
11年/日本/91分/青春ロマンス/劇場公開(2011/07/16)
-監督-
宮崎吾朗
過去監督作:『ゲド戦記』
-プロデューサー-
鈴木敏夫
-企画-
宮崎駿
-脚本-
宮崎駿
-主題歌-
手嶌葵『さよならの夏~コクリコ坂から~』
-制作-
スタジオジブリ
-挿入歌-
坂本九『上を向いて歩こう』

-出演-
*長澤まさみ…松崎海
*岡田准一…風間俊
*竹下景子…松崎花
*石田ゆり子…北斗美樹
*風吹ジュン…松崎良子
*内藤剛志…小野寺善雄
*風間俊介…水沼史郎
*大森南朋…風間明雄
*香川照之…徳丸理事長
<ストーリー>
太平洋戦争が終わって18年。明治に建てられた歴史と思い出の詰まった高校をめぐり、小さな紛争が起こる。そんな中、ある高校生の男女が心を通わせ助け合っていく。
上を向いて歩こう
<感想>
-監督-
宮崎吾朗
過去監督作:『ゲド戦記』
-プロデューサー-
鈴木敏夫
-企画-
宮崎駿
-脚本-
宮崎駿
-主題歌-
手嶌葵『さよならの夏~コクリコ坂から~』
-制作-
スタジオジブリ
-挿入歌-
坂本九『上を向いて歩こう』

-出演-
*長澤まさみ…松崎海
*岡田准一…風間俊
*竹下景子…松崎花
*石田ゆり子…北斗美樹
*風吹ジュン…松崎良子
*内藤剛志…小野寺善雄
*風間俊介…水沼史郎
*大森南朋…風間明雄
*香川照之…徳丸理事長
<ストーリー>
太平洋戦争が終わって18年。明治に建てられた歴史と思い出の詰まった高校をめぐり、小さな紛争が起こる。そんな中、ある高校生の男女が心を通わせ助け合っていく。
上を向いて歩こう
<感想>
ファンの間ではジブリ史上1,2を争う失敗作と言われている『ゲド戦記』の宮崎吾朗監督長編2作目。
『ゲド戦記』は本当に駄目だった。
展開に盛り上がりが無くひたすら眠たいだけだった。
脚本も宮崎吾朗。
才能が無いと太鼓判を押された事も仕方が無い。
それ位世間からは冷ややかな目で観られた残念作だったのだが、本作の脚本は父・宮崎駿が手掛けている事がポイント。
これだけでもかなり期待度も変ってくる。
実際鑑賞してみたら期待通り観れる作品になっていたのだからやっぱり宮崎駿の力は凄いなと。
ストーリー自体は仄かな恋心を抱いた男女学生が、本当は兄妹じゃないのか?と疑問をぶつけられるオーソドッグスなもの。
小さなおこちゃまには解り辛い、ジブリにしては大人の内容。
私はこういうものは好きです。
何処ぞで観た様な韓国ドラマみたいな話。
誰が一体本当の親で、自分達は血の繋がりがあるのか。
行方が気になる展開ではありました。
ジブリアニメの定番、出てくる人物の大半が‘皆良い人’も健在。
‘良い人’過ぎるからグッとくるものもある。
帰国した母親が問い詰めてきた海にそっと真実を伝え抱きしめてあげるシーンはぷち感動。
暑苦し過ぎる学生諸君のカルチェラタン取り壊し反対運動で盛り上がる姿、後に理事長の恩恵により存続が認められた事で涙と笑顔で喜びあう姿も爽やかで良い。
一組の男女の恋物語と、愛するカルチェラタンを守るべく一団となって戦い勝利する記録物語。
二つの物語を最後には心地良く締めてくれる辺りに私は好印象を持った訳で、実に気持ちの良い青春アニメが観れた事に満足感は得ました。
もし今作も息子の吾朗が脚本を担当していたならばグダグダの恋愛アニメで終わっていたのかもしれないな。
主人公海の声を担当したのは長澤まさみだったのだが、別に違和感は感じなかった。
普通にキャラのイメージとして合っていた様にも思う。
目を塞ぎ、耳だけで観るとまんま長澤まさみそのものが素で喋っているだけなんですけどね。
上手い下手は別にして、私の耳にほわっと気持ち良く声が入り込んできたので、長澤まさみが喋る海というキャラを楽しんで観る事は出来ました。
(可愛さ的な好みだと妹・空の方が断然良い)
オフィシャル・サイト
評価:★★★☆

