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「運動不足になって、太った」は、本当か?

2012年10月17日 | 自然治癒力
[脳・食・健康・DIET] 講座(No.317) 
肥満の原因~ 単純性肥満(5) 


肥満の約90%は、単純性肥満です。
その主な原因論の続きは以下の通りです。

◇運動不足論

「運動不足になって、太った」という人たちです。
定年退職後、自宅でゴロゴロしている男性たち、
勤めていた会社を辞めて家にいる人たち、
会社を辞めて結婚生活に入った女性たちは、
以前の生活環境より体を動かす機会や頻度が少なくなります。
「運動不足になった」生活の背景です。

ところが、普通に生活している人が、肥満を解消するために
運動によって消費カロリー数を増やすことは不可能です。
運動によって肥満を解消する難しさです。

一万歩を分速80mで歩いても
消費カロリーは約300kcalほどです。
体重1kg減らすには約240,000歩、歩く必要があります。

「女子マラソンで42.195km走った選手の
脂肪量の減少は、約300g」との報告があります。
「運動をしてやせる」は、絵に描いた餅なのです。

運動不足による消費エネルギーの減少が問題ではありません。
運動不足になると
血中のインスリンによる血糖値降下作用が弱くなり、
脂肪合成しやすい状態になることが問題です。

さらに、運動不足によって基礎代謝量が減少します。
すなわち、運動不足による問題点は、
代謝機能の悪化によって肥満を促進させることです。

その他に「遺伝論」「熱産生機能障害論」
「脳内アミノ機構の乱れ論」
「ペプチドホルモンの乱れ論」などがあります。

以上のように「肥満」の原因は多様です。
その原因を見極めることが指導者の役割であり責任です。
世の中に氾濫している「首から下の体の体重を減らす」ための手法が
いかに危険なことであるかが、ご理解頂けたでしょうか。

間違った食べ方、食の安全を無視した食べ方は、
「ココロとカラダ」を歪め、病に苦しめられます。
その結果、健やかに逝くことができません。

あなたの現在のココロとカラダの状態は、
あなたが今までに食べてきた物の結果です。
「食べ方」は「生き方」であり、「死に方」です。


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