チラシの裏

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この漫画が面白い!「ゴブリンスレイヤー」

2018年09月26日 11時52分23秒 | この漫画が面白い!
アニメ化&コミック第5巻発売記念。

原作は読んだことがないので、漫画版を紹介。







「ゴブリンスレイヤー」


原作:蝸牛くも(原作)、神奈月昇(キャラクター原案)
漫画:黒瀬浩介
出版社:スクウェア・エニックス
掲載誌:月刊ビッグガンガン
巻数:既刊5巻(続刊中)





元は2014年からいわゆる「やる夫スレ」で公開されていたAA作品だったものを同作者が小説に書き起こして投稿し、

2016年にGA文庫より一般書籍として刊行された。

初刊の刊行前にコミカライズが決まっており、黒瀬浩介によって『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、

2016年6月号から連載中。

また、同じWEB発の『まおゆう魔王勇者』に見られるように、登場人物には固有名が登場せず、すべて肩書で描写される。(Wikiより)





女神官が冒険者ギルドに登録するところから始まる。








剣士、魔術師、格闘家のパーティーに参加した女神官は、ゴブリンが潜む洞窟に足を踏み入れる。






不意に襲い来るゴブリンたちに・・・






次々と仲間がやられていく・・・。






割とエグい描写が多いので閲覧注意だ。

載せてないけど、さっきの魔術師の娘もヤられちゃってます。

初っ端からパーティー全滅という絶望の展開。

だが、そこに現れたのは







ドーモ。 ゴブリンスレイヤー=サン。

ゴブリンスレイヤーさんがゴブリンを殺すだけのダークファンタジー物語。

無口で素顔をあまり見せないゴブリンスレイヤーさんはゴブリンを殺すことしか頭にない。

新たな仲間たちとの出会いと冒険が、ゴブリンスレイヤーさんに変化をもたらすのか。

女神官のラブコメは見られるのか。

乞うご期待。





ゴブリンスレイヤー 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)


ゴブリンスレイヤー (GA文庫) 原作小説


ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス) ゴブリンスレイヤーの過去を描いた外伝


ゴブリンスレイヤー:ブランニュー・デイ 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス) サブキャラ視点の外伝



ニューダンガンロンパV3

2018年09月15日 02時38分58秒 | ゲーム:アニメ:ダンガンロンパ
前回の記事から3年ぶり。

発売から1年半以上。


ようやくプレイしました。

そしてクリアしました。


今更だが、感想を書きます・・・。


核心のネタバレは無し









1年半以上経っている為、賛否両論な作品なのは知っていた。

なので、びくびくしながらプレイしていた。

どんな恐ろしい展開が待っているのだろう、と。


まず、第1章の学級裁判から度肝を抜かれた。

普通こういうのは最終章とかでやるものだろう!?

