2007年7月20日(土) 読者のひろば
お盆は、仏教の盂蘭盆会に由来するといわれ、お釈迦様の弟子の一人が、あの世で苦しむ母親を供養して救ったとされる7月15日にちなみ、先祖を祭る儀式として始まった。
また、古くから夏になると子が親の元へ帰り、無病息災を祝う風習があり、それらの伝統が合わさってお盆に帰省してお墓参りをするのが暮らしの節目になったという。ふるさとに懐かしい顔が集い、親族のきずなを深めたようだ。
よく知られる「おしょうらい」は、墓場や川辺で、松明に似た迎え火を付けた棒やガマの穂をまわしながら精霊を迎える行事だ。
ある地域では「おじじもこい、おばばもこい、死んだもんみんなこい」と呼び込むユニークな「おしょうらい」もあるという。
私の子どものころは、少年団が中心になって「おしょうらい」を行っていた。大人は口を挟まずに、子どもたちが自分たちで仕切る習わしだった。懐かしく思い出される。
「「おしょうらい」懐かしい「醇風」」2007年7月7日(土)