司書教諭日誌

福島県の公立小学校勤務。小規模校勤務ですが、司書教諭に任命されました。
日々の取り組みや学級指導を綴るブログです。

漫画パワー!

2014-05-25 19:05:19 | おでかけ
ブックフェアに出かけてきました。

好学社の方がレオ=レオニの絵本カバーでバッグ作成教室を、
あかね書房の方はトリックアート工作を作る教室を開いてくださいました。
絵本のカバーは、教室に本を入れる際に外しておいたのがけっこうあるので、
作れたらいいなあ。
トリックアート工作は、早速図書館に飾ろうと思います。
簡単にできたけれど、とっても面白い!


さて、ブックフェアでは、調べ物中心に見てきました。
改めて、K小の総合学習などのサポートができればなあと感じながら。
今回、一目ぼれする本はなかったのですが、絵本と「図書館のトリセツ」を買ってきました。
世の中への扉 図書館のトリセツ
クリエーター情報なし
講談社

講談社の、このノンフィクションシリーズはどれも気になる本ばかりです。


今年のブックフェアの印象は「マンガが熱い!」

たとえば、この本。
文明開化・富国強兵 (漫画家たちが描いた日本の歴史)
クリエーター情報なし
金の星社

金の星社の「漫画家たちが描いた日本の歴史」全6巻 
さまざまな時代を舞台にした短編漫画集です。
いわゆる学習漫画ではなく、それぞれが単発で、あるいは長い連載の一部として発表された作品です。
木原敏江の「井筒」の話やみなもと太郎の「風雲児たち」外伝など
作者の深い歴史認識に裏付けられた作品は、読みごたえがあるように思いました。
最終話には、萩尾望都の「なのはな」も収録。
通史ではないけれども、それぞれの時代の空気を描くアンソロジーとして面白い企画だと思います。

戦争漫画だけ集めたシリーズもありました。
漫画家たちの戦争 全6巻
クリエーター情報なし
金の星社



もうひとつ、ポプラ社のマンガ・イラスト入門書。
いますぐ上達!まんがとイラストの描き方(全5巻)
クリエーター情報なし
ポプラ社

こちらは、かなりマジです!
漫画を作る上のテクニックをかなり細かく、具体的に解説しています。
「三匹のこぶた」を少年漫画風・少女漫画風に描いたらどうなるかを
実際に漫画家が作品化していたりして、力の入った本だと思いました。


妄想リスト

2014-05-25 18:59:24 | 図書主任
以下は、今後やりたいことの妄想リストです。実現できたら万々歳。

☆6月の展示アイデア
・「ここの本は借りられます。貸し出しファイルはこの中に入れてください」という紙を貼った箱
・展示された本がすべて借りられる位の魅力ある展示を目指すので、本の表紙コピーを貼っておく。
・テーマは知識の本
 コピーは「知るよろこび」
 つり、お菓子つくり、日本語を知る、世界のすごい虫、etc
・ワールドカップが盛り上がってきたら、関連で何かできないか?
(前の学校なら、ワールドカップ中は日本代表のレプリカジャージで登校する子が何人かいたけれど、今はそうでもない。第一、サッカーの試合ができるほどの人数がいない)

※5月の展示は「ゲームブック」
こうして書いてみると、なんて浅知恵なのだろう、深みのないテーマなんだろう!と痛感。
焦る気持ちもありますが、順々に行きましょう。


☆棚見出しの作成
これは、ぜひ若いM君に協力を仰ぎたいところです。
彼のセンスは抜群なので。
武蔵野プレイスの棚見出しが優れものだったので、厚紙で真似できないかな?


