MC68000 Maniacs!
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PC-6001mkII というマシンは,非常に貧弱なスペックであるにもかかわらず,他の 8bitマシンと比較しても引けをとらないほど多くのゲームソフトが発売されていたマシンです。特に電波新聞社の存在は大きく,ナムコ社の 80'sゲームを中心とした移植作品はマシンスペックを超えた完成度を誇っていました。

電波新聞社の代表的な移植作品といえばやはり「XEVIOUS」でしょう。当時の国内8bitマシンほとんどにリリースされた巨匠ナムコの名作です。おそらく最近の若者であっても名前くらいは知っているのではないでしょうか。(X1を筆頭に,PC80,PC98,FM7,MZ2500などに移植。PC88版も存在するが販売は ENIX。ユーザー独自開発の MZ-700版も存在する)

その後,任天堂のファミコンにも移植され,幅広い層に認知される事となった「XEVIOUS」ですが,国内8bitパソコンへの移植第1号は,なんと,PC-6001用だったんです。(≧∇≦)

 ※PC88用「アルフォス」は除く。いや別物なんですが一応・・・

TINY XEVIOUS」と名付けられたそれは,4色の粗雑なグラフィックで表現され,キャラクタ,マップ,音楽,アルゴリズム,どれを取っても「オリジナルとは程遠い」移植作品としてはあまりに精度の低いものでした。しかしこの当時,パソコン用の XEVIOUSが,しかも PC-6001向けに発売されようとは誰も思っていなかったと思いますし,むしろ,PC-6001というハードを駆使して「似たもの」を造った行為自体は賞賛に値すると言えるでしょう。

その後,TINY XEVIOUSは進化を遂げ,僅か半年後に「TINY XEVIOUS mkII」として再度リリースされる事になります。今度はプラットフォームを PC-6001mkII に移し,完璧とはいかないまでも,限界までオリジナルのそれを模擬してみせた努力は並大抵のものではないでしょう。全16エリアはほぼ忠実に再現され,敵キャラクタの動きもかなりオリジナルに近くなっています。アンドアジェネシスの出現も忠実であり,ファミコンのように「停止」したりしない所は凄いです。

ここまでやっても「TINY」は厳しすぎると思うなぁ。ENIX製の PC88版なんか,キャラクタは真っ白,海は真っ黒なのに「TINY」じゃなかったし・・・。やっぱ表示色が 4色限定ってのがマズイってことなんですかね(笑)。

たしかに,X1版が追っかけで発売された時は愕然としましたけど。


コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
電波新聞社 (サム)
2004-08-02 17:21:01
あの頃の電波新聞社の移植はいろんな意味でクオリティが高いものが多かったですよね。

マッピー然り、ドルアーガ然り・・・

そして何よりすごいのは、ゲームの雰囲気を損なわずに移植をするテクニック。

これが後のX68のアフターバーナーなどにつながるんでしょうね。
 
 
 
Unknown (よしおみ)
2004-08-05 11:15:04
エミュレータ環境に持っていこうと思いつつ5年くらいたってしまった...



Proモードだと敵弾が自機が画面中央に対して左右どちらにいるかだけ見ていて斜め45度位に飛んでくるので余計に難しかった気がします。



なぜかパックマンとか出ます。

タイトルで流れる音が好きでした。

 
 
 
Unknown (funnyplace)
2004-08-08 01:19:27
松島氏の作品はどれも完成度高かったですよね。



X68000のアフターバーナーも彼の作品だったと思います(間違ってたら失礼)。



個人的には P6版のスペハリが最高ですね。

 
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