「RUNARK(ルナーク)」は,1990年にタイトーから発売されたアーケード用ベルトスクロールアクションゲーム。近年急速に規模を拡大した密猟組織「ベルサー動物保護法人」の殲滅を画策したWAPS(世界動物愛護機構)は,幾度となく失敗するスパイ潜入作戦に業を煮やし,4人の「イリーガルエージェント(非合法代理処理員)」の派遣を決定した。破壊工作黙認のサインを受けた特派員であるが,みな動物への愛情は人一倍強い男達である・・・というストーリーのもと,密猟組織を殲滅しつつ囚われた動物たちを助けていくのが目的のゲームです。非常にスタンダードなベルトスクロールアクションゲームで,「動物保護」がテーマである事が唯一特殊な点です。メガドライブ版は1991年11月にタイトーから発売になりました。
主人公キャラは,体力,攻撃力,ジャンプ力が異なる4人から選択します。基本操作は攻撃(Aボタン)とジャンプ(Bボタン)のみ。Cボタンでキャラ毎の特殊技が出せますが,体力ゲージを若干消費します。道中では様々な武器が手に入るため,それらを活用した攻略が可能です。ナイフや剣といったものから,手榴弾,マシンガン,ロケットランチャーといった重火器まで用意されています。木箱や樽,岩など持ち上げる事が可能なオブジェクトはすべて攻撃に用いる事ができます。なお,木箱や樽を破壊する事で体力回復アイテム(りんご)等が出現する場合もあります。あとは・・・ひたすら敵を倒しまくりつつ,ステージを進めるだけの単純明快なゲーム内容。この頃のタイトーは,時折えらく「B級臭い」ゲームを出す事がありましたが,本作はまさに「それ」だと思います。自分は結構好きなゲームですし面白くなくはないですが・・・凄くもないです(笑)。
メガドラ版はグラフィックレベルも低くてゲーム内容も若干チープになっている感がありますが,プレイしてみると結構面白く遊べます。攻略のポイントは2つ。1つめは「ジャンプキック」です。敵に向かってBボタンでジャンプして,敵の頭上でAボタンを押すと「かかと落とし」ぎみな蹴りを繰り出します。これが結構強力なので基本技はこれ1本でOK。ヘタに殴り合うと体力ゲージが減るだけです。スペシャル技も不要です。2つめは「鞭を拾う」ことです。道中で手に入る「鞭」は前後の敵を攻撃できる強力な武器なので必ず拾いましょう。鞭とジャンプキックの併用で攻略がかなり楽になるハズです。ダメージを受けた直後に数秒の「無敵時間」があるので,敵の行動パターンを覚えていなくても力押しで結構進めると思います。メガドライブのアクションゲームとしては難易度がかなり低め。コンティニューを使えば誰でもクリアできそうな感じです。
戦車を破壊する象をどうやって捕まえたのか,密猟組織の人に聞いてみたいです。
動物保護のためには,密猟組織の人間を殺しても良い・・・ってのも凄い設定ですよね(笑)。
さすがタイトーのB級ゲーム。(≧∇≦)
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