☆火曜日の貸し出し
うちの貸し出し日は、月・金曜日のみ。
でも、月曜日は振替や繰替で休みになることが多い。
だから、月曜日が休みで、火曜日の昼休みに鼓笛などの予定がない場合は
火曜日に貸し出し日を移動する! という案を提案したい。


☆図書館NDCツアー
請求番号のラベルがほとんどないので、並べ順というのを意識することが難しい状態です。
そこで、物語だけでも「こういう順で並んでいるのか!」と知ってもらいたいので、
棚を案内して回るツアーを開いたらどうかと思いました。
まずはお客さんに店の中に入ってもらわないと話にならないですから。











遅ればせながらの図書館通信

2014-05-25 18:58:30 | 図書主任
★ランチタイムに「かこさとし」さんのミニ紹介。
先日の寄贈の中にサイン本が入っていたことを知らせ損ねたので。
かこさんご本人のことも伝えて興味をもってもらえればと思い、プロフィールを調べて(現在88歳とか、何百冊もの著書がある、今話題の「富士山大ばくはつ」という著書があるとか)話しましたが、言いながら、子どもの心をつかむ言い方に改良の余地ありと感じていました。
校長先生は図書館内の掲示を見にいらしてくれました。
数日間は図書館内の机上に展示しましたが、棚に戻しました。


★図書館通信5月号
今週、やっと5月号の図書館便りを出しました。
(5月ももう終わりだというのに!)
A4サイズの両面刷りです。
表の記事 (1)5月の展示テーマ「本で遊ぼう ゲームブック」連動、何冊か紹介。
     (2)物語・絵本の並べ方が変わりました
裏の記事 4・5月に入った新しい本の紹介(すべて寄贈ですが)
     図書リスト(exel)をコピペして情報を整え、お勧めポイントも追記。

ある担任が紙面を見て「子どもが言ってた『お話迷路』って、これかあ」と。
杉山亮さんの「用寛さん」です。
珍しい迷路なので、知らないのも無理ありません。
ちょこっとPRしておきました。


★見やすく棚整理
ちょっとした時間に、絵本棚を整理しています。
絵本棚が見づらいのは、本の大きさがあまりにもバラバラだから。
うちの絵本棚はタイトル順で分類してしまったので、背表紙を見やすくするには、本の奥行の長さによって並べてしまえばいいのだ!と気づきました。
本の高さではなく、幅によって並べていくのですが、これがとっても見やすい!
幅を揃えた棚と揃えていない棚とでは、印象ががらりと変わります。
短い時間しかとれない時にやる仕事です。


★貸し出し簿
貸し出し簿のファイルを作成。
データ整理中に延滞者を見つけたので、督促状の用紙も作成しました。
たとえ月に一回位であっても、チェックして督促状を出したいものです。
運動会が終わったら出すことにします。

WG会議と9類の整理

2014-05-17 23:47:47 | 図書主任
WG会議

 16日にWG会議が学校で開かれました。
 Working Group会議 
 双葉郡の今後の教育をどうするのかを話し合う会議だそうで、各市町村の教育長や文科省からも参加者があったそうです。

 普通、「文科省」からお役人の来校というだけでなんとなくかまえてしまいそうなものですが、うちの学校は不思議なまでに通常運転でした。
 図書館が会議の会場になるので、昼休みの貸し出しができるのか懸念していましたが、普通に貸し出しをして、普通にお掃除をして、普通に5校時をして、特設陸上の活動まで行いました。
 参加者は村の旅館にお泊りだそうです。
 遠路はるばる、お疲れ様です。



9類制覇?

 先週末、突発的に始めてしまった絵本・幼年読み物コーナーの整理。
 我ながら大事を始めてしまったという計画性のなさは心の棚にとりあえず上げておき、
 整理する時間を確保するために朝は15分早く出勤し、夕方は15分でも20分でもコツコツ進めようと決意しました。

 携帯のタイマー機能をONにして、一回15分位ずつコツコツと取り組んでいたら、なんと、学校図書館がWG会議の会場になるというではありませんか。
 しかもそれがわかったのが4日前!
 書架の上に本を積み上げた状態ではまずい! と、あとは夜8時9時までシャカリキに取り組み、水曜日には移動が完成しました。
 やればできる、のではなくて、切羽詰まればできるのですねえ。
 人生に必要なのは締切です。

 絵本はほぼタイトル順にしました。
 今まで書架にぎっしり詰め込まれ、あらゆるジャンルの本がまぜこぜになっていた絵本書架を
 こんな風に大別しました。
  ①寄贈図書
  ②③④⑤⑥ フィクション絵本 タイトル順
  ⑦ 科学・行事など フィクション以外の絵本
  ⑧低学年向け易しい読み物
 
 低書架10列をドーンと使って、低学年むけの易しい読み物コーナーにしました。
 3段あるところ、上の1段は面出し用にして、下の2段を著作者名順に。
 絵本から読み物への移行がスムーズにいけばいいなと思い、表紙でアピールする作戦です。
 早速、表紙にひかれて手にとった子がいました。作戦成功?

