漢字Talk6.0.7 は,基本的にシングルタスクの OSであります。シングルタスク環境においては,何らかのアプリケーションが稼動中であっても 同時に起動することのできる小規模のアプリケーション「DA(デスクアクセサリ)」が非常に役立つ存在であり,実用的なツール群から,ゲームソフト,ジョークソフトに至るまで様々な種類が存在します。
自分も DAを集めまくっていたクチで,テトリス,ブロック崩し,麻雀などのゲーム類や,ファイラー,テキストエディタ,ペイントツールなどのユーティリティ類などを所持していました。(現在でも ClassicII(2号機)にインストールされたままです(笑))
ちなみにこの DAというアプリケーション。厄介なことに インストールすると「システムファイル」本体に直接組み込まれ,システムファイルのサイズを肥大化させてしまうのです。メモリの少ない環境においては,調子に乗ってインストールしまくると OSの起動が遅くなるばかりか メモリ自体も圧迫しかねません。そういう懸念からか DAのインストールは 最大で15個という制限も存在するのです。(フォントについても DAと同様であり インストールの際 システムファイル本体に直接組み込まれる事になります。)
こういった問題点を解決するため,自分は「SUITCASE」というソフトウェアを使用しています。現在も同名のソフトウェアは健在ですが,自分が使用しているのは Version 2.1.1 なので随分と古いものです。SUITCASEは,DAや フォントを システムファイルの外側で管理し,必要なものをダイナミックに組み込んでくれるため,システムファイルの肥大化を招くことがありません。15個以上の DAをハンドリングできる点も注目すべき点です。
今となっては殆ど利用価値のないツールかもしれませんが,
OLD Macintosh と付き合っていくうえでは かなり意味のあるツールではないかと思います。
くだらない DAを山積みにする楽しさを知っている人だけ解ってくれればOKです。(≧∇≦)
漢字Talk6.0.7全盛の頃には,ユーザー必携のツールとまで言われたものだったので,
散々探し回って手に入れた記憶があります。
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