日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

会津若松市の仮設住宅に正月用のもち届ける (しんぶん赤旗2014.12.30)

2014年12月31日 | しんぶん赤旗
2014年12月29日
福島第一原発事故によって、4年近く経つのにいまだに避難生活を余儀なくされている大熊町住民への支援行動に取り組みました。
県議に支給されている費用弁償も使って、支援物資を届け、懇談しました。
雪が数十センチ積もる会津若松市内の仮設住宅に、お米400Kg、お餅40臼、ミカンや卵、ネギなどの野菜を、集会室に集まってくれた約30人にお渡しました。
私は「少しでもあたたかい気持ちでお正月を迎えていただければ」と挨拶。
自治会長さんは、海沿いの温暖な土地から、雪深い会津の地に、移らざるを得なかったこと、放射線量が高く故郷に帰れない苦悩などを語りました。
他の入居者は、結露の処理や、水道光熱費が高いなど不便な生活の実態を話し、支援への感謝の言葉をこもごも語っていました。


正月用のもち届ける 市民団体が仮設住宅で / 会津若松 (しんぶん赤旗2014.12.30)


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生活保護基準引き下げは憲法違反 前橋地裁で口頭弁論始まる

2014年12月18日 | 生存権裁判
生活保護基準の引下げは、生存権を保障した憲法に違反するなどとして、群馬県内の受給者10人が、国や自治体を相手に処分の取り消しを求めた裁判の第1回口頭弁論が17日、前橋地裁で開かれました。
裁判では、斎藤匠弁護団長が準備書面の内容について陳述を行いました。この中で、貯蓄なし世帯が3割を超え、貧困率が過去最悪となり、餓死や孤立死が相次ぐ中で、最後のセーフティネットである生活保護制度が果たすべき役割はいっそう重要となっていると指摘。保護基準の引下げは、受給者だけでなく、就学援助や住民税の非課税基準、最低賃金など市民生活に広範な影響が及んでいると強調しました。その上で、3年間で総額670億円もの生活扶助費削減の強行は、憲法25条の生存権を著しく侵害するとして、処分の取り消しを求めました。
裁判後の報告集会では、生存権を守るぐんまの会(準備会)の穂苅清一さんらが「不当な引下げは許せない」と、裁判支援の取り組み強化を呼びかけました。
次回期日は、来年3月11日午後3時からで、原告の陳述を予定していす。



日本共産党が総選挙で21議席へと大躍進 店橋さんが結果報告 公約実現へ全力

2014年12月16日 | 2014総選挙
投開票から一夜明けた15日正午、衆院群馬1区候補として善戦健闘した店橋世津子さんが、県庁・前橋市役所前で選挙結果を報告しました。
日本共産党は、比例代表で606万票を得て、沖縄1区と比例20議席の合わせて21議席を獲得。議案提案権も得ました。
北関東ブロックでは、塩川鉄也さんに続き、梅村さえこさんも当選。11年ぶりの複数議席となりました。
店橋さんは21394票(得票率11.4%)を得る大健闘。比例での躍進に貢献しました。
選挙期間中、「政治とカネ」をめぐる問題や国民いじめの「アベノミクス」に対する批判、連日行われた前橋市街地上空での米軍機の低空飛行訓練に怒りの声が多数寄せられました。安倍自公政権の暴走と正面から対決し、国民の命とくらしを守るために、公約実現へ全力を尽くす決意を表明しました。

16日午後、私は宣伝カーで前橋市内をまわり、選挙結果を報告するとともに、来春の県議選での支援を訴えました。




日本共産党の当選者 21人

総選挙の結果について 12月15日 日本共産党中央委員会常任幹部会


第3回定例県議会が閉会 酒井県議が反対討論 不要不急の大規模開発に反対

2014年12月15日 | 群馬県議会
群馬県議会第3回後期定例会は15日、ウイルス性肝炎患者の定期検査費用への助成などを盛り込んだ一般会計補正予算や県交通安全条例などを採択し、閉会しました。
私が反対討論に立ち、八ツ場ダム関連の橋梁工事や上信道へのアクセス道路の橋梁工事について、大規模開発の典型であり、不要不急だとして反対しました。
「消費税増税撤回の意見書提出を求める請願」について、4月からの消費税8%増税が「増税不況」を招き、県民は物価上昇、収入減、社会保障削減の三重苦を強いられていると批判。消費税増税の先送り実施でなく、きっぱり中止することこそ求められているとして、不採択に反対し、採択を主張しました。
「農政改革に関する請願」について、政府が進める「農政改革」は、日本農業と国民の食を支えてきた家族農業を否定し、農業と農地を企業のもうけのために開放し、その障害となる農業委員会や農協を事実上解体させるものだと指摘。農業政策の基本を企業の参入・進出に置くのではなく、家族経営を基本とし、それを支える諸制度の充実、地域コミュニティーの維持、協同組合の発展こそ重要だとして、本請願の採択を求めました。
このほか、柏崎刈羽原発の再稼働に反対する請願、朝鮮人追悼碑の設置許可更新を求める請願、八ツ場ダム本体工事を中止し、吾妻渓谷の保存を求める請願、高崎競馬場跡地へのコンベンション計画の再検討を求める請願について、それぞれ採択を主張しました。