 高書架の方も、著作者順に全部仕分けて冊数を把握したものを元に、棚の割り振りを改善し、配架し直しました。
 棚に余裕があるので、必ず1段は空けるようにし、空きがある棚は本を面出しにして展示しました。
 これで、物語はすべて著作者順に分けられました。
 ノンフィクションは時間切れ。
 簡単な棚表示も作って貼りました。

 貸し出し日に高学年の子に「何か怖い本はありませんか」と尋ねられたので、面出し展示をしておいた芥川龍之介の絵本を紹介しました。
 私が示した本ではありませんが、表紙の絵に心ひかれたらしくて、同じシリーズの本を借りていました。
 ジャケ買いならぬ、ジャケ借り。
 表紙の力ってすごいですね。

データと予算と・・・

2014-05-11 18:45:57 | 図書主任
今週は家庭訪問や運動会準備などがあって、あまり図書館に入れなかったのですが
いくつか驚くべきことが・・・・・・


1 図書リスト データの迷宮

 4月にポプラディアやもろもろの本を寄贈していただきましたが
 5月には別な団体からまた本をどーんと頂戴しました(50冊あまり)。
 さすがに受け入れしなければなるまいと、すり合わせておいた図書リストをよく見たら・・・・

 「これ、図書台帳にはならない!!」
 
 
 なぜかといいますと、こんなふうに書いてあるんです。

 「 5445 H19.7.23  赤ずきん 3冊」

 3冊って・・・・・・
 これじゃあ台帳にはなりません。
 しかも、こんな記載がやまほどあります。
 
 そう、うちは3つの学校が合わさったため、同じ図書も複数冊あるものが多いのです。
 ちなみにイノシシの剥製も3体あります。

 どうにかしないとと、夜中まで格闘したのですが、かえってデータをごちゃごちゃにしてしまい、お手上げ状態。
 職場のサーバーに保存しておいた元データを、もう一度なんとかしようとしているところです。


2 図書予算ゼロ!

 昨年度は、図書予算として村から10万円ほどいただけたと聞いていたので
 「10万円か~厳しいなあ。では、子どもたちに喜ばれそうな本を中心に買おう」
 などと考えて、選書も絞り始めておりました。

 データの中に、村費の図書購入には「品物が届くまで90日くらいの余裕を見てほしい」という冗談のようなことが書いてあったので
 とりあえず、SLAの課題図書を注文してみて、図書注文の手順を知ろうと事務に話したら・・・・

 「今年度は、図書予算はありません」

 は?

 「去年、たくさん本を寄贈してもらったから、今年は買わなくてもいいでしょう、とのことで」

 なんですって!?

 ・・・村費ってそんなに厳しいのでしょうか?

 でも、とりあえず課題図書はどうなのかと役場に電話して聞いていただきました。
 交渉の結果、課題図書だけはOKと許可が下りました。

 えー…今年の図書予算は課題図書17000円ちょっと、だけですか?

 ど、どうやって予算を獲得すればいいのでしょう???


そのほか

 久しぶりに図書の受け入れをしました。
 丸い蔵書印を押すのも、久しぶりです。
 残念ながら、通し番号は入まだれられませんが・・・

 かこさとし先生サイン本や、香川源太郎さんの迷路絵本なども
 素敵な本を頂戴して嬉しかったり、
 「この本、もう1セット図書館にあるよな~。23冊も、どこに置こう?」
 と思う本が届いて複雑な気持ちになったり。

 ゲームブックコーナーを作ろうと苦戦したり、
 絵本・低学年向け書架の大移動を始めたら終わらなかったり。

 新米図書主任の苦戦は続いています。