明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

蕗谷虹児展

2011年07月17日 | Weblog

毎日、暑いですね。

暑い中、そごうで開催中の

『蕗谷虹児展』に行って来ました。

     

『蕗谷虹児』展のチラシです。

 

     

こちらは、入場券です。

 

昔、私は少女の頃に、蕗谷虹児の絵に憧れていました。

講談社の『少女クラブ』という雑誌をとっていて、

その雑誌の折込口絵に

蕗谷虹児の絵がありました。

 

夢みるような女の子、きれいなファッション、

なんて素敵でしょうか。

私は、蕗谷虹児の絵をガラス窓に押し当てて

薄紙に写し取りました。

何枚も描いているうちに、

蕗谷虹児そっくりな絵が描けるようになりました。

 

昔懐かしいその絵の原画を見たいと思い、

展覧会に行きました。

残念ながら、少女クラブに掲載された絵はなかったのですが、

似た雰囲気の絵がありました。

    

 

    

 

私の見たかった絵は、これらの絵が描かれた10数年後の

蕗谷虹児の挿絵なのです。

 

その絵はありませんでした。

まあ、いいか。

 

ロマンチックな絵を描く蕗谷虹児でしたが、

実生活は、苦しかったようです。

第二次世界大戦に突入した折は、

このような絵は全く売れませんでした。

戦後になって、ようやく講談社の絵本などに

挿絵を描いたり、アンデルセン童話の挿絵を描きました。

     

アンデルセンの人魚姫の挿絵です。

 

今、蕗谷虹児の故郷、新潟県新発田市に

「蕗谷虹児美術館」があります。

平成9年に蕗谷虹児の『花嫁人形』が、

ふるさと切手として発行されました。

新発田局の初日印を押印した台紙をアップします。

     

♪ ♪ 金襴緞子の帯締めながら

   花嫁御寮はなぜ泣くのだろ♪ ♪

という歌は、この絵に因んだ蕗谷虹児の作詞です。

 

暑い日の中、美術館で涼みながら、

蕗谷虹児の絵を鑑賞し、

思い出にふけった一日でした。


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