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鮨風の写真の取り方の考察。

2017-07-27 20:16:25 | Weblog
いしまるブログです。


うち鮨風というものをやっております。


なぜ「風」なのか。


それはうちが鮨屋ではなくただの立ち飲み屋だからです。

簡単な話です。


ただの立ち飲み屋として「何十年も努力と研鑽を積んで技術と経験を身に付けてきた一流の職人さん」にリスペクトをもって「風」をつけていると言うわけです。



そんな鮨風ですがこんな立ち飲み屋のそれでもありがたいことに食べてくれる人が増えてきました。


それどころか写真までとってくれる人まで。


変わった人たちですよ。

ほんとに。



ですのでここでひとつ「どー写真とれば鮨をきれいにとれるか」を色々まわりくどく考えてめんどくさい感じで考察してみようと思います。


まず、鮨を撮る目的とは何か。

これは「おいしそうだから」とか「とりあえず」とか「備忘録に」とか色々あると思います。


いずれにしても鮨の写真はとられるわけです。


とすれば鮨をどの角度から撮ればよいのか。


という事になってくるわけですが、答えから言えば

「真横から」です。


まずこの写真を見てください。


美味しそうですね。

ただあえて言えば上のネタだけしか写ってなくてバランスが悪いと言えば悪い。


しかもあまり写っていないシャリには色々あります。

赤酢を使えば色がつくし米を柔らかく炊けばその質感は艶となって出ますし。

それに握り方によってはシャリとシャリの間に隙間があったりなかったり。

と、実は鮨というのは「シャリが大事」なのです。


ではそれらを踏まえてこちらの写真を見てみてください。



一枚目の写真と角度を変えただけで色々な情報が目を通して入ってくるではないですか。


一枚目


二枚目

シャリの色。
シャリの質感。
ネタとシャリとのバランス。
シャリの形。
鮨全体の姿。


だから「真横から」。




この角度も良くありますね。

でもこれぢゃ全体が良くわかりませんね。

これは「困ったときは接写」文化の弊害と言ったところでしょうか。


横から撮るとこうです。


佇まいからして別の鮨のようですが同じ鮨です。


だから鮨は真横からです。



このように横から撮ればずんぐりむっくりな鮨も


上から撮ればごまかせてしまいます。


これってすなわち「逃げの撮影」と言えます。

撮る側も握る側も。


やはりせっかく撮るならその鮨のありのままを撮るのがよいのではないでしょうか。


みなさんも是非一度「真横から」撮ってみてはいかがですか。


そして表面上の「鮨」ではなく目から入ってくる情報で味わう「鮨」を楽しんでみてはいかがでしょうか。



では。



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