「ミッドナイトレジスタンス」は,1990年にデータイーストから発売されたアーケード用アクションシューティングゲーム。コナミの「魂斗羅」タイプのゲームですが,射撃方向の制御にループレバーを採用しているところが特徴です。銃器を構えた上半身だけぐるぐると回るモーションが少々不気味ではありますが,製作がデコなので仕方ない(笑)かなと。付属のマニュアルには「激しく攻撃を仕掛けてくる敵の軍団に,武器のパワーアップを図りながら進撃を試みる『破壊的戦闘(パワーアップウォー)ゲーム』」だと書かれています。この時点ですでにテンションがおかしいですが,武器のパワーアップは確かに派手で強力。非常にデコらしい「若干無理のあるステージ展開」に押し負けないよう,火力で押し切るタイプのゲームになっています。メガドライブ版は,1991年3月に同じくデータイーストから発売になりました。
狂気の天才科学者「キング・クリムゾン」にさらわれた父・円博士と家族たちを救うため,主人公の円 大地(息子)がクリムゾン軍団と戦います。メガドライブ版はループレバーがないため操作系がかなりオリジナルになっています。方向ボタンで主人公の移動,Aボタンで攻撃,Cボタンでジャンプ。これらは共通の操作ですが,Bボタンの使い方が2通り用意されていて,ひとつめ(Aタイプ)が「攻撃方向の指定は方向ボタンで行い,Bボタンを押している間,攻撃方向が固定される」というもの。ふたつめ(Bタイプ)が「Bボタンを押している間,攻撃方向が時計回り(または反時計回り)に変化する」というものです。後者はループレバーを模擬したものかと思いますが,咄嗟の対応が難しいので,個人的には前者を選択するのをお薦めします。ボタンの割り当ては変更できないので慣れるしかありません。
もうひとつ特徴的なのがパワーアップシステム。敵を倒すと「鍵」を落とすことがあるので,これを拾い集め,ステージ間に登場する「武器庫」にて鍵と交換でパワーアップアイテムを取得します。パワーアップアイテムは,大きく「機銃」と「バックパック」,「その他」に分類されていて,「機銃」については,FULL AUTO,3-WAY,FIRE,SHOT-GUNの4種類から選択します。これらはメインショットのパワーアップとなりますが,基本的に弾数制限があります。「バックパック」は,NITRO(炸裂弾),SHOWER(?),H.M(ホーミングミサイル)の3種類。サブウェポンで前述の機銃と同時に持つ事が可能。メインショットを撃つ際,方向ボタン「上」を押すと発射されます。弾数制限ありです。「その他」には,BULLET(弾丸補充),S.CHARGER(機銃パワーアップ),BARRIER(バリアー)の3つがあります。鍵の最大ストック数は「6個」なので,パワーアップの計画が重要になります。
実はこのゲーム。メガドライブのアクションゲームの中でも屈指の名作だったりします。ゲーム内容こそ「原作」を超えるものではありませんが,メガドライブで普通に遊べるようにしっかりモディファイされている点が素晴らしい。もうひとつ特筆すべきは音楽。当時,あまりに音が良すぎるため「特殊音源が入っている」という噂がたったくらい完成度が高かったのです。自分も噂を信じていた一人です(笑)。実際には特殊音源は入っておらず,高性能のFM音源ドライバによるパフォーマンスだったとのこと。ちなみに,音楽製作には「崎元仁」氏が携わっていたようです。
いや~・・・アーケード版は一度もプレイした事がないんですが,やってみると面白いですね。
決して簡単なゲームではないので,難易度イージーでも「夕日」のシーンまでしか到達できていません。
とりあえずエンディングまではプレイしてみようと思っています。
ラストの「鍵ネタ」の酷さは抜群ですよね。(`・ω・´)
自分なら妹2人で決定です(笑)。
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