以下、その全文です。

日本共産党県議団の酒井宏明です。通告してあります。各議案および各請願について委員長報告に反対する立場から討論いたします。
最初に、146号一般会計補正予算です。ウイルス性肝炎患者の定期検査費用への助成など賛成できるものもありますが、八ツ場ダム関連の橋梁上部工工事にかかる債務負担行為が含まれており、八ツ場ダム建設そのものに反対する立場から、賛成できません。
 164・165号は東吾妻町の吾妻大橋上部工の請負契約です。これは大規模開発の典型である上信道へのアクセス用の施設ですが、住民は、県道・渋川東吾妻線の未改良部分の工事こそ急いでほしいと願っています。不要不急につき反対です。
次に請願についてです。
総務企画49号、所得税法第56条の廃止の意見書採択を求める請願です。国際的にも異常な所得税法56条を直ちに廃止して、家族従業者に労働の対価として支払う正当な報酬を、必要経費として認めるべきであり、継続でなく採択を求めます。
同50号、消費税増税撤回の意見書提出を求める請願です。4月に消費税率が8%に引き上げられ、GDPは2期連続のマイナスとなりました。まさに「増税不況」です。多くの県民は長引く不況に加え、物価上昇、収入減、社会保障削減の三重苦を強いられています。経済の疲弊、商店街の衰退ははなはだしく、中小業の倒産・廃業は歯止めがかかっていません。そもそも消費税は低所得者ほど負担が重く、弱い者いじめの税金で、社会保障財源としてはふさわしくありません。消費税増税の先送り実施でなく、きっぱり中止することこそ求められています。よって、不採択でなく採択を求めます。
同51号、柏崎刈羽原発の再稼働に反対する意見書の採択を求める請願です。
 福島原発事故から3年9か月。事故は収束しておらず、いまだに12万人余の人々が避難生活を強いられています。こうした中で、原子力規制委員会は、放射性廃棄物の処理や安全な保管についていまだに見通しがたたないまま、申請基準適合審査など技術的な審査のみをすすめ、住民の避難計画も自治体任せとして、再稼働しようとしています。新潟県柏崎刈羽原発は「津波対策」「電源配備」「ベント設備」など場当たり的な「安全対策」を施したうえで、再稼働を準備しています。同原発の直下には活断層が存在することも指摘されています。再稼働が多くの国民を危険にさらすことになる事実を直視して、群馬県議会として再稼働反対の意見書を国に提出するよう強く求めます。よって継続でなく、採択を求めます。
厚生文化41号、生活困窮者自立支援法における支援事業の費用負担および、放課後学童保育クラブにおける障害児受け入れ推進事業の改善についての請願は継続でなく、採択を求めます。
環境農林28号、農政改革に関する請願です。
政府が新成長戦略に位置付けた「農政改革」は、日本農業と国民の食を支えてきた家族農業を否定し、農業と農地を企業のもうけのために開放しようとするものであり、その障害となる農業委員会や農協の事実上の解体も提言するなど国民の食料と地域の将来に重大な影響をおよぼしかねません。国連は今年を国際家族農業年としています。風土や歴史の異なる世界の国々には、それに見合った多様な食文化や、それを支える家族農業があり、地球規模の飢餓問題や環境問題の解決には、グローバル企業化農業一辺倒では無く、家族農業や食料主権の尊重に光を当てる事こそが大切だとしています。農業政策の基本を企業の参入・進出に置くのではなく、家族経営を基本とし、それを支える諸制度の充実、地域コミュニティーの維持、協同組合の発展こそ求められています。よって本請願の採択を求めます。
同29号、政府による緊急の過剰米処理を求める請願です。
いま、米価が暴落しています。2014年産ゴロピカリのJA概算金が1俵6000円で、1kg当たり100円。缶コーヒーも飲めない価格です。「米をつくってメシが食えない」深刻な事態が広がっています。今年から経営所得安定対策が半減され、今でさえ生産費を大幅に下回っている米価がさらに暴落するなら、コメの再生産が根底から脅かされることになります。主食のコメの需給と価格安定をはかるのは政府の重要な役割であり、緊急に過剰米の処理を行うべきであります。よって、採択を求めます。
産経土木51号、朝鮮人追悼碑の設置許可更新を求める請願です。かつて日本が朝鮮を植民地化し、朝鮮人を強制連行して過酷な労働を強いたのは歴史的事実であります。追悼碑自体、そうした歴史を反省し二度と過ちを犯さない誓いとして県議会の全会派が賛成して建てられたものです。在日朝鮮人などへの排外主義をあおるヘイトスピーチで物議を醸している在特会などからこの碑への攻撃がなされていますが、近隣諸国といがみ合い、再び世界から孤立する道をすすむ、こうした動きの先に未来はありません。追悼碑の設置期間の更新を求める請願を不採択にするなど、県議会の見識が問われます。レイシストに手を貸す行為だということを自覚すべきです。採択を強く主張します。
同52号、八ツ場ダム本体工事を中止し、吾妻渓谷の保存を求める請願です。吾妻渓谷は、県内随一の、まさに世界遺産に匹敵する、かけがえのない景勝地です。環境影響評価法に基づく再調査を行うとともに、本体工事を中止し、現状のまま次世代に手渡したいという願いは当然であります。有害物質の混じった鉄鋼スラグが大量に使用されている問題が未解明なままに、本体工事をすすめることを認めるわけにはいきません。不採択に反対し、採択を求めます。
コンベンション対策2号、高崎競馬場跡地へのコンベンション計画の再検討を求める請願についてです。県が実施した建設を前提とした住民アンケートでさえも「集客できるのか疑問」「赤字になるのではないか」など疑問や不安の声、反対する声があがっています。建設先にありきではなく、県民・周辺住民の意向を慎重に把握したうえで再検討することを求める本請願の採択を求めます。
その他の議案および請願については、かねてからの理由により委員長報告に反対です。
以上で、私の反対討論といたします。



