MC68000 Maniacs!
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「ヴェリテックス」は,1991年4月に株式会社アスミックから発売されたメガドライブ用縦スクロールシューティングゲーム。地球の殖民惑星として整備してきた「惑星シラクサ」で謎の反乱が勃発。事態の真相を確かめるべく,最新鋭探査戦闘機「ヴェリテックス」が緊急発進する・・・。という単純かつありがちな物語を描いたゲームです。多重スクロール処理を駆使した空間表現を用いるなど背景グラフィックは高いレベルで完成しており,敵キャラクターのデザインについても総じて高レベル。ビジュアル的にはかなり頑張っていると思うのですが,縦シューとしての完成度は決して高いとは言えず,あまりユーザーに支持されなかった不遇のゲームであります。

操作系は,方向ボタンで自機の移動,Aボタンでショット,Bボタンでボム,Cボタンで自機の移動速度変更,という非常に単純なもの。ゲーム中に出現する3種類のショットアイテムとホーミングミサイル,ボム,シールドのオプションアイテムにて自機をパワーアップしながらゲームを進めます。コンティニュー回数に制限はありませんが,自機が破壊された際は,その場で自機が復活するのではなく,一定エリアを戻されて復活する方式がとられているため,リカバリーが非常に困難となる場合があります。もちろんパワーアップは全て失います。加えて言えば,オプション設定がなく,ボタン配置や難易度の変更は一切できません(!)。せめて難易度変更くらいは欲しかった気がしますね。

いろいろと厳しいゲームですが,やってみるとそれなりに面白いです(笑)。
でも,ボスの攻撃がやたらと「初見殺し」なのがちょっと嫌。

あまりパッとしないゲームですが,サウンド面はかなり秀逸。コンポーザーはなんと崎本仁氏と岩田匡治氏の「REVOLTER」コンビであります。楽曲の出来ももちろんですが,FM音源での音作り具合が非常に素晴らしいです。「REVOLTER」では音源ドライバの開発まで崎本氏がやっていたとの事ですが,「ヴェリテックス」のドライバもなかなか良い音を出してます。はたして開発には関わっていたんでしょうかね??それにしても・・・このゲームにサウンドテストモードがないのはちょっと理解できません。せっかく優れたコンポーザーが参加してるのにねぇ・・・。

裏技を検索してみましたが,自機増加とシールド復活技だけでした。
ちなみにやり方は以下のとおり。

【残機増加】
ゲーム中にA+B+Cを押しながらポーズをかけ,下を押しながらポーズ解除。
【シールド復活】
ゲーム中にシールドがない状態でA+B+Cを押しながらポーズをかけ,右を押しながらポーズ解除。


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