驚いたと同時にかなりショックが大きく、その後の第2章が素直に楽しめなかったのが勿体無い。


第2章もそうだが、おしおきが前シリーズとは一線を画すエグさになっている点も驚く。

正直、ブラックユーモアを通り越して笑えないレベルだ。エグイサル。


第3章は、逆にダンガンロンパらしさを感じられて安心してしまった。

毎度毎度、新しいネタをブッ込んできて感心させられるダンガンロンパシリーズだが、

第1章はショックが大きくて心が折れた。

第2章はおしおきが新パターンで気が滅入った。

第3章で平常運転に戻った。


第4章はまた斬新なシナリオ展開だったが、ミステリーとしても素晴らしかった。

ゲームならではのトリックがお見事。

そしてまたダンガンロンパらしいオチ。

本当、よく考えるわ。


今作はネタキャラが少ないというか、意外とマトモなキャラが多い上に

キャラ同士の友情や交流のシーンが印象深いから、感情移入しやすい気がする。

それだけに退場がつらすぎる・・・。


特に第5章。

ここまで来ると心労がピークだ。

ダンガンロンパじゃないとできないトリックとか、本当に感心する。

毎回飽きさせない作りですごいとしか言いようがない。

何を語ってもネタバレになるくらいネタの宝庫なので、これ以上書けない。


そして第6章。

なるほど。賛否両論とは、こういうことか。


俺は、絶賛です。

どんでん返し、大好きです。


この真相は予想できなかった。

素直に賞賛する。

「製作者はダンガンロンパが嫌いなんだ」

という評価を度々目にするが、俺はそうは思わない。

ダンガンロンパを好きでなければ、ここまでやらない。

これが俺の感想。



ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期



以下は核心のネタバレあり。注意


















第1章はいわゆる叙述トリックだ。

ミステリーで俺が一番好きなやつ。

欠点としては映像化ができないこと。

ニューダンガンロンパV3のアニメ化は諦めましょう。


赤松ちゃんが好きだったから、初っ端から心が折れてつらかった。

でもそのおかげでクリア後のオマケゲームをやり込むモチベに繋がったよ。



第2章はおしおきの方向性を再確認させられた。

赤松ちゃんの死に方も、死がはっきりと描かれていて今までのシリーズとは違うことが分かったけど

東条ちゃんの死に方は完全に死に様が描写されてるよね。

全く隠してないよね。

今作は、死ぬところをぼかさない方針だと理解した。



第3章も第2章みたいに金田一とかコナンとかでありふれたトリックだから安心?したが

犯人のマジキチっぷりもダンガンロンパシリーズでお馴染みといった感じで安心した。

被害者が2人というパターンは1で1回、2で1回の、今作で3回目かな?(記憶違いだったらごめんなさい)



第4章は突然の別ゲーで驚いた。

2の新世界プログラムを知っているとニヤリとする要素だな。

劇中劇。

ゲーム中ゲーム。

ゲームだからこそできるトリック。

これもアニメ化不可能。


犯人がまさかのゴン太で、第1章に続いて2度目の衝撃。

ゴン太は絶対死ぬだろうと予想していたが、犯人になるとは微塵も思っていなかった。

しかも犯人に犯行の記憶がないとか・・・。

このやり切れない感じの悲惨な結末は、今作もやはりダンガンロンパなんだと痛感させられる。


入間ちゃんはネタキャラ枠として最後まで残ると予想していたので、これまた予想外だったな。



第5章はまた斬新なトリックに驚かされた。

被害者が分からないトリックは1の第6章と今回で2回だけだと思うが

今回は動機がすごい。

モノクマを欺く為であり学級裁判の根底を覆す為、というシリーズで最も偉大な動機にして最も熱い犯人と言えよう。

しかも共犯が自ら被害者になるというシリーズ初のトリックは誰が予想できるんだ、と。

おしおきで死ななかった犯人というのもシリーズ初じゃないか?


そして王馬くんの真相。

判明するのは第6章だけど、これは正直泣きそうになった。

こういう「嘘」には弱いんだよ俺・・・。

切なすぎて込み上げて来るな・・・。



第6章は本当に素晴らしい。

こんなオチができるのは、本当にダンガンロンパを愛しているからに他ならない。

賛否両論で悪い評価を付ける人が居るのも理解はできるけどね。

でもそんな評価のコメントを読んでいると、書いた人に対して

この人はメタフィクションというジャンルを知らないんだなと見下してしまう点も理解してほしい。

だって、ダンガンロンパはフィクションじゃん。

誰も何も否定していないのに勝手に誤解して悪い評価を書いてしまうのは、ちょっとね。

そもそも、自分の読解力の無さを棚に上げてその場の感情で書いたコメントを評価と呼んでいいのかも疑問だ。

もう少し色々な作品に触れてから評価したほうがいい。と教えてあげたくなるよね。

楽しまないと勿体無いと思うよ。


人智を超えたコスプレ能力でシリーズ全キャラ総出演は、かなり驚いた。

声優の出演数的な意味で。


首謀者の正体は予想通りというか、生存数が少なすぎて誰でも分かるだろうと。

意外性が無かったのが残念。

真相のスケールがシリーズ最大級だったことで、もはや首謀者とかどうでもいい感じになってるけどね。


ミステリー作品としては、


超高校級の昆虫博士

第1章のどんでん返し

V3の意味

トイレが伏線

探偵が男だから女子トイレに入って調べられなかったのも、作中では語られていない伏線


この辺りのネタが面白かった。



エピローグに関しては、実はあまり好きではない。

曖昧な結末は俺の好みではないし、どちらとも解釈できるというのはミステリー作品としては邪道だと思う。

そもそもミステリー作品の定義に当てはめていいのかどうかは置いておくとして、

続編を作る余地が無いくらい完膚なきまでに結末をはっきりさせてくれたほうが良かった。

好みの問題だろうけどね。

それでも総評としてはシリーズ最高傑作と言わせてもらうよ。

キャラクターもストーリーもミステリーも全て最高だった。

最高の形でダンガンロンパを終わらせてくれて本当に感謝したい。

人気の煽りを受けてくだらない続編なんかを出されたら堪ったもんじゃない。

最高傑作のまま完結してくれたことに愛を感じる。

さよなら、ダンガンロンパ

ありがとうダンガンロンパ。



ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期