、あれに似ているように思えてきました。

「中国、略奪品の競売中止要求」

 なんてタイトルの記事がありますけど、その競売中止を求める根拠が中国側にはありません。だから「それは元々は中国のものだから……」と理屈にならない理屈で横車を通そうとして、しかしながら拠って立つべきものが全くありませんから予定通り敗訴。

 その前後には国内のネット世論を盛り上げさせて、いかにも13億もの中国人民が切歯扼腕し憤慨して血涙を流しているかのような演出を行う。フランス在住の中国人にも集会を開かせたりする。ここら辺が僧兵みたいなものですね。

 しかしながら根拠のない無理難題ゆえにスルーされてしまい競売成立。するってーと今度は「歴史を知れ」とか「中国人民の感情を無視した」などといった、理屈にもならない言辞を弄して、往来で四肢をバタつかせて駄々をこね泣きまくる幼児かのような見苦しい振る舞い。

 さらに「一切の結果を負うべきだ」「クリスティーズの輸出入審査を強化」などと今度は逆ギレ。

 そうした一連の行為を「恥」と思わないのは、きっと自らを世界の中心と任じて憚らない中華思想という民族的宿痾のせいでしょう。まあ大国超大国も似たようなことをやったりしますけど、もう少し見映えよく、何事かを後ろ盾にしつつ、瀟酒にやってのけるものです。その意味で、フランスとの今回の喧嘩は見苦しさ満点で中国の完全敗北。

 ところで、こういう始末に負えない中国の恥ずべき挙措について私たち日本人はもうすっかり慣れていますね。例えば靖国神社に首相が参拝したときに中国外交部が出す抗議声明とか中国国内メディアの騒ぎっぷりがそれです。

 根拠がないので抗議声明は毎度毎度「中国人民の感情を傷付けた」という訳のわからないフニャフニャした理由が繰り替えされます。実は内政干渉をしているという時点で、中国は日中共同声明に明確に違反しているのですが。

 それでも日本人はお人好し、というより日本人の中に心得違いをしている者がいて、しかもそういった手合いは主として教師とかマスコミとか評論家や政治家あたりに群居しているため、この中国の無理難題に真面目に取り合う馬鹿が大勢出てきます。

 いや馬鹿ではありませんね。中国様の代弁者として働くことで、何らかの利権を得ようとしている訳ですから。

 ところがフランスはそんな甘い国ではありませんでした。駄々をこねる中国に対し冷笑を以て報い、

「ダライ・ラマ十四世がチベットに戻られるようにするなら返してやってもいいよ」

 と、銅像の所有者から切り返された中国は「無茶苦茶なことを」と逆ギレする始末。なるほど中国に対してはこういうあしらい方をすべきなんですね。……まあ僅々数年前、小泉純一郎・首相の時代には日本もそれをやっていたんですけど。

 ――――

 略奪や盗難などによって海外に流出した文化財を保護する約束事というのは、国際社会には実はあります。ユニドロワ条約というのがそれで、盗難なり略奪であることが証明されれば、当該文化財は本来の持ち主の国に返還されるというものです。中国がこの条約に調印したのは1996年。

 ところが、この条約の締結国というのは約30カ国のみで、アメリカもイギリスも日本もフランスもこれに調印していません。

 だから中国がいくら騒いでも約束事としては機能しませんし、法的根拠にもならず、実際フランスで今回行われた裁判がそうであったように、「何それ?」と一蹴されてしまうのです。

 要するに中国は手も足も出ません。悔しいのう悔しいのう。

 電波系対外強硬派あたりが好む『環球時報』、これは僧兵どもの主犯格のようなものですが、党中央機関紙『人民日報』の系列紙です。その電子版『人民網』の記者が26日に開かれたオークションの傍聴席にいたという記事がありました。

 中国人記者ということで、まず入場する時点でカメラの持ち込みを禁じられ(一般観客は持ち込みOK)、オークションが始まってみると、それまで静かに進められていた競売が、問題の銅像2体が落札されると期せずして会場に拍手が湧き起こったとのこと。悔しいのう悔しいのう。

