究極のコンパクトマシンと言われる Macintosh SE/30。
その所以は,030PDS(プロセッサダイレクトスロット)と呼ばれる拡張スロットの存在にあると言っても過言ではありません。その呼称のとおり,CPUカードを装着し性能向上を図れることはもちろん,ビデオカード,LANカード等の装着など,用途に応じた機能拡張が可能なのです。
まずはスタンダードに性能向上を図ろうと CPUカードの中古品をチェック。いくつかの製品群のなかから「DAYSTAR turbo040」というカードに注目することにしました。この製品は,MC68030/16MHzの SE/30を,MC68040/33MHzまで引き上げてくれます。1993年の発売当初の定価は,なんと「346,000円」もしたという強烈に高価なアクセラレータなのです。
turbo040には複数のレビジョン(Rev1~Rev5)が存在していますが,
自分が入手したものは,Rev2の製品に 128KBの増設キャッシュを搭載させたもののようです。
ROMも Version 4.01までアップグレードされていました。
いざ導入作業を開始してみると・・・
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なんと,形状の都合上,030PDSに装着できないじゃないですか!聞いてないよっ!!
焦った挙句,いろいろとネット調査。結局,SE/30に turbo040を装着するには「STRATOS TwinSpark」のような 030PDSを二股分岐させる延長カードが必要と判明した次第。皆さんも購入の際には注意して下さいね。
しかも,TwinSparkを導入したことで,1基しかない 030PDSが分岐され,同時に 2種類の拡張が可能となりました。おお。これはラッキー。というか,必要最低限の拡張と言えますな。すでに。
とりあえず無事に導入完了。(≧∇≦)
(2006/6/19修正)
【関連リンク】
・Vintage Computer LLC ・・・ DAYSTAR turbo040 の情報など
・ARTMIX ・・・ STRATOS TwinSpark の情報など
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