司書教諭日誌

福島県の公立小学校勤務。小規模校勤務ですが、司書教諭に任命されました。
日々の取り組みや学級指導を綴るブログです。

オリジナル絵本賞

2016-02-20 21:07:36 | 100連発
てじな (幼児絵本シリーズ)
クリエーター情報なし
福音館書店


学校独自の絵本賞の結果が出ました。
第1位は、「てじな」です!
ぱっと見て面白さがわかりやすいしかけ絵本が1位になりました。

今年は、蓋を開けてみたらエントリー絵本は昨年29冊→34冊に、
投票数は109票→140票と、大幅に増えました。

先日行われた児童会総会でも、絵本賞や味見読書は来年も続けてほしいという意見があって嬉しかったです。
先生方も絵本をエントリーするなど、協力してくださいました。ありがたいです。


図書館で人気なのは、「黒魔女さん」と「都会のトム&ソーヤ」。
「ルルとララ」シリーズから抜け出せない子もいます。
「サバイバル」シリーズを毎日借りに来る子がいます。
 ジャンル別にばらしたので、「ここにもあった!」と探しては喜んでます。
「ゾロリ」は新刊を入れても動かなくなりました。

教室では、しばらく、絵本賞の本を読み聞かせしていました。
日直が好きな本を選んでくるのです。

今、「スーホの白い馬」を国語で学習しています。
今回は、2年生の物語読解の仕上げを意識して、少し難しい投げかけもしています。
たとえば、「白馬はどうして狼から羊を必死に守ったのか」という問いに対し、
スーホが生まれたばかりの白馬を救い、心をこめて世話をしたから
「白馬はスーホが好きなんだ」
「スーホのために守ったのだ」
という、記述には出てこないことまで「読み取る」ことができたとき
子どもたちは、はっとした顔をしていました。
こんなふうに、記述が伏線となってあとの描写に繋がるなど
目には見えない繋がりに気づくことは、物語読解の面白さの一つだと思います。
そういう読書のやり方を意図的に教えていきます。