 記者はさぞや不愉快だったでしょうが、さらにその拍手のなかで、意外にも記者の隣に座っていたフランス人のお婆さんから、

「まあ可哀想にねえ」

 と声をかけられたので、それに対して一瞥を与えることもなく、黙って席を立ち会場を後にしたそうです。悔しいのう悔しいのう。

 ●「人民网→環球網」(2009/02/26/09:29)
 http://world.huanqiu.com/roll/2009-02/385420.html

 ――――

 しかし、悔しい悔しいとも言っていられません。中国はいま常ならぬ状態にあります。

 江沢民型の経済成長モデルが超格差社会の出現という形で行き詰まる一方、一党独裁制の必然的な帰結ともいえる「官」による汚職や横暴がごく日常的に蔓延。さらに物価高の後にドカンと降って湧いた世界金融危機によって輸出頼みの経済構造が一頓挫。失業者が量産され、まずは出稼ぎ農民1億3000万人のうちここ数カ月で2000万人が職を失ったとか。

 その一方で、就業難も深刻です。今年の大学新卒者は大体いまごろ就職先が決まるそうですが、現時点での予定就業率は驚くなかれ35.6%。大雑把にいうと、新卒予定者の3人のうち2人までは身の振り方が決まっていないのです。じゃあとりあえずバイトでしのげばいいじゃん、フリーターになるしかないな、というのは日本の話。そういう職すらなくて、就職説明会で出稼ぎ農民と新卒予定者が就業機会を奪い合ったりしているのが現実です。

 こうした状況のなか、デモ・スト・陳情ひいては暴動といった「民」による抗議活動が連日頻発しているのが、いま現在の中国社会。「官」たる中共政権にとって、何が怖いかといえばこれが大規模な暴動→政権顛覆運動へと発展することでしょう。

 何らかの形で怒りのエネルギーが噴出してしまうと、その怒りの鉾先がどこであれ、展開次第ではいつの間にか「反政府」へとベクトルの向きが変わっていても不思議ではありません。庶民にしてみれば、現在のような状況を生み出したのは「官」であり、また特権を振りかざして汚職や不埒な悪行三昧を繰り返しているのも「官」ですから。

 ……という訳で、今回のようなケースで拠って立つべきものがないためにネット世論に騒がせて……要するに人海戦術で臨む、というお決まりのやり口も、実は白刃の上を素足で渡る際どさがあります。30歳から下は実に歪んだ愛国主義教育というものを受けている世代ですから、相手が日本であれロシアであれフランスであれ、例の「愛国無罪」が再燃して暴走し始めると、社会状況が改革開放政策を始めて以来最悪といっていい危険水域にありますから、解き放たれたエネルギーがどこへ向かうかわからなくなります。

 それゆえ、当局には「騒がせる」にしても自然発生的な「騒ぎ」にしても、あくまでもその手綱を自分で握っていられる状態をキープしなければならない、という微妙なさじ加減が求められます。今回のオークションの件にしてもロシアによる中国貨物船撃沈事件にしても、煽り役を担当する『環球時報』や『国際先駆導報』は怒りの記事と同時に火消し的なニュースも併せて流すことでバランスをとろうと試みています。

 むろんそうした国内情勢だけでなく、ロシアやフランスとの関係を必要以上に悪化させたくない、という党中央の意図もあるでしょう。

 ●沿海部の就職難、中国の不安の種に―米紙(RecordChina 2009/02/26/08:20)
 http://www.recordchina.co.jp/group/g28920.html

 ●今年度卒業生の就職率わずか35.6%、超氷河期か―中国(Record China 2009/02/25/07:14)
 http://www.recordchina.co.jp/group/g28896.html

 ――――

 ちなみに、「愛国無罪」にはそこに至るプロセスというものがあるように思います。

 (1)『環球時報』や『国際先駆導報』が煽る。
 (2)ネット世論が沸騰する。
 (3)ネット署名が開始される。
 (4)署名運動が現実世界の街角などでも展開され始める。
 (5)署名活動で集まった群衆が騒いだり、抗議デモが行われたりする。
 (6)プチ暴動発生。

