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21年ぶりのファミコン向け新作カセット「8ビット ミュージックパワー」をゲット。

残念ながらゲームソフトではありませんが,ちゃんとファミコンソフトっぽい「紙の箱」に入っていて,薄っぺらですが(笑)それっぽい説明書とともに,これまたファミコンソフトっぽいカートリッジが1個入っています。このカートリッジはちゃんとファミコンまたはファミコン互換機で使用する事ができ,起動すると,ファミコン音源を限界まで駆使した11曲の楽曲が次々に再生されます。本ソフトは,製作元曰く「音楽CDをパソコンやオーディオに入れて聴くように,ゲーム機本体にカセットを入れて音楽を再生させる」サウンドアルバム的なソフトなのだとか。実際にファミコン本体の音源を使って演奏させる訳ですから,いわゆるチップチューンアルバムってことですよね。たとえファミコンゲーマーだった人でも,この手の音楽に興味がなければ全く魅力を感じないソフトかもしれませんが,凄いのは楽曲の提供者。パッと見ただけで,自分と同じ世代のゲーマーなら確実に反応する人がズラリと並んでいます。

個人的に反応しちゃったのは,以下の5名。

・慶野由利子(元ナムコ,ディグダグ,フォゾン,ドラゴンバスター等の作曲者)
・国本剛章(スターソルジャー,ヘクター'87等の作曲者)
・塩田信之(サマーカーニバル'92 烈火等の作曲者)
・梶原正裕(夢幻戦士ヴァリス2,トリガーハートエグゼリカ等の作曲者)
・与猶啓至(メタルサイト,ニューラルギア,マッドストーカー等渋めのX68K作品の作曲者)

慶野由利子さんの存在が巨大すぎるなあ。提供楽曲も80年代のナムコ作品を思わせる音使いが炸裂しまくっています。これだけの面々の中で一人だけ別世界。やっぱ凄いです。各アーティストがテクニックの粋を尽くした楽曲群は,どれもファミコン音源を使いこなし過ぎていて,最初のうちはいまいち凄さを感じられないかもしれませんが,これがファミコンで生演奏されている。とあらためて考えながら聴けば,そのテクニックの凄まじさをじわじわ感じる事ができるはずです。今回の「8ビット ミュージックパワー」は,CDとかで発売されるよりも説得力のある,ファミコンの範囲を超えず,ファミコンを限界まで駆使した,素晴らしいチップチューンアルバムだと思います。お薦めです。

ちなみに・・・レトロフリークで起動しようとすると「エラー」が表示されますが,
Ver1.5アップデート済みの本体で試した限りでは,そのまま「実行」すれば,正常に起動できます。
ファイル名がちゃんと表示されませんが,インストールも普通にできました。


【関連リンク】

 ・FC/FC互換機用 8BIT MUSIC POWER ・・・ コロンバスサークルの販売ページ


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