衆議院北関東比例ブロックで塩川さん、梅村さん当選! 群馬1区たなはしさんも大健闘

2014年12月14日 | 2014総選挙
歴史的な総選挙。開票作業が進んでいます。自民公明で3分の2を獲得する一方、日本共産党は議席倍増が確実の情勢で、さらに上積みする勢い。まさに「自共対決」を象徴する選挙だったのではないでしょうか。
群馬1区では、たなはしせつ子さんが21394票を獲得し、北関東比例で2議席獲得へ結びつける大健闘。本当にすばらしいです。
選挙事務所で、たなはしさんは日本共産党によせられた期待に応えるべく引き続き全力で頑張る決意を表明しました。



歴史的な総選挙 ぜひ投票にお出かけください

2014年12月13日 | 2014総選挙
歴史的な総選挙も、いよいよ明日が投票日。
自民党圧勝が予想される中、日本共産党が躍進できるかどうかに日本の未来がかかっているといっても過言ではありません。
明日の投票日、ぜひ比例代表は「日本共産党」と書いて投票してください。
選挙区では、日本共産党の候補者にご投票ください。
棄権だけはしないよう、お気をつけてお出かけください。

原発をなくそうと雨ニモマケズ37回目の昼デモ行進

2014年12月11日 | 原発・放射能
原発からの撤退を求める昼休みデモ行進が11日、県庁前で行われ、雨模様の中、60人が参加しました。県労会議など5団体の主催。
出発前の集会で私は、開会中の県議会で、柏崎刈羽原発の再稼働中止を求めた請願を日本共産党以外の党派が委員会で「継続」扱いにしたことを批判。15日の本会議で委員長報告に反対の立場から討論するので、ぜひ傍聴(またはインターネット視聴)をと呼びかけました。


米軍機の爆音「耐えられない」苦情1日で100件超 県に緊急申し入れ

2014年12月10日 | 安保・米軍基地
日本共産党群馬県委員会と県平和委員会、群馬上空での米軍機の飛行に反対する前橋市民の会は10日、大澤正明知事あてに「米軍機の低空飛行中止についての緊急申し入れ」を行いました。酒井宏明県議が同席しました。
数日前から、米軍機とみられるジェット機が群馬上空を激しい爆音をまきちらしながら戦闘訓練を行っています。8日には4~5機が午後6時半頃から9時過ぎまで長時間、旋回飛行を行い、「恐怖を感じる。耐えられない」「ともかくやめてほしい」など怒りの声が県庁などに殺到しました。
「市民の会」の大川正治氏は、(1)市街地上空での低空飛行訓練をやめるように知事が直接、防衛省やアメリカ大使館に要請に行く(2)「騒音測定器」の設置を国に要望する(3)飛行訓練が多い自治体との連携をすすめるための「協議」の場を呼びかける(4)「目撃・騒音情報」の提供を県民に呼びかける―ことなどを申し入れました。
五十嵐靖男地域政策課長は、6日午前10時頃、過去最高の91.7デシベルの騒音を記録。8日の飛行に対して、前橋だけでなく高崎や伊勢崎、渋川、玉村など広範囲の住民から合計122件もの苦情が寄せられ、課長が直接、北関東防衛局に電話したことを明らかにしました。
 酒井県議は「県民の命と安全を脅かす米軍機の横暴勝手に対してもっと強い姿勢でのぞんでほしい」と要請しました。