2006年11月22日(水) 読者のひろば
強い雨風の朝8時過ぎ、バスに乗り込むと「どこへ行くの」と、声をかけられ一瞬戸惑った。
声の主は、登下校時に町内の随伴活動などでなじみの小学2年生の男女6人であり、一つ前のバス停からの乗車が理解された。子供たちは辺り構わず「どこいくがけ」の連発。市役所の会合に行くと返事をした。子供たちの話しかける声が少し騒がしく思われたので周りの乗客を気遣い、活発なHちゃんらに、バス内の大声をたしなめた。つい、年寄りの習癖がでてしまった。
子供たちは富山駅を見学後、北電のワンダーラボへ行き、帰路は電車を利用するとのこと。空席に掛けて、はしゃぐ心情をめい想してみた。今どきの子供たちはマイカーには慣れているようだが、多くの友達とバスに乗ることはまれで、それ自体がうれしかったのだろう。また、登下校時にみかける顔との、予期せぬバス内での出会いがよほど珍しかったものと思われた。
市役所前で降りる際に子供たちに手を振ると、後方から手を振りながら「行ってらっしゃぁい」と連呼する声。それに送られるみょうりに心が温かくなり、子供たちの安穏を念じてバスを見送った。
元気な子供たちとの出会いに勇気づけられて明るい気分になり、快く「参加・体験・実践型の高齢者安全運転普及事業」の講習会を受講することができた。
あらためて子供らに「ありがとう」。
「元気な子どもらの出会いに感謝」2006年11月13日(月)
北電のワンダーラボ=北陸電力エネルギー科学館ワンダー・ラボ:1996年7月に富山市牛島町アーバンプレイス3・4Fに開館した北陸電力株式会社の体験型広報施設。科学実験・工作教室などを通してエネルギーや電力事業への理解のほか、科学への興味関心を得ることができる施設として利用されてきた。