THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦

２０１５年
日本
９２分
ＳＦ／アクション／ロボット
劇場公開（2015/05/01）



監督：
押井守
『斬～ＫＩＬＬ～』
原作：
ヘッドギア
脚本：
押井守
出演：
筧利夫：後藤田継次
真野恵里菜：泉野明
福士誠治：塩原佑馬
太田莉菜：カーシャ（エカタリーナ・クラチェヴナ・カヌカエヴァ）
田尻茂一：山崎弘道
堀本能礼：大田原勇
しおつかこうへい：御酒屋慎司
藤木義勝：淵山義勝
千葉繁：シバシゲオ
森カンナ：灰原零
吉田鋼太郎：小野寺
高島礼子：高畑慧



＜ストーリー＞
旧型の人型作業機械・レイバーを擁する警視庁特車2課パトレイバー中隊と、最新鋭の自衛隊戦闘ヘリを強奪したテロリスト集団の戦いを描く。

ニッポンが戦場になる

人質1,000万人を賭けて、旧型警察ロボットVS最新鋭自衛隊ヘリ 激突！

－感想－

本作を観るのなら事前に劇場アニメの『機動警察パトレイバー２　the Movie』を観ておいた方が良いと何処かに書いてありましたが、成る程、確かにあれを実写化させたらこれになるなと、そんな作品だった。

映画として観易いのはこちらだろうけども、完成度の高さから云うとアニメの方が勝っていると私は感じた。
アニメは内容に小難しいものがありながらも、物語にきちんとした「結」があったからねぇ。
こちらは結局、ステルスヘリを操縦していた女性、灰原の本当の正体が明かされないままの謎を残した形で終わっちゃっているので、その辺が消化不良気味ではあった。
後に公開されたディレクターズカット版では描かれているのかな？

それなりの見所がある作りにはなっていたが、女性の活躍が大きく目立ち、そこに最も目を引き付けられる。
特に全編に渡って銃の腕前を体のアクションをも使って披露するカーシャの姿には美しさ以上のものを抱かされた。
高島さん演じる高畑の的確な銃撃ちも素敵だし、灰原の絶対に怖気づいた所を見せない任務を淡々と遂行する冷徹冷静な部分も良いし、勿論、真野ちゃん演じる泉野も黙っちゃいないと後半ではほぼ操縦不能になったレイバーで方を付ける場面は本編１番のハイライトシーンと言っても良いかも。

兎に角、カッコ良い女性を惜しみ無く登場させた事で一つの場面をガンガン盛り上げる事には成功していた様に思える。

劇場版にはＯＶ版それぞれに漂っていた仄々まったり感は無くなり、完全にシリアス路線へと走っていたが、これはこれで味があって良いんじゃないかな。

今作の真野ちゃん図鑑

ゲームセンターでガンシューティングに夢中になる真野ちゃん。


ポテロングを食べながらベイブリッジ破壊映像を見つめる真野ちゃん。


起動不能になるも塩原の機転で外部手動によって再度稼動させ、レイバーの腕を動かしヘリをリボルバーで撃墜させる真野ちゃん。


レイバー本体と泉野の（戦いに対しての）強い意志が見事にシンクロしたシーンには心を鷲掴み。

評価：★★★
１５／１１／０６ＤＶＤ鑑賞（新作）
バナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日：2015-11-03
メーカー：ハピネット

オフィシャル・サイト

関連作：
『THE NEXT GENERATION パトレイバー／第１章(2014)』
『THE NEXT GENERATION パトレイバー／第２章(2014)』
『THE NEXT GENERATION パトレイバー／第３章(2014)』
『THE NEXT GENERATION パトレイバー／第４章(2014)』
『THE NEXT GENERATION パトレイバー／第５章(2014)』
『THE NEXT GENERATION パトレイバー／第６章(2014)』
『THE NEXT GENERATION パトレイバー／第７章(2014)』
『THE NEXT GENERATION パトレイバー　首都決戦(2015)』（劇場版）
『THE NEXT GENERATION パトレイバー　首都決戦　ディレクターズカット(2015)』