 ……といったところで、2005年春の反日騒動は(6)まで行きました。昨年春のフリーチベットに伴う対仏感情悪化に端を発した動きは(5)まで進行し、フランス系スーパー・カルフールの前に群衆が屯集したり店内に乱入したりしました(「シリーズ:攘夷運動2008」参考)。皮肉にもその勢いを止め、エネルギーの向かう鉾先を全く違う方向へと転じさせたのが5月の四川大震災です。

 今回はロシアに対してもフランスに対しても、騒動は(2)から先には進みませんでした。オークションに対しては「環球網」(『環球時報』電子版)が大手ポータルサイト「騰訊網」(QQ.com)と共同ネット署名を開始した、との告知はありましたが、実際にそのページに飛んでみると、署名ではなく単なる怒りの声をぶちまける掲示板でしかありませんでした。当局による抑制が機能した、とみるべきでしょう。

 一方で、こうした対外的な騒ぎは往々にして政争を呼ぶものですが、ロシアやフランスではネタにならないのか、本来動くべきアンチ胡錦涛諸派にそれらしい挙動はみられませんでした。目下のところは別次元での綱引きが進行中です。

 以下は余談になるかも知れませんが、「歴史を知らない」とわめく中国には「お前が言うな」というツッコミが最適です。中共史観はそれを絶対に認めようとはしませんが、物事の価値観というものは、時代によって変化していきます。過去に、他国を侵略し植民地化して自国の勢力を伸張することが正義だとされた時代がありました。今回のオークションで騒がれた圓明園の銅像2体が流出したのは、正にその時代です。もちろん、略奪というのはほめられたことではありませんけど。

 第二次大戦における日本の敗北という作用もあったでしょうが、戦後、植民地だった地域が続々と国家として独立し、植民地化=悪という価値観が新たに登場します。その新たな価値観の時代に逆らうかのようにドサクサにまぎれてチベットに武力侵攻し、その地を併呑したのが他ならぬ「歴史を知れ」の中共政権です。

 その意味で、

「ダライ・ラマ十四世がチベットに戻られるようにするなら返してやってもいいよ」

 という銅像所有者による中国への切り返しは意地悪とかユーモアではなく、中国の返還要求に対する意外に見事な「返句」であるといえるかも知れません。

 という訳で、一件落着。……といくかと思えば、さにあらず。ネット世論で息を巻く糞青ども(自称愛国者の反日信者)を燃え上がらせるためには、やはり真打ちである日本の登場が欠かせません。

 ●尖閣めぐる首相発言に抗議=中国(時事ドットコム 2009/02/26/20:56)

 ●中国、首相発言に反発 尖閣の領有権問題で(共同通信→MSN産経ニュース 2009/02/26/21:20)

 ほーら。来ましたよ来ましたよ。心ときめく春はもう目の前なのであります(笑)。


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コメント ( 17 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (que)
2009-02-27 14:49:56
現地在住としては心ときめく一方、そらおそろしくもあります。
実習先がきまらず、大学にもどってきている4年生も数人います。。。
 
 
 
queさんなら無問題。 (御家人)
2009-02-27 18:26:23
>>queさん
>現地在住としては心ときめく一方、そらおそろしくもあります。
 そうですね。日本でワクテカしてしまい申し訳ありません。でもqueさんならローカルが色々かばってくれて大丈夫なような、根拠のない確信が私にはあります。


 私の場合は留学中に有事(天安門事件)に出くわしたのですが、上海にも軍隊が入ってくるという噂が流れて大学側(留学生弁公室)と談判する破目になったことがあります。
 私「留学生の安全はどうなる?」
 弁「大丈夫だ。心配するな」
 私「根拠がないぞ」
 弁「いや、チョーマンドーがいるから、大丈夫」
 私「何だそれは?」
 弁「正門の門番だ」
 私「あのオッサンか?」
 弁「そうだ。留学生の身に危険が及びそうになったらチョーマンドーが正門を死守するから心配するな」
 私「……ハァ?」
 てな具合です。他にも留学生食堂の食券の払い戻しとか終了証書の発行とか、途中で逃げ出す留学生が大勢いたので苦労しました。

