2010年2月4日(木) 読者のひろば
富山大和が新築移転して2年余りたつのに、元の建物はそのままになっていたのが気掛りであった。
「大和跡に図書館」と本紙が大きく見出しを掲げ、富山大和跡地と周辺を含めた約4400平方メートルに高層の再開発ビルを建設して、市立図書館や富山第一銀行の本部機能も移転し、「ガラス美術館」(仮称)など、利用者の多い施設を集中させると報道した。市中心部のにぎわい創出を目指し、新幹線が開業するまでにオープンさせたい意向ということだった。
わがことのように、うれしさを感じた。空襲で富山市街地が廃墟と化し、焼けただれた富山大和の大きな建物を覚えているからだ。
大和はよく頑張り、復興期に補修、拡張を続け、売り場のほかに映画館や歯科医院もできた。富山大和より先に映画館はなくなった。
今度の再開発ビルには美術館や図書館などのほかに映画館ができ、映画ファンがあふれるほど集まって、にぎわいが創出されれば、もっとうれしい。
「再開発ビルに期待」20010年1月29日(金)
富山大和:1932年11月10日開業した百貨店(宮市大丸富山店.本店金沢.1943年12月に丸越と合併し株式会社大和)2007年9月21日に総曲輪地区再開発ビル総曲輪フェリオに移転・増床