2007年9月23日(土) 読者のひろば
ブラジルのリオデジャネイロでこのほど、柔道の世界選手権が行われ、私はテレビで連日応援した。
この大会直前、国際柔道連盟総会で理事の改選があり、日本は理事ボスとを失ってしまった。「柔道日本」の先行きが不安視されていた。
案の定、金メダルが期待されていた男子のエース井上康生、鈴木桂治が、ともに初日の二回戦で敗退してメダルに手が届かず、女子も中沢さえ、塚田真希の両者が銀メダルは得たものの、大会中、全体に低迷が続いた。
最終日、土壇場になってようやく、男子無差別級の棟田康幸、女子48キロ級の谷亮子らが頑張り、金メダル3個を獲得。日本の面目を保つことができた。
谷選手が金メダルを手にするまで今大会の金メダルは1個もなかった。しかしこの金が口火になって、あとの二人が続いたのである。
谷選手はアテネ五輪以来三年ぶりの国際大会だった。長男の出産、育児など、幾多の困難を乗り越えての見事な金メダルだった。絶賛したい。
「絶賛ママでも金 女子柔道谷亮子」2007年9月19日(土)
谷亮子:(たに りょうこ 旧姓 田村 1975年9月6日-)1991年世界選手権,1992年バルセロナオリンピック出場。2008年北京オリンピックの間,世界選手権7連覇,オリンピックでは金メダル2個・銀メダル2個・銅メダル1個と出場した全大会でメダルを獲得。2003年結婚,2005年出産。