 ところで「実習」について、地元企業で研修させて卒業後は優先的に就職させるよう取りはからう、とか何とか新華社電にありましたが、それのことでしょうか?学科にもよりますけど、予定就業率が3割強であれば実習先を確保するのも大変でしょうね。
 
 
 
Unknown (que)
2009-02-27 19:12:18
>そうですね。日本でワクテカしてしまい申し訳ありません。

いえいえ、わたしもワクテカはしてるんでww

実習は、まあ、コネとかはしりませんけど、
自力でみつけにいってますね。
日本語学科なんだまだ他の学科よりまだ仕事あるみたいですよ。
 
 
 
初めまして (だるま)
2009-02-27 21:17:12
友に教えてもらい いつも拝見させて頂いています。

「存在」自体が恥な中共でありますから、主さんの仰有る発言は実に心地良く響きますね
 
 
 
Unknown (民す党)
2009-02-28 00:13:27
> 中国よ、法治を知れ歴史を知れ恥を知れ。
この一行目で、笑ってしまいました。

> 「それは元々は中国のものだから……」
これは、中国が辺境の地を領土とする言い訳に使われていますね。
「元々の中国」は、どこの時代のどの中国か、と言いたくなります。

それにしても、ロシアによる船撃沈、フランスの競売、麻生首相の尖閣の領有権主張は、中国の愛国心に対する「愛国心刺激爆弾」の連携プレーじゃないかと妄想してしまいます。
中国の愛国心の暴発を日本に向けるのだけは、遠慮したい。
 
 
 
初めまして (jun)
2009-02-28 19:53:08
じゃあ満州族自治区に返せよってかんじです
もしコンスタンチノープルに元朝のブロンズ像が
残っていたら返せって中共はいうんですかね?
 
 
 
Unknown (みー)
2009-03-01 01:20:12
天安門の時は、結業試験が突然やってきて、学校さぼって
旅行に行っていた留学生なんかは結業証書をもらえなかったみたいです。
私の大学は、日本が大騒ぎしているだけ、ここは大丈夫と結構のんきで、人だかりがしているところには近づかないことといわれただけでした。

上海の某交通大学は、おまえ等が勝手に騒いで帰国するのだから,試験も結業証書もやらんと、言われたと知り合いがゆうておりました。
大学によって対処方法がちがったみたいですね。
 
 
 
【国際】治安部隊、抗議の焼身自殺図ったチベット僧を銃撃 中国 (めるくまーる)
2009-03-01 02:24:24
2chからです。
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1235840721/-100

【国際】治安部隊、抗議の焼身自殺図ったチベット僧を銃撃 中国

1 : ◆KIHA55jUA2 @キハ55φ ★:2009/03/01(日) 02:05:21 ID:???0
【上海=西村大輔】チベット亡命政府系のラジオ局「チベットの声」(電子版)によると、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州で27日午後、宗教活動を当局に阻止されたことに抗議して焼身自殺を図ったチベット仏教の僧侶が、治安部隊に銃撃された。僧侶の生死は不明だ。

 報道によると、同州アバ県の寺院で法要が当局に禁止されたことに抗議しようと僧侶たちが座り込みを始めた。
その後、20代の僧侶がガソリンを自分の体にかけ、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の写真とチベット旗を掲げて焼身自殺を図ったところ治安部隊が3回発砲、倒れた僧侶を運び去ったという。

朝日新聞 2009年3月1日1時46
http://www.asahi.com/international/update/0301/TKY200902280232.html
 
 
 
ベトナムに新幹線♪ (おむら)
2009-03-01 09:00:20
個人的に浮かれてるので、こちらにも書かせてください。
2007年ごろから、交通公社総裁とかが妄言してたんですが、どうやら本格的にベトナム高速鉄道として新幹線技術が採用されるようです。ODAの再開とあわせてなので、これはようやく本決まりかと思われます。南北にながーい国なので、航空運賃より安く、大量輸送が可能なこのシステムの導入はでかいですよー。

