blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

見沼代用水は開削以来、冬は落水していた

2009-12-07 | 龍神伝心
見沼代用水は17282月に完成。3月より水利が始まる。
見沼代用水は開削以来、冬は落水して水が来ない。
それでも降るように蛍が舞、ウナギがうようよといたのだ。
以下は「見沼学」2号 「鼎談 暮らしと仕事が作った情景」より抜粋
□心に刻んだ原風景
厚澤: 瓶ドウギは、藁かなんかを挿して、
魚が入っちゃって出られなくなっちゃうの。
この辺の雑魚が一杯入るんですよ。

清水: いーっぱい。
厚澤: 雑魚って言ったって、
今いるクチボソじゃないんですよ。
アカシラタ
?とか言って綺麗な魚ね。
清水: オケバリ(=置き針)ってんでね、
夕方ミミズ捕ってね。
夜置いて、そうして朝上げに行くわけ。
でかいナマズが沢山かかってるんだよ。

ウナギもだ。
ウナギなんかグニャグニャいっぱい獲れてね、
おっかなかったよ、俺。
厚澤: 加田屋川の下は、今みたいにヘドロじゃなかったんだ。
川底は粘土質でツルツルしていて、長い藻がいっぱい生えていて、魚もいっぱいいた。
川底に穴があいて、ここにはウナギが

いっぱいいたの。そいで手でウナギを排出した。うまい人は手づかみでウナギを獲った。
清水: で、藻刈り?ってのをやったんですよ。こういうナギナタでもってね。シャーって。
それ危なくて足なんか切ったことあるんだよ。


?藻刈り

用水端や川底に生える藻をナギナタで刈り取る作業。
コンクリート護岸化される前の見沼代用水では、土手の草刈りとともに、
ムラが総出で行う共同作業であった。
代用水の流れが止まる晩秋に行われ、水利組合が各自治体に作業を割り振った。

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