「エアロブラスターズ」は,1990年に発売されたアーケード用横スクロールシューティングゲーム「エアバスター」の家庭用機種への移植版になります。製作は金子製作所(KANEKO)。メガドライブ版は1991年1月に発売されました。非常にスタンダードな横スクロールシューティングで,アーケード版では1ボタンで「ノーマルショット」と「バスターフラッシュ(ボンバー的なもの)」を撃ち分ける特徴的な操作系でしたが,移植版においてはバスターフラッシュが他のボタンに割り当てられています。攻撃にはメインショットと7種類のサブウェポンを使用。メインショットはゲーム中に登場するパワーアップアイテムで9段階に強化可能。サブウェポンも同様に,ゲーム中に登場するアイテムにより選択・切替えができます。注意点は,メインショットをパワーアップすると攻撃力増加の代償で連射速度が低下すること。後半は敵も固くなるので,弾切れ防止を選ぶか,パワーをとるか,非常に難しいところです。
アーケード版が登場した時は,ゲーム内容云々よりも,アニメのように派手な「爆発音」が注目されていたように思います。当時はサンプリングを駆使したゲームがまだ少なかったので,めちゃめちゃリアルな音に聴こえましたね。メガドライブ版についてはこのあたりは全く再現されていないのでそのつもりで(笑)。当時,仲間内では結構流行っていたゲームで,自分も何回かプレイしましたが,以前から書いているように横シューは大の苦手・・・。すぐに諦めてしまった記憶があります。なので,移植版をプレイするのも今回が初めてです。本来であれば購入する予定がなかったゲームですが,久々に中古屋さん行脚をしていたら,かなり綺麗な中古品に遭遇。最近,中古価格が上がり気味のゲームなので,とりあえず購入してきた感じですね。
あらためてプレイしてみると・・・こんなにストレスの溜まるゲームだったかなあ・・・とか思っちゃいます。ザコ敵の出現パターンは少々唐突で,弾をバラバラとばら撒いていくだけの印象。ランク設定をイージーにしていても移動パターンを把握していないと簡単に殺される感じですね。理不尽に難しいという訳ではないのですが,なんだか「思うようにいかない」気がしちゃってストレスが溜まるゲーム,といったところでしょうか。特に2面の高速ステージがひどい。きっちりコースを覚えていないとクリアできないのは仕方ないとしても,こんなステージをなんで序盤に仕込むんですかね(笑)。よっぽど横シューが好きじゃなけりゃ挫折しちゃいますよ。
ゲーム自体の出来は全然良いので,こういうゲームが得意な人は普通に遊べちゃうと思います。
自分は・・・きっと何回プレイしても好きになれないゲームです。(≧∇≦)
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