まあ、あっちの建設会社は支那系が多いので、技術流出も含めて注意しないといけませんけど。

この流れが、インドシナ半島全域に及んでくれると、物流システムがしっかりして、あの地域の発展に繋がるかもしれません。ビルマも含めて、あの辺は本来、一大穀草地帯であり、農産物を作るには支那よりもずーーっと有利なんですけどね。

ちなみに、このベトナムの鉄道技術導入については、日本の外務省も良い仕事をしてくれてるし、ベトナムサイドの偉いさんも支那からの圧力対策に考えていて、どうも防衛的意味合いもあるようです。

私たち底辺業者には物流システムが完成するのは、どうあれ大喜びなんですけどね。南北高速道路拡充も、もっと早く造ってくれぇ……orz
 
 
 
コメントありがとうございます。 (御家人)
2009-03-01 15:12:28
>>queさん
>実習は、まあ、コネとかはしりませんけど、自力でみつけにいってますね。
 学生が自分で相手を探して,話をつけるんですか。語学系はつぶしがきくとはいえ、それは大変ですね……。

 ――

>>だるまさん
 初めまして。m(__)m

>「存在」自体が恥な中共でありますから
 問題は最近の中国の若い世代が、中共政権を結構肯定的に感じちゃっているところです。いや、内政に対する不満はそれなりにあるのでしょうけど、ロシアの中国貨物船撃沈とか、フランスのオークションとか、日本の尖閣問題とか、そういう自分の利害得失に直接関わらないネタを振られると見事に騙されて喰いついてしまう馬鹿さ加減というべきでしょうか。

 あと温家宝が「新華網」で「網民」(ネットユーザー)と対話したりすると「民主的だー!」とか、何だか特例で皇帝に拝謁させてもらって喜んでいるような感じがあります。覚めている連中もいますけど、所詮は少数派で勢いには抗えません。亡国の世代です。

 ――

>>民す党さん
> 中国よ、法治を知れ歴史を知れ恥を知れ。
>この一行目で、笑ってしまいました。
 今回は色物系に傾き過ぎたと反省しています(笑)。ともあれ尖閣問題は必ず来ますよ。台湾にある米国の出先機関が「尖閣は日米安保の対象」とコメントを出して、おおおと眺めていたら『環球時報』とかはもう報じているので明日あたりからどうなるか……。今回は中国側も普段より腰を据えて臨んでいますから、国内世論をどういじくるのか興味津々です。下手すると「愛国無罪」であぼーんですから。

 まあ中国側の事情はともかく、日本政府がしっかり対応してくれることを願うばかりです。

 ――

>>junさん
 初めまして。m(__)m

 返せというなら、まずは略奪された事実を証明してもらわないといけませんね。『人民日報』日本語版だと今回の件は「流出」となっているのですが、これだと中国人が売り払った可能性もある訳で、それなら商取引ですから中国も口出しできません。そもそもオークションに出品した所有者が略奪したものでもありませんし。まあこの件に関しては昨日あたりから火消し報道が増えてきていますから、尖閣ネタにシフトするつもりなのではないかと思います。

 ――

>>みーさん
 私が留学していた大学では、当初は結業証書は出さない、留学生食堂の食券(FEC=外貨兌換権で購入)の払い戻しも許さない、という強硬姿勢だったのを、

「あんたら知らないだろうけど、日本の中国語学習者の世界は狭いよ。そんなこと言っていたら来期から留学生が他校に流れるよ。外貨獲得に間違いなく支障をきたすよ」

 みたいに何回も説いて、ようやく前倒しの結業試験をやって結業証書も出て、結業式典も行われました。もう20年も前のことなのではっきり覚えていないのですが、そのときか別のときだったか、私が後ろ盾カードを切って大学側に譲歩させた覚えがあります。

 デモ等について大学側から留学生に注意が出たりはしなかった筈ですが、私だけには「お前は行くな」となぜか釘をさされました。もちろん無視♪

 ――

>>めるくまーるさん
 この件についてはまだ情報が錯綜しているのですが、僧侶が病院に運ばれたことは新華社が報じたようなので確かなようです。どういう状況だったのかは不明ですが、勝手にやらせておけばいい法要を治安当局がやめさせようとしたのは明らかにやり過ぎです。

