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紙の月

2015年06月24日 | 邦画ドラマ
2014年
日本
126分
ドラマ/犯罪/ミステリー
PG12
劇場公開(2014/11/15)



監督:
吉田大八
『桐島、部活やめるってよ』
原作:
角田光代『紙の月』
出演:
宮沢りえ梅澤梨花
池松壮亮平林光太
大島優子相川恵子
小林聡美隅より子
田辺誠一梅澤正文
近藤芳正井上佑司
石橋蓮司平林孝三



<ストーリー>
銀行で契約社員として働く主婦・梅澤梨花と夫との間には空虚感が漂っていた。ある日、大学生・光太と逢瀬を重ねるようになった彼女は、彼のために顧客の預金に手を付けてしまう。

最も美しい
横領犯。


−感想−

これだけは、はっきりとした。
池松壮亮は『愛の渦』でもそうだったが、カメラに向けて生ケツを出すのが快感になっている。
間違いない。

借金塗れの大学生に好意を持ってしまい、ホテルでベッドを共にし、夫とは疎遠となっていた性的興奮を味合わせてくれた事に感謝して、働く銀行の金に手を付けてしまった梨花。
その横領した大金を何も知らずに受け取った光太はニコッと微笑み、それを見た梨花は喜びに浸る。
もっと彼に良い思いをして欲しい。
一度犯してしまった罪からは逃れられず、その罪の意識すらも遠のいてしまった梨花は更に巨額の人様の金を自分のものにし、光太の為に貢ぎ続ける。

将軍様の喜び組かよ!

なるほど。
金に絡んだ犯罪はこうやって生まれていくのか。

これ原作者は元銀行員かな?て思ってしまう位に内部の仕組みに詳しいよね。
徹底的にリサーチしたんだろうなぁ。

梨花が行動に移す際のバックミュージックのマッチさや、スローモーションの使い方とか、演出の巧みさに私の目は光った。
そして曇りきった表情からガラリと環境が変わった事で晴れやかな表情へと徐々に移行していく宮沢りえの優れた演技力に私の目は奪われてしまった。

愛と金に溺れた女の末路。
好きになった男の幸せを願い、悪事に手を染め、「何が悪いのか」と開き直るその姿勢。
それは、学生の時から全く同じだという事が後半で明らかとなる。
梨花は怖い女だ。
捕まってなるものか!
果たして何処まで逃げ切れるのか。
悪ぶれた様子も無く、颯爽と行方を眩ます犯罪者の生き様を真に映し出したかのようなラストシーンは切なく恐ろしく私の心にへと残していく。

主演者も助演者も皆素晴らしかった。
この一言に尽きる作品だった、かな。

私が小中学生の頃、年賀状作るのに絶対必要だったプリントゴッコが本中で重要なアイテムとして出てきた時は思わず「懐かしいなおいっ!」と声が出てしまったよ。
あれって今でも売ってるの?
久しぶりにガシャン!ピカッ!てのやってみたくなったけど、結構面倒臭いんだよな、セットするまでが(笑)。

今作の可愛い子役図鑑

梨花の中学生時代を演じた子役だけれど、この子、どっかで観たことあるで。
なんの映画だったっけか?
うわっ気になる。

ググってみた結果。
そうや、平祐奈ちゃんや(姉が平愛梨)!
既に当ブログの『貞子3D』で子役図鑑入りしているので、そちらも参照して貰って、眉毛がキュートだよねぇ。

評価:★★★☆
15/06/23DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-06-02
メーカー:ポニーキャニオン

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関連作:
「紙の月(2014)」(テレビ版)
『紙の月(2014)』(劇場版)
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