司書教諭日誌

福島県の公立小学校勤務。小規模校勤務ですが、司書教諭に任命されました。
日々の取り組みや学級指導を綴るブログです。

東京の書店

2010-08-17 19:21:50 | その他
学図研の東京大会で、東京にある個性的な書店や文房具店リストをいただきました。
その中から、3つに行ってきました。

◆有楽町 教文館ナルニア国

 「ナルニア国」は、教文館ビルの中にある、児童書だけのフロアです。
 以前から名前だけは知っていましたが、訪れるのは初めて。
 
 フロアとしてはそれほど広いとはいえませんが、
 品揃えが豊かで、良書をきちんと置いているという印象。
 書店員のお勧めコーナーが何箇所かあり、熱いPOPが添えられていました。
 店の奥の、昨年一年間に出版された児童書コーナーが圧巻でした。

◆池袋 ジュンク堂

 書店というより、図書館みたいだなと感じました。
 9階建ての大きな書店ですが、レジが1階にしかないので、
 それぞれのフロアは静かです。
 書架も図書館っぽいし、座って読むためのテーブルや椅子もあるし
 島コーナーに話題の本が集めてあるなんて。

 江戸東京博物館で開かれているという大昆虫博公式本の「すごい昆虫」に
 一目ぼれして買ってしまいました。

◆丸の内 丸善内 松丸書店

 昨年の秋にも行ったところです。
 第2期になり、棚や本など、展示が入れ替わっていました。
 ジュンク堂の後に行ったので、めぼしいものは見つからないかな・・・
 なんて思ったら大間違い! 失礼しました。
 本の迷路を歩くうちに、思いがけない本との出会いがありました。
 東京駅の近くなので、帰り際に列車の時刻を見ながら立ち寄るのに重宝します。

こんな本を買ってきました。

「リーディング・ワークショップ」ルーシー・カルキンズ著(新評論 2010年7月)
 5月のSLA講習会時に足立幸子先生が「訳本が出ますよ」とおっしゃっていた本のようです。
 まだ3章くらいしか読んでませんが、これはおもしろい!!
 読みながら泣きたくなるくらい、おもしろいです。
 
「自立した読み手が育つ読書生活デザイン力」杉本直美著(東洋館出版社 2010年8月)
 まえがきが「あえて言う。読書は指導すべきものである」という一文で始まります。
 中学校での実践が中心のようですが、面白そうなので買ってみました。未読です。

「読書の力 -国語授業と学校図書館との連携・協力-」
   太田克子・村田伸宏・「群馬・国語教育を語る会」著(三省堂 2010年8月)
 これは小・中学校の実践集。資料編として、アニマシオンだけじゃなく、
 リテラチャー・サークルのやり方やワークシートまで載っているのは、さすが新しい本です。
 リテラチャー・サークルについては雑誌「学校図書館」今月号に実践記録が載っていましたが
 ワークシートまでついた本を見るのはこれが初めてかもしれません。未読。



遅ればせながら「作家の時間」も読み始めました。
もっと早く読むんだった・・・! と、後悔しました。とっても面白いです。
でも、学図研の大会でフィンランド教育やPISAについて詳しく教えてもらわなければ
この本の内容も、今読んでいるようには、するっと入らなかったかもしれません。
ダニエルズのリテラチャー・サークルの本にも、ちょうど今日読んだところに
ルーシー・カルキンズのことがちらっと出てきて驚きました。
みんな繋がっているんだー!

夏休みも、あと1週間になりました。
もうちょっと勉強したいです。