 銃撃が事実なら住民蹶起の可能性もあるでしょう。蹶起したところを武力鎮圧する目的で治安部隊が僧侶に手を出したというなら、これはもうどうしようもないですね。

 ――

>>おむらさん
 いつも貴重な情報をありがとうございます。ベトナムに新幹線の話は私も耳にしましたけど、なるほど、おむらさんの業界からの視点だとそういう発想になるんですね。これで中国からのシフトに弾みがつけば言うことなし。

>ちなみに、このベトナムの鉄道技術導入については、日本の外務省も良い仕事をしてくれてるし、
>ベトナムサイドの偉いさんも支那からの圧力対策に考えていて、どうも防衛的意味合いもあるようです。
 これはまた耳寄りな裏事情ですね。対外援助は本来、こういう国益を見据えた戦略的なものでなければいけないと思います。
 
 
 
恥知らずの通常営業中w (dongze)
2009-03-01 18:33:42
御家人さん、
まあ国会である全人代でこんな法案を検討する位ですから、、、、、
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090228-OYT1T00468.htm
中国に食品安全法、危険食品ならCM出演に連帯責任
 
 
 
Unknown (御家人)
2009-03-01 22:28:40
>>dongzeさん
 実はこの法律、私も気になっています。「危険食品ならCM出演に連帯責任」って笑うところなのかどうか……。何らかの利権潰しとか、政治的引き締めが絡んでいるのかなあ、とか考えていたのです。最近の流れだと、ネットについても「なんちゃってオープン」を演出する一方で、様々な規制に踏み込み始めているように思えるので。どうなんでしょうねえ……。
 
 
 
続報らしいですが…… (わぁな)
2009-03-02 15:51:30
私のコメント見る前に既に情報みてそうですけど…

落札の中国人「金払わない」と宣言 イブ・サンローランの遺品
http://sankei.jp.msn.com/topics/culture/2781/clt2781-t.htm

中国人が入札してるだろうという予想はしてましたが
見事に落ちが付いて、さらに納得した記事でありました。
 
 
 
Re:続報らしいですが…… (御家人)
2009-03-02 18:02:16
>>わぁなさん
 香港はもとより、中国国内でもニュースで流れています。この展開はさすがに予想していませんでした。想像以上の困ったちゃんですね。とりあえず法治(契約)と恥の概念が欠落していることはわかりました。

 今後の展開にwktkせざるを得ません(笑)。
 
 
 
たぶん、規制強化は進む (dongze)
2009-03-02 20:46:41
御家人さん、
多分想像通り、一見してOPENのようで実はxxxxという展開がそこかしこで出てきています。当方関連でも「手機」の世界で独自規格を貫くとか、相変わらず「赤光線」規格とかの家電規格とか、、、これ全て国家主導ですからね。
 
 
 
アンケート (90)
2009-03-03 00:05:35
>>落札した中国人「カネ払わない」 75%が「支持」
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090302-00000105-scn-cn

もうご覧になっているでしょうが、サーチナに結果が記載されていたの新浪網アンケートで、代金を払わないと言う行動を75.4%が支持、支持しないのは18.1%、支払うべき、はわずか2.2%、でした。支持しない、と支払うべきと言う心境の違いが分らないのですが、踏み倒しを75%以上が支持しているとは愛国無罪が行き届いたシナらしい行動です。
もちろんオークションは再度行われるだけですから、単にシナが非常識な国だと宣伝しただけになるのではないでしょうか。
自分の都合で大国だの発展途上国だの言い出し、行動は自己中心のでたらめ、この国に日本が対峙できるんでしょうか。
 
 
 
さらに続報 (おむら)
2009-03-03 10:02:06
イブ・サンローラン氏と共同財産管理していた御仁がぶち切れたようで、もう競売には出さず、自分のところで保管すると宣言されたとラジオで言ってました。

えーと、面白いですね。ほんとw
 
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