日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

千年の古都で「新しい政治」探求

2009年10月29日 | 旧ブログから

全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)の

総会と交流会が24・25日、奈良市で開かれました。

過去最高の1500人以上が参加し熱気にあふれました。

前日の夜に高速夜行バスに乗り、翌朝、7時ごろ到着。

せっかくなので、奈良国立博物館で開催中の正倉院展に。

開場前からすでに長蛇の列ができていました。

千年の時を経てなお鮮やかな輝きを放つ宝物は感動もの。

ゆっくり見学できませんでしたが、十分堪能してきました。

総会では志位委員長が「日本政治の新局面と革新懇運動」と

題して、45分にわたって特別報告しました。

民主党政権に対して政治をかえてほしいという「期待」、

本当に変わるのか、財源は大丈夫なのかという「不安」、

自公政権に代わるどういう政治が必要なのかという「探求」

そのすべてにこたえた運動の発展が求められていると強調。

「国民が新しい日本の進路を真剣に探求しているときに、

それにこたえられる革新懇があることは大きな希望です」と

のべたことがとても印象的でした。

各地域からの発言では、切実な要求実現の取り組みをはじめ

米軍基地問題でのたたかいや核兵器廃絶の取り組み、

保守無党派層との共同などが生き生きと語られました。

まさに“革新懇の出番の情勢”を実感。全国の経験に学び、

目に見える革新懇運動を発展させるために頑張ります。


政府予算要望のため国会へ

2009年10月20日 | 旧ブログから

19日、民主党政権のもでは初めてとなる来年度政府予算に

関する要望を各省庁に行うため、国会に行ってきました。

厚生労働省に対しては、生活保護や介護保険、国保の改善、

国としての子どもの医療費の無料化などを要望。

国土交通省へは八ツ場ダム建設の中止にあたって、

情報公開や地元住民への説明責任をはたすこと、

生活再建、地域振興策に万全を期すことを強く求めました。

文部科学省に対しては就学援助制度や少人数学級の拡充

高校・大学の学費負担の軽減を要望しました。

高校の授業料無償化について国は「確実な実施にむけて

取り組む」と表明。保護者らの願いが一歩前進しました。

防衛省に対して、小銃を携行した夜間行進訓練の中止、

米軍機による低空飛行訓練の即時中止を要望しましたが、

国は、いずれも「訓練は必要だ」と強調。

ただ、「住宅密集地での低空飛行訓練は配慮する」などの

日米合意事項を守るよう伝えていきたいとのべました。

参加した地方議員からは切実な要望が数多く出され

建設的野党としての真価をいかんなく発揮していました。

すぐ解決する問題もあればそうでないものもありますが、

こうした一つ一つの取り組みが現実政治を動かしていると

実感します。県や各市町村で要求実現に向けて

どう運動化していくかが今後求められています。


八ツ場ダム中止をめぐり

2009年10月14日 | 旧ブログから

久しぶりのブログの更新となってしまいました。

慌ただしい毎日ですが、おかげさまで元気にやっています。

 

さて、日本共産党第9回中央委員会総会が開かれました。

総選挙の教訓や参議院選挙の方針が明らかにされましたが、

国民と私たちの奮闘が現実政治を大きく前進させていることに

確信を深めました。

とくに、八ツ場ダム問題では新政権が中止を表明しましたが、

古い自民党政治ではとても考えられなかったことです。

無駄なダムはいらないとの国民の運動の成果だと思います。

ただ「マニフェストに書いてあるから信任された」とばかり

問答無用に押し付ける民主党のやり方には疑問符がつきます。

50年以上もダム建設に翻弄された地元住民にとっては

「国に裏切られた」と反発をおぼえるのも当たり前です。

「大変な苦痛を与えて申し訳ない」と真摯に謝罪し、

国交省がもっている利水や治水、地すべり関係の情報などを

広く公開して、中止の根拠をきちんと説明したうえで

「生活保障と生活再建、地域振興に国が責任をもちます」

となぜ言えないのでしょう。

 

この問題で先日、党県委員会が八ツ場ダム問題学習会

開いたところ300人を超す参加者であふれかえりました。

テレビや新聞各社もたくさん取材に来ていました。

参加者からは「なぜダムが必要ないのかよくわかった」

「マスコミの報道も問題。事実を知らせていかなければ」

などの感想が寄せられました。

 

八ツ場ダム問題は、マスコミにも大きく取り上げられ

川原湯温泉などダム予定地周辺は大変にぎわっています。

「ダムに沈まなかった町」こそ、町おこしの“売り”に

なると思うのですが。

地域住民の生活再建第一に地域をどう活性化していくのか、

国はもちろんですが、みんなで知恵をしぼっていくことが

大事ではないでしょうか。

私はこれからも地域住民のみなさんとの対話をすすめて

いきたいと思います。