司書教諭日誌

福島県の公立小学校勤務。小規模校勤務ですが、司書教諭に任命されました。
日々の取り組みや学級指導を綴るブログです。

3月30日

2007-03-30 20:36:55 | 司書教諭日誌
3月30日

離任式があり、臨時でいらしていた司書さんを見送った。
司書としての経験は全くないけれど、ご自分の得意な分野の力を生かして図書館のために活動してくださったことと、子どもたちに温かく接してくれたことが何よりすばらしかったと思う。
おつかれさまでした。

図書館関係のファイル整理などを行った。(途中)
自分の分は、研修会などの資料がごちゃごちゃな状態だ。
「これはいい実践だ、いつか参考にさせれもらおう」
と思って、袋やファイルに突っ込んでそのままに・・・
でも、そろそろいい加減になんとかしなくては。

おもしろかった本

2007-03-29 19:56:45 | 読書録
「特別支援教育を創る!~子どもを見つめる確かなまなざしと暮らし支援~」
青山新吾著、明治図書

特別支援教育について関心があったので買ってみたのですが、
仕事の合間に3日で、あっという間に読みました。
おもしろいです!

ふだんから思っていたこと、感じていたことをはっきりわかりやすく言葉にしていただいたように感じられました。
たとえば、特別支援教育というのは、ある特定の子を
「君はADHDという病気だから個別支援が必要なんだ」
と、特別な教育を押し付けるのではないということです。
わかりやすくするため、極端な表現をしてすみません。

「学級経営も授業作りも『特別支援教育』になり得る」と、この本にも書いてあるように、これはどちらかというと、軽度発達障害をもつ子の担任むけに書かれた本のようです。

文科省の調査では、特別支援を要すると思われる児童は6.3パーセントいるという数字が出たそうですが、これは30人学級だったら一クラスに2人はそういう子がいる計算になります。

そのような子に対して、発達障害について何の知識もなく
「なんであなたはこうなの!?」
と怒ったり、逆に中途半端な教科書の知識だけで
「おたくのお子さん、発達障害じゃないですか?」
などと言って保護者との関係を悪くしては大変です。

もっと広く広~く考えると、情報を認知する力には個人差があって、
目で記憶するのが得意な人もいれば、耳で聞く力がすぐれている人もいますから
「この子はこういう認知のしかたをしているのだな」
「この子は話を聞いて理解するのは不得意なんだな。
 じゃあ、どういう指示をすればいいかな」
という子ども理解の視点ができます。
クラス全員をそういう目で見て、足りないところを補ったり
工夫して伝えたりするようにできれば、
たとえ軽度発達障害のある子が在籍していても、
少しは楽にすごせるかもしれないな・・・などと思いました。

通常学級の担任におすすめです。





3月28日

2007-03-28 21:19:46 | 司書教諭日誌
3月28日

教室移動と職員室整理で、いろいろな物を
「これ図書室にいる?」
と聞かれたので、いただけるものは何でもありがたく頂戴した。
お話のCDはともかく、布やこいのぼり(!)まで。
資料ではないけれど、ディスプレイには使えそうだと考えて……司書さん、すみません、ガラクタ増やして……

対高学年児童読書推進案

2007-03-27 21:24:17 | 司書教諭日誌
今年度の読書ビンゴのことで、たくさんの完読賞が出た3年生の担任からは「いい取り組みだった」とお褒めの言葉をいただいた。
ビンゴ形式の推せん図書リストは、2~3年生には合っていた方法だったと思う。
しかし、4年生は途中で挫折した子が多く、5・6年生ははじめのうちしか反応がなかった。
読書推進の一つの方法は、小学校の全部の学年に有効ではないということがよくわかった。
となれば、逆に、高学年に対してのみ有効な方法というのもあるはずではないか?
忙しくて時間が無く、他のいろいろなことに興味が広がっている高学年を「読書」に引きつける方法は?
ちょっと考えてみた。

その1 ブックトークをする 
紹介した本を期間限定でそのクラスに貸し出すorブックリストを配付

その2 本を使った知的クイズを出す (本で調べればわかる問題)

その3 ブックバトン 
自分がおもしろいと思って選んだ本を、だれか3人に読んでもらう。親や兄弟も可。
相手が確かに読んだという反応が返ってくると嬉しいし、本を勧めたり勧められたりといった交流のきっかけになるといいのだが……。本を選ぶ方もちゃんと選ぼうと思うのでは。
感想を書く用紙を準備して、本といっしょに渡す。「●●君の選んだ本は、ここがおもしろかったよ。」「○○さんの選んだ本は、主人公が・・・だね!」
宿題にしてはどうか? 期間は長くして、1学期の間とか。
宿題にすることのメリットは、どの子も読まなくてはという気持ちにさせられること。
先生がルールや注意事項を説明する。「友だちが『これ読んでくれないか』と言ったら、どうしても無理だったら仕方がないけど、なるべく快く引き受けて協力してあげよう。自分の好みの本でなくても、読書の幅を広げるために読んでみるのもいい経験だよ。逆に、相手に無理に押しつけてはいけません。長い本を読むのは時間がかかるから、あせらなくてもいい。ただし、期間内に読めそうにないときは無理せず、それを相手に伝えよう」など。
家庭にある本でもいい。本を選ぶ1~2週間前に予告しておいて本を準備させる。
低学年だと、国語などの授業中にできそう。

その4 期間限定(3日間~1週間)クラス対抗・読んだページ数競争 ←上級向け 

その5 ゲーム 
好きな本の書名・著作者名をカードに書いて、好きな友だちとジャンケンをする。勝ったらカードを相手に渡す。その際、その本をお薦めする理由も一言添えること。たくさん勝った人はたくさん本を勧め、たくさん負けた人はたくさんカードをもらう。

その6 高学年の子を引きつける本を準備する。
     ライトノベル系の本なども、どんどん入れる。

この中では「1」と「3」がいいかもしれない。
「3」は、ネットで流行の○○バトンから連想してアイデアを立てたら、どんどん広がってしまった。


3月27日

2007-03-27 21:21:59 | 司書教諭日誌
3月27日

年度末で、それぞれの教室を片付ける時期になった。
きのう、職員室と学校図書館に「不要になった資料を入れて下さい」と書いた箱を置かせてもらった。
以前の職員会議のときに資料収集の件は伝えたが、箱があった方がアピールになるし、気軽に入れてもらえるかもしれないと思い、準備してみた。
すると、きょう早速5年生から国語の授業で作成した発表原稿などをいただくことができた。
子どもたちががんばって作っただけあって、なかなかいい出来である。ありがたい!

来年度、こうしてみてはどうかな。
教科書の目次をコピーしたものにぐりっと○をつけ、「児童が作成した新聞の見本あり!」とメモ書きしたものを、担当学年の先生に配付。
ついでに「(この単元は)本はないけどファイル資料あり」「ゴミ関係の本5の棚」なんて書いたり・・・無理か、今からでは・・・