1988年7月、
全国農業協同組合中央会が恒例行事だった米価大会を返上して
開催した「いのちの祭り」シンポジウム
以下の講義で使ったレジュメは、その「いのちの祭り」シンポジウム企画書リードの部分だ。
1987年7月12日午前8時23分47秒。
太陽系第3惑星“地球”の人口は50億人を突破した。
そして、100年後は、100億人にも達するといわれている。
その時、我々の地球、そして太平洋上に緑にかがやく島国・日本はどのようになっているのか。
かつて木々は緑深く生い茂り、野には五穀が豊かなみのりを結んだ。
そこには水があり土があり風があった。…風、アジアの風。アジアの風はいのちを運びはぐくんだ。
そして、いま、ケガレゆく地球、崩壊する農業。…風、アジアの風。
アジアの風はいのちを運びはぐくんだ。遠く古代よりつづくいのちのいとなみ。
そして、ケガレゆく地球、崩壊する農業。
いのちとは、文字通り“生命”。いきとし生けるもの。
そしてそれをはぐくむ水、大地、自然、すなわち いのちの体系。
物質としての商品ではなく、いのちの回路としての食べ物。
そして食べ物・いのちによって生きていく人間。
人類を物体として疎外し、
地球を生産過程上の消費素材としてしか見ることのできない近代合理主義と行きすぎた工業化の対極をなすもの。
農業とは本来、いのちをはぐくむ類的行為のことである。
そして今、生死の結節点にある地球とその生態系、そして日本の農業。
『工業の理想は、人間的要素もふくめて生きている要素を排除し、生産過程を機械の上にのせることである。』
鉱物資源は枯渇する。「文明の消長は自然現象や誤った土地利用の結果生じた自然破壊に起因するものが少なくない。
工業は、
自然を人工の限りをつくして変形し、加工し、廃棄させるべき対象として存在した。
科学技術の開花に興奮の中で、近代人は自然を奪い去る、
生産システムと人間を骨抜きにする社会形態を作り出した。
blog 福祉農園通信・龍神伝心
全国農業協同組合中央会が恒例行事だった米価大会を返上して
開催した「いのちの祭り」シンポジウム
以下の講義で使ったレジュメは、その「いのちの祭り」シンポジウム企画書リードの部分だ。
1987年7月12日午前8時23分47秒。
太陽系第3惑星“地球”の人口は50億人を突破した。
そして、100年後は、100億人にも達するといわれている。
その時、我々の地球、そして太平洋上に緑にかがやく島国・日本はどのようになっているのか。
かつて木々は緑深く生い茂り、野には五穀が豊かなみのりを結んだ。
そこには水があり土があり風があった。…風、アジアの風。アジアの風はいのちを運びはぐくんだ。
そして、いま、ケガレゆく地球、崩壊する農業。…風、アジアの風。
アジアの風はいのちを運びはぐくんだ。遠く古代よりつづくいのちのいとなみ。
そして、ケガレゆく地球、崩壊する農業。
いのちとは、文字通り“生命”。いきとし生けるもの。
そしてそれをはぐくむ水、大地、自然、すなわち いのちの体系。
物質としての商品ではなく、いのちの回路としての食べ物。
そして食べ物・いのちによって生きていく人間。
人類を物体として疎外し、
地球を生産過程上の消費素材としてしか見ることのできない近代合理主義と行きすぎた工業化の対極をなすもの。
農業とは本来、いのちをはぐくむ類的行為のことである。
そして今、生死の結節点にある地球とその生態系、そして日本の農業。
『工業の理想は、人間的要素もふくめて生きている要素を排除し、生産過程を機械の上にのせることである。』
鉱物資源は枯渇する。「文明の消長は自然現象や誤った土地利用の結果生じた自然破壊に起因するものが少なくない。
工業は、
自然を人工の限りをつくして変形し、加工し、廃棄させるべき対象として存在した。
科学技術の開花に興奮の中で、近代人は自然を奪い去る、
生産システムと人間を骨抜きにする社会形態を作り出した。
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