12/06/20DVD鑑賞(新作)


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メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
良い作品なんですが、父と息子の撮りたい物がちと方向性が違うようにも感じたんです。
まあ一度息子の方向性で大ゴケしている以上今回のこれは仕方ないことなのかもしれませんが…^^;
自分たちの高校生活を省みるとこんな純朴な爽やかなものじゃなかったよなーとうらやましくもありました
きちっとした日々の中で、本当に淡い恋心が芽生えていく…二人が兄妹じゃないかと疑惑がうまれて「どうしたらいいの?」のところの、傘をぐっとつかむ動作がとても切なかったです(告白シーンよりもぐっときた)
昔の少女漫画ってこういう設定多かったよね、と考えるとまんま少女漫画なんですが、宮崎駿さんの力か五郎さんが成長したのか、とにかく個人的には満足のいく仕上がりでよかったです
淡々としているもののぐっとくるものがありました
父親のマネをしても全然ダメだったので(ゲド戦記)、もう開き直ったような今作。劇場で鑑賞したのですが、よく盛り返したなぁと思いました(笑)
父親の脚本だけど、父親がしないような演出を結構やっていて、歌付きのオープニングだったり、地味な日常動作を繰り返したりしていて、吾朗監督の生きる道はやはり父親とは違う場所なんだなと思いました。派手なアクションでは偉大過ぎる父親を超えられないわけですし。
無視されて怒るなど、『耳をすませば』以来の甘酸っぱい初恋ものですね。
ハハ確かに。
脚本提供しても好き勝手には余り撮らせなかったって聴きました。
そこまでして口を挟む位なら自分で作れば良いですよね^^;
息子が撮りたい方向性というものがイマイチ良く解りません。
デヴュー作も何を描きたいのか意味が解りませんでした。
父親の脚本により今回は観れるものになっていましたが、息子が今後脚本を書いたとしても良い作品にはなりそうにも無い様な気がします。
甘酸っぱい青春物語でした。
私もこんな青春を歩みたかったですよ。
それにしても皆良い人ばかりでしたね。
温かい環境に囲まれていると、自然と主人公たちも心が綺麗になるものです。
その事で色んなシーンできゅんとなりましたよ。
これは明らかに脚本を書いた父親の力が大きいでしょう。
やっぱり人を引き込ませるストーリーを書くのが上手いなって思いました。
息子も多少は上手くはなっているんでしょうけど、まだまだ父親を追い越す事は難しいかもしれませんね。
不安半分、期待半分でした正直。
思っていたよりも良く出来た作品になっていました。
どうしても偉大な父親の姿が壁となって立ちはだかってしまうのですが、それでも自分なりに試行錯誤しながら作品を作り上げようとした息子の努力みたいなものは感じさせられましたね。
父親の血を引いている訳ですから、少なからずとも才能はあると思うんですよ。
でもそれを全く発揮出来ず、中途半端に取り組んじゃったのが『ゲド戦記』だった訳ですけど、今回は父親からの助言も頭に入れつつ、なんとか父親にも認めてもらえるような作品を作りたいという一心が実ったのか、かなりの出来栄えになっていました。
本当の意味で世間から認められる為には次回の3作目が勝負でしょうね。
果たしてどういった作品を出してくるのか。
注目したいですね。
鈴木Pが監督やりゃいいんだよ。
まぁなんにせよ3作目はある意味勝負の作品となるでしょうから頑張って欲しい所です。
スズキのおっさんは楽な仕事やってますよねぇ。
私は予告編で静か~な印象を受けてたので、観たらぜんぜん違ってて(思ったよりずっと)いいじゃん
ガリ版にカリカリ&ローラー、懐かしかったです
小学校の頃を思い出した^^
そーいえば、・・・
主人公の2人は父親が同じっての・・・
どーだったんだっけ?? と
すっかり忘れてしまってます
ジブリ作品なのでちょっぴり楽しみにしてました。
大きく期待を持てなかったのは宮崎息子監督だった事もあるのですが、いざ見てみると明るくて綺麗な物語で凄く引き込まれました
父親の件に関しては、ちょっとややこしいのですが