日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

2011.6.10 「交渉会派を2人以上に」議長に申し入れ

2011年06月12日 | 旧ブログから

5月定例会最終日に、議員報酬の引き下げ(議長10%、副議長8%、議員5%)が全会一致で可決されました。

私たちはもとより、高すぎる議員報酬を30%、20年前の水準に引き下げるよう要求してきたので、議案には賛成しました。

しかし、こういう大事なことが各派代表者会議や議会運営委員会に提案され、議論されるのですが、

そこに出席し、議決できるいわゆる交渉会派が、これまでの2人以上から3人以上になったため、共産党県議団は除外されています。

一人会派も含めると4会派6人の少数意見が最初から排除されているといってもいいと思います。(オブザーバーもその6人の中から一人の代表が出席できるのみ)

こうした議会制民主主義を後退させる改悪が、共産党議員のいないうちに強行されてしまったのです。

県議団として9日に、議長に対し、交渉会派を2人以上にもどすこと、

議会開会中、交通費などとして一人当たり5400円から8100円が支給されている費用弁償は、県民の理解が得られないことから廃止すること、

県民から厳しい批判をあびて中断していた海外調査を復活させないことなどを求めました。

費用弁償については、私たちはその全額を被災地に寄付することにしました。

数の力でなんでもごり押ししようとする横暴に対しては毅然として立ち向かいます。

そして、こうした議会の様子を県民に知ってもらうために情報発信していきます。

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「しんぶん赤旗」6月10日付

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「上毛新聞」6月10日付


2011.6.10 定例会最終日で反対討論しました

2011年06月11日 | 旧ブログから

初議会の5月定例会が終わりました。私は、最終日の本会議で共産党県議団を代表して反対討論を行いました。緊張しましたが、県政のチェック役としての責任を果たせました。

指定管理者制度に関する議案、特に県立義肢製作所や馬事公苑、県立公園に利用料金制を導入することについて、「創意工夫」の掛け声の下、収益を増やさせる一方で、指定管理料を引き下げる狙いがあることを批判し、反対しました。

伊藤県議は、八ツ場ダムの早期完成を求める意見書案に反対の立場から討論しました。この意見書には「リベラル群馬」や「爽風」の議員も反対の態度を表明しましたが、自民党、公明党などの賛成多数で可決されてしまいました。

このときの模様は群馬県議会のインターネット中継をご覧ください。
私の発言は冒頭の33分後くらいから約5分間です。
伊藤議員の発言は4分後くらいから約4分間です。


2011.6.7 知事提出議案を全会一致で否決に

2011年06月11日 | 旧ブログから

5月定例会では画期的なことがありました。

ESCO(エスコ、エネルギー・サービス・カンパニー)事業といって、温室効果ガス削減を名目に、県有施設の空調設備の設置や運営を民間営利企業に丸投げする議案が厚生文化常任委員会で大激論になりました。

私は会議の冒頭で、総額9億円、15年の長期にわたる契約の妥当性や所有権の問題、契約がきちんと守られる保障があるのかなどを質問。

するとそれを皮切りに、驚いたことに自民党など他党からも異論が相次ぎ、別日程で集中審議を行うことになりました。まさかの展開です。

そして、審議すればするほど「経済社会の変動によるリスクは誰が負うのか」「議会への説明が不十分だ」「事業者の選定に問題がある」「時期尚早だ」などの意見が噴出し、結局、5会派10人の全会一致で否決となりました。これには私も正直驚きました。

同僚の伊藤県議も「中身の議論で否決という結果になるなんて私の記憶にはないよ。すごいことだ」と喜んでくれました。知事提出議案を全会派一致で否決するのはきわめて異例のことです。

私は、事実と道理をもって話し合えば、どんな問題でも解決の方向を示すことができると確信しました。大きな手ごたえとやりがいを感じ、実りの多い初議会でした。

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2011.6.3 共同参画センターの使用改善で成果

2011年06月03日 | 旧ブログから

本日の県議会厚生文化常任委員会で私は、男女共同参画の推進について質問した中で、男女共同参画センターの運営に関して、是正を求めました。

先日、日本共産党が女性議員研修交流会を行おうと会場使用を申請した所、「政治団体には貸していない」と断られました。

2年前に閉鎖された女性会館は自由に借りられたのに、納得のいく説明もないまま、政党として借りることができなくなっていました。

私は委員会で、「センターの設置及び運営に関する条例では『営利目的』『公序良俗に反する』『施設を棄損するおそれ』がない場合とあるが、そうした理由もないのに利用を制限するのは、管理権者の権限を逸脱するのではないか」と追及。すみやかな改善を求めました。

センターの設置趣旨から、主に女性団体の利用に供されています。たしかに、登録団体の利用を妨げることがあれば別ですが、研修室等の稼働率は現在、五割程度といいます。十分空いているんです。

しかも、政党横断的な「女性議員の会」の利用は認めて、一政党ではダメというのは、とても納得いきません。嫌がらせとしか思えません。

実際、埼玉県では、特に制限を設けず政党にも広く利用を認めています。

県はいろいろ釈明しましたが、結局、利用が認められることになりました。一歩前進です。

理不尽な慣例、不合理な差別に対してはどんどん声をあげましょう。