司書教諭日誌

福島県の公立小学校勤務。小規模校勤務ですが、司書教諭に任命されました。
日々の取り組みや学級指導を綴るブログです。

6月30日

2008-06-30 20:44:52 | 司書教諭日誌
6月30日

教科書展示会に行ってきた。
23年度から新指導要領での授業がスタートするため、21・22年度は移行期間として、教科書は変わらず、追加事項などは冊子の形で配られるのではないかという話。

国語の教科書は、うちの県では光村と東京書籍の採用が多い。
光村の物語教材はいいものが揃っていると思う。
大阪書籍は、実用文の書き方(メールやファックスなど)が実践的でいいと思う。
図書館的には、東京書籍がすごく充実している。
各学年ごとに35冊の読書リストが写真と解説付きで載っていて、巻末には二つ折で図書館利用の資料がついている。
東書も捨てがたいなあと思った。正直なところ。

大会

2008-06-29 21:13:48 | 司書教諭日誌
夏の学校図書館関係の全国大会を2つハシゴして参加し、前後に遠方の友人と会ったり観光もちょっとしようかなどという無謀なプランを立てているところです。

某大会の方は参加要項がすべてネット上にしかないので、pdfを開いて見るのが大変でした。結局印刷して見比べました。
前回の大会が2年前でしたので、この間に変わったなと思ったのは、特別支援への対応を考える講座が増えたということでした。
司書教諭制度が正式にスタートして5年もたつと、司書教諭がどういう職種なのか、大まかな姿(概念)が共有できるようになってきたと思います。
でも、教育の内容も世の中も少しずつ変化してきているので、今までにこんなことをしてきたと振り返るばかりじゃなく、次のステップを考えないといけない時期にきているのかもしれないと思います。(本能的にそう思っているだけですけれど)

今の職場で仕事をしていて、「ワークライフバランス」は大事だなと実感するようになりました。
ですから、図書館の仕事も無理はしません。
全国大会ですごい実践発表を見ても、「頑張れば自校に取り入れられるかも」なんて高望みはしません(笑)。
自分にない能力は使えませんから。
無理なく、自分の能力と現状に合ったシステムを運営しつづけることが「仕事」なんだと思います。

ただ、何か次の目標になるものがつかめたらいいなと期待しています。
去年の夏はさぼったので、今年こそは・・・!

6月28日

2008-06-28 21:50:21 | 司書教諭日誌
6月28日

土曜参観日で、授業のあと懇談会、PTAスポーツ大会というスケジュール。
懇談会のとき、ある保護者から「本を読ませたいと思うが、読む暇がない」という悩みをきいた。
まだ2年生だが、遊びと習い事と宿題をこなしつつ読書の時間をとるというのは、なかなか難しそうだ。
どうしても、読書の優先順位はあとになってしまうだろう。
その子は読み聞かせが大好きで、読書タイムには喜んで読書している子なので、読書がきらいというわけではないと思う。
「子どもが本当に読みたいと思ったら、時間がなくても読みます。子どもが自分から読みたいと思うような本を紹介したり、いろいろな働きかけをしていきたいと思っています」というような回答をしたが、我ながら歯切れが悪い。
もっと、すかっとした、いい回答ができればよかったのだが・・・

子どもにとって、友だちと遊ぶことはいちばん大事なことだと思う。
ある意味、勉強することよりも大事かもしれない。
学習の中で、書かれた文字を読んで頭の中で具象化し、理解するという頭の中のプロセスを作ることは大事だ。
それは自由読書だけでは培われないかもしれないけれど、読書を通じて強化されるものではないだろうか。しかも、楽しく。

マンガは、放っておいても子どもは読む。
でも、マンガだけではだめだ。
「本を読む」ことのおもしろさを、体感させることができたらいいのだが・・・

6月27日

2008-06-27 22:16:33 | 司書教諭日誌
6月27日
今日の図書委員イベントは「辞書引きクイズ大会」。
低学年中心のおりがみなどとは異なり、3年生以上の参加者が20名ほど集まった。
穴埋めや送り仮名クイズなど、6年生がいい問題を作ってくれた。
一度ではわからなくても、辞書を引きなおして100点をとり、商品をもらって喜んで帰っていった。
はじめてのイベントだったが、とてもいい内容だったと思う。

読書週間中は、貸し出し冊数もけっこう伸びた。
先週よりは、一日あたり平均50冊増。
やはり働きかけは大事だと思った。

6月26日

2008-06-26 23:05:00 | 司書教諭日誌
6月26日

読書週間4日目
今日の図書委員イベントは「あやとり」。6年生が前の時間の体育で遅れたため、5年生の子がひとりで頑張っていたのをちょっと手伝った。
毛糸を輪にしたものを配ったところ、教室に帰ってからも遊んでいる姿を見かけた。
子どもどうしであやとりの技を教えあっている姿がほほえましい。

推薦図書のあっせんについて作成したプリントを教頭先生に見ていただいた。
昨年度と同じ文面なのですぐに了承していただけるかと思ったが、「図書の紹介だけではだめか?」とのご指摘。
要するに、学校で行う集金は極力減らしたいというお考えらしい。
たしかに、集金に伴うトラブルや手間を減らすのは道理である。
課題図書や「夏休みの推薦図書」だけなら書名を紹介するだけでもいいが、○○文庫は教材社の扱いなので一般書店では買えない。
○○文庫の感想文を夏休みコンクールのひとつに入れていることも考慮したのだが、お金がからむとなると、来年からは考え直したほうがいいのかもしれない。
検討事項だ。