
THE JUNGLE BOOK
2016年
アメリカ
106分
アドベンチャー/ドラマ/ファミリー
劇場公開(2016/08/11)


監督:
ジョン・ファヴロー
『カウボーイ&エイリアン』
製作:
ジョン・ファヴロー
出演:
ニール・セティ:モーグリ
声の出演:
ビル・マーレイ:バルー
ベン・キングズレー:バギーラ
イドリス・エルバ:シア・カーン
ルピタ・ニョンゴ:ラクシャ
スカーレット・ヨハンソン:カー
ジャンカルロ・エスポジート:アキーラ
クリストファー・ウォーケン:キング・ルーイ

<ストーリー>
幼い頃に親とはぐれ、ジャングルでオオカミに育てられた少年・モーグリ。幸せに暮らしていたある日、人間への復讐心を持つトラのシア・カーンが現れ…。
-感想-
2016年
アメリカ
106分
アドベンチャー/ドラマ/ファミリー
劇場公開(2016/08/11)


監督:
ジョン・ファヴロー
『カウボーイ&エイリアン』
製作:
ジョン・ファヴロー
出演:
ニール・セティ:モーグリ
声の出演:
ビル・マーレイ:バルー
ベン・キングズレー:バギーラ
イドリス・エルバ:シア・カーン
ルピタ・ニョンゴ:ラクシャ
スカーレット・ヨハンソン:カー
ジャンカルロ・エスポジート:アキーラ
クリストファー・ウォーケン:キング・ルーイ

<ストーリー>
幼い頃に親とはぐれ、ジャングルでオオカミに育てられた少年・モーグリ。幸せに暮らしていたある日、人間への復讐心を持つトラのシア・カーンが現れ…。


動物CGの映画だと遂最近『ターザン:REBORN』を観たばかりだけど、断然こっちの方が面白い。
あっちはストーリーが普通過ぎたのに対し、こちらのストーリーには躍動感がある壮大な冒険がある、そして感動がある。
少年モーグリ以外は全部CGという所からして凄いのだが、その高度なCGと実写が巧みな技術で融合し、何もかもが本物に見えるてくるのだから強く賞賛する値に達した紛れもない傑作。
合成バリバリに感じた『ジュマンジ』が懐かしくなる、それ程今のCGは出来過ぎという事になるだろうね。
大小様々な動物達が登場するが、やはりアドベンチャー大作として観ている側からすれば超巨大なものも出して欲しいと願うのが世の常。
それをこの作品ではきっちりと果たしてくれているから嬉しい。
キングコングにはちょっとサイズが及ばないものの、ど級の猿軍団ボス・オランウータンが「赤い花」を手に入れたくモーグリに向かって巨体を揺らし建物を破壊しながら迫り来るシーンは圧巻。
物語中、度々ピンチに遭遇するも、その都度心優しきハチ蜜大好きなあの動物が参上。
くまーーーーーー!!
バルーという立派な名前があるにも関わらず、どうしても心の中ではくまーー!と叫んじゃうのは咄嗟にバルーの名前が出てこない、逆にそれだけ愛着を持っているからお助け参上で急に現れたら興奮しちゃってもうクマでいいや!と勇敢な戦いっぷりと活躍っぷりに応援だけを捧げたくなる証。
モーグリは「お前は狼の子だ」と育てられるが、人間だけが持つ本能をそう易々と手放せられるはずもなくでして、人間だからこそ出来る技術が随所で役に立つ。
バルーの食料調達もそうだし、「赤い花」を手に入れた事で宿敵のトラと対峙する所も同じく。
大木の細い木の枝の上でトラと運命の対決をするシーンは緊張が走るが、元は人の子としての判断と用意が功を奏して戦いに打ち勝つ瞬間は動物では決して成し得ない見事さ。
中盤、穴に落ちたジャングルの創始者と言われる象の子をモーグリが人間の知恵を働かせて救出するが、そのお礼として象の群れが森の炎上を消してくれる形できっちりと返してくれる。
これらをモーグリの成長として見届けてきた動物の仲間達が野生的に育てるのは間違いだったと気付き、人間の知識・能力も又、共に過ごすには必要と考えが変わり、強制はさせず伸び伸びとしたジャングルでの生活を容認する様になるラストが争いを起こさない個々が持つ特技を活かし互いに助け合いながら平和的に暮らす事を皆が望むという意味でも実に感慨深いものとなっていた。
ほぼCG主体の作品なので、完成するまでに相当な労力と時間を費やしたと思うが、それら多くの苦労も観客の満足する顔を見れば吹き飛んだ事だろう。
ディズニークオリティーここに在り、と卓越した演出にて視覚を存分に刺激し、得意のほっこりエンディングで気持ち良く観終えられる多くの見所も又魅力的な素晴らしき逸品。
評価:★★★★

16/12/18DVD鑑賞(新作)


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レンタル開始日:2016-12-16
メーカー:ウォルト・ディズニー・ジャパン
オフィシャル・サイト(日本語)
関連作:
『ジャングル・ブック(1967)』(アニメ版)