HUKKLE/02年/ハンガリー/76分/劇場公開
監督:パールフィ・ジョルジ
出演:バンディ・フェレンツ、ラーツ・ヨージェフネー、ファルカシュ・ヨーゼフ
<ストーリー>
ハンガリーの村で暮らす老人チェクリック。朝からしゃっくりの止まらない彼の周囲で、ネコの突然死、村の男たちの失踪と奇妙な出来事が続発する。
<感想>
今まで味わった事のないような、これまた独特な世界観を持つ映画。
実験的でもありアート的でもあり、そして摩訶不思議感覚。
セリフは一切なく、しゃっくりをするお爺さんと、村の中での奇妙な出来事を交互に映し出すことにより、平穏な流れの中にも、「うん?何か起こっているぞ!」という、何が起こっているのか良く分からないが、妙な緊張感を生み出す。
≪猫が餌を食べた後もがき苦しみ死ぬ
魚釣りをしている水面下には死体が沈んでいる
しゃっくりお爺さんの前をお葬式の列が行き来する≫
ちょっと!ただ事じゃないんじゃないの!?
でも、村全体は至って平穏に動いている(ように見える)。
お爺さんのしゃっくりも未だ止まらない。
と、そこへ、村に似合わぬ訪問者到来。
戦闘機??
轟音と地響きに驚いたお爺さんのしゃっくりも止まった!!
と思ったら、再びしゃっくり(笑)。
戦闘機去った後、村にはまたいつものゆったりとした時間が流れだす。
お爺さんのしゃっくりは何時止まるのだろうか・・・。
奇抜な映像の数々(被写体のアップ、戦闘機の一時停止、食物連鎖など)に驚かされながらも釘付けになり、全貌がはっきり見えてこない展開には先読み出来ないながらも引き込まれ、結婚式での歌の内容には寒気が走り・・・。
観終わった後は、結局何だったのこの映画?って正直コメントし辛くなった。
けれど、不可思議で奇妙な感触を作品の中から味わえた事は、感想云々よりも心に与えたダメージの方が大きく、私自身にとっても革新的映像表現という意味ではかなり衝撃を受けました。
オフィシャル・サイト(日本語)
評価:★★★
09/03/24DVD鑑賞
パールフィ・ジョルジ サスペンス・コメディ・ドラマ DVD旧作
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監督:パールフィ・ジョルジ
出演:バンディ・フェレンツ、ラーツ・ヨージェフネー、ファルカシュ・ヨーゼフ
<ストーリー>
ハンガリーの村で暮らす老人チェクリック。朝からしゃっくりの止まらない彼の周囲で、ネコの突然死、村の男たちの失踪と奇妙な出来事が続発する。
<感想>
今まで味わった事のないような、これまた独特な世界観を持つ映画。
実験的でもありアート的でもあり、そして摩訶不思議感覚。
セリフは一切なく、しゃっくりをするお爺さんと、村の中での奇妙な出来事を交互に映し出すことにより、平穏な流れの中にも、「うん?何か起こっているぞ!」という、何が起こっているのか良く分からないが、妙な緊張感を生み出す。
≪猫が餌を食べた後もがき苦しみ死ぬ
魚釣りをしている水面下には死体が沈んでいる
しゃっくりお爺さんの前をお葬式の列が行き来する≫
ちょっと!ただ事じゃないんじゃないの!?
でも、村全体は至って平穏に動いている(ように見える)。
お爺さんのしゃっくりも未だ止まらない。
と、そこへ、村に似合わぬ訪問者到来。
戦闘機??
轟音と地響きに驚いたお爺さんのしゃっくりも止まった!!
と思ったら、再びしゃっくり(笑)。
戦闘機去った後、村にはまたいつものゆったりとした時間が流れだす。
お爺さんのしゃっくりは何時止まるのだろうか・・・。
奇抜な映像の数々(被写体のアップ、戦闘機の一時停止、食物連鎖など)に驚かされながらも釘付けになり、全貌がはっきり見えてこない展開には先読み出来ないながらも引き込まれ、結婚式での歌の内容には寒気が走り・・・。
観終わった後は、結局何だったのこの映画?って正直コメントし辛くなった。
けれど、不可思議で奇妙な感触を作品の中から味わえた事は、感想云々よりも心に与えたダメージの方が大きく、私自身にとっても革新的映像表現という意味ではかなり衝撃を受けました。
オフィシャル・サイト(日本語)
評価:★★★
09/03/24DVD鑑賞
パールフィ・ジョルジ サスペンス・コメディ・ドラマ DVD旧作
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その年のマイベストに入れた程お気に入りだったりします。うふ
あのゆるやかに流れるまったり感、
映像も独創的でしたよねぇ、、
村のお年寄りの生活をのほほんと映し出しているようで、実は・・・!
ちょっとサスペンスちっくでもありましたよねん。
パールフィ・ジョルジ監督の次作「タクシデルミア/ある剥製師の遺言」も是非観て下さい~
シュールでグロテスクで奇妙な感覚。
「ハックル」とは少し方向性が違うものの、こちらもかなり印象深いです。
ヒロしゃんもきっとお好きなのではないかしらん~~~!
(既にご覧になられていたらすみませんっス~~~)
私は、評価こそ普通ですが、映像としてはかなり衝撃受けましたよ
まったりとした田舎風景としゃっくりお爺さん、その合間に謎の事件。
この対照的な映像を映し出すことで、何故か画面に引き付けられました。
一体何が起こっているんだ?って。
結局、何だったのか良く分からなかったのですが、凄い映画を観たような印象を抱きましたです。
『タクシデルミア/ある剥製師の遺言』は以前にもPuffちんからオススメされましたよね?
実は探しているんですよ。
でも・・・無い!!
『ハックル』は偶然見つけました。
同じジャンルになるんでしょうかね??
店員に聞いてみようかしら・・・。
今度執念で探し出して必ず観てみますですよ~
ナンダナンダ?からはじまり、ぎょえええ@@;と思うラストまで、
非常に淡々としながらも鑑賞側の潜在的な興味心をガンガンと刺激する素晴らしい作品だと思います
普通ののどか~~な田舎の風景の中であるというのがまたバランスが良いんですよ。自然と「まさか…まさか!?」と思える良質なサスペンスでもあったと思います
生と死を使った効果的な描写も素晴らしいです。食べることだって生であるとともに死ですしね。
ラストの結婚式での民謡が…凄いですよね。全ての真相が歌詞になってるんですが、いやもうビビリました。
しゃっくりEDテーマもパンチきいてましたよね(笑)
兎に角斬新な映像表現に私は一番引き付けられました。
特に戦闘機のシーンには釘付けになっちゃいましたね。
それ程目新しいシーンではないのに、不意打ちで登場し、で、あの一時停止アングルでしょ?
うわ、すげぇな!って(笑)。
そうそう!あの結婚式での歌ですよね!
私も聞いてビックリしました。
この表現の仕方も素晴らしいですよね。
真相を映像でなく歌で表しているんですから。
いやぁ、久々にガツンとくる映画を観ました!