MC68000 Maniacs!
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「ロード・ラッシュ」は,1992年にエレクトロニック・アーツ・ビクター株式会社から発売された擬似3Dタイプのレースゲーム。もともと洋ゲー(GENESIS用)だったものを日本向けにローカライズしたタイトルです。いかにもアメリカっぽい大地を疾走する「公道バイクレース」ゲームで,やたら人相の悪い(笑)14人のライバル達と「殴り合い」のバトルを繰り広げながらゴールを目指します。ハンドル(方向ボタン)とアクセル(Bボタン)+ブレーキ(Aボタン)のみの簡単操作でバイクをコントロール。レースで勝って賞金を稼いで,新しいバイクを買ってパワーアップして,レベルが高いレースで買って賞金を稼いで・・・という非常に単純明快なゲームシステムです。特殊なのは「殴り合い」の操作ぐらいですが,ライバルへの攻撃はCボタンを押すだけ。攻撃方向は直前に方向ボタンの左右どちらを押したかで決定します。この他,Cボタン+方向ボタン上で「裏拳」,Cボタン+方向ボタン下で「バックキック」を繰り出す事が可能です。

日本語版とはいえ「洋ゲー」なので敬遠した人も多かったと思いますが,当時のレースゲームとしては出来の良い部類に入ると思います。個人的には「OUTRUN2019」とともにレースゲーの上位にランクされる良ゲーであります。全体的な完成度としては「OUTRUN2019」にかなうものではありませんが,コースのアップダウン表現がとにかく凄い。これほど上下に動きまくるレースゲームはメガドライブではかなり珍しい存在です。かなり遠くのライバルも視認できるようになっていたり,背景がちゃんと多重スクロールしていたりと,演出面ではかなり頑張っています。

売りであるはずの「殴り合い」の要素が若干弱く,ライバルへの攻撃をしなくてもレースには勝ててしまうのが,少々残念ではありますね。後ろから抜き返してくるライバルを裏拳やバックキックで撃退する事ができるのが唯一の「効力」でしょうか。レースゲームとしてはなかなか楽しい作りになっていて,ランダムに登場する「対向車」や,コース途中に登場する「交差点」の存在が,良いスパイスになっています。非常に特徴的なのはクラッシュ後の対応。対向車や路肩の看板などに激突すると転倒してしまい,ライダーがバイクから放り出されてしまうのですが,バイクに戻ろうとするライダーを「操作可能」なので,そのまま「走って」ゴールする事も可能です。まあ・・・素直にバイクに戻った方が良いんですけどね(笑)。

ちなみに,サウンド面はめちゃめちゃ弱いです。殴り合いのSEやクラッシュ音はしますが,エンジン音は一切しません(笑)。BGMもハードロック調の楽曲ばかりなので好き嫌いは分かれるところです。「PACIFIC COAST」ステージのBGMがゲームの雰囲気に一番合っている感じがします。ベースラインとキーボードのリフがえらくカッコイイです。サウンドテストが無いのが非常に残念です。

バイクの名称が「バンザイ」やら「カミカゼ」になっていて笑います。
特攻するぞこのやろう。